Ryzen 7 9850X3D徹底レビュー|RTX 5070の実機フレームレート比較

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Ryzen 7 9850X3Dは、現行X3D系の中でも最上位クラスに位置するCPUです。

とはいえ、RTX 5070と組み合わせるとなると、「そこまで高性能なCPUが本当に必要なのか?」と悩む人は多いでしょう。

そこをハッキリさせるため、以下のCPUを使ってがっつり比較しました。

AMD

  • Ryzen 7 9850X3D(今回の主役)
  • Ryzen 7 9800X3D
  • Ryzen 7 7800X3D
  • Ryzen 7 9700X
  • Ryzen 7 7700
  • Ryzen 7 5700X

インテル

  • Core Ultra 7 270K Plus
  • Core Ultra 7 265KF
  • Core Ultra 7 265F
  • Core i7-14700F

数値データと実プレイ映像の両面から、Ryzen 7 9850X3D×RTX 5070の実力を洗い出します。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!

現行・主流モデルから、当サイトで実機検証したCPU/GPUのみ選べます。

▶ CPUとGPUのバランスって何? 図でわかりやすく解説

目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている 青:劣っている

スクロールできます
9850X3D9800X3D7800X3D9700X77005700XUltra 7
270K+
Ultra 7
265KF
Ultra 7 265Fi7-14700F
世代Zen 5Zen 5Zen 4Zen 5Zen 4Zen 3200S+200S200S第14
対応ソケットAM5AM5AM5AM5AM5AM4LGA1851LGA1851LGA1851LGA1700
Pコア数8888888888
Eコア数16121212
NPU13 TOPS13 TOPS13 TOPS
ベースクロック4.7GHz4.7GHz4.2GHz3.8GHz3.8GHz3.4GHz3.7GHz3.9GHz2.4GHz2.1GHz
ブーストクロック5.6GHz5.2GHz5.0GHz5.5GHz5.3GHz4.6GHz5.5GHz5.5GHz5.3GHz5.4GHz
L3キャッシュ96MB96MB96MB32MB32MB32MB36MB30MB30MB33MB
熱設計電力120W120W120W65W65W65W125W125W65W65W
上限温度95℃95℃89℃95℃95℃95℃105℃105℃105℃100℃
発売開始年月2026/12024/112023/42024/82023/12022/42026/42024/102025/32024/1
販売開始価格94,800円86,800円71,800円70,800円53,800円42,800円59,800円75,800円71,800円61,800円
🖥 CPU 価格推移
🖥 CPU 価格推移更新: 2026-09-10
値下がり2
値上がり5
過去最安に最も近いCore Ultra 7 270K Plus¥59,800(最安比 101%)

🔍 最安値一覧

CPU本日の最安値最安ショップ6ヶ月の推移全期間最安値
Ryzen 79850X3D¥79,800▲1,446ソフマップAmazonで見る¥71,8002026-04-01
Ryzen 79800X3Dおすすめ¥72,800▲8,001ソフマップAmazonで見る¥58,5002026-04-06
Ryzen 77800X3D¥66,420▲16,620ソフマップAmazonで見る¥46,9162026-04-25
Ryzen 79700Xおすすめ¥47,321▼2,479ソフマップAmazonで見る¥35,7802026-04-07
Ryzen 77700¥39,800ソフマップAmazonで見る¥35,8002026-05-24
Ryzen 75700X¥34,800▲1,140ソフマップAmazonで見る¥18,9002025-11-29
Core Ultra 7270KPlusおすすめ¥59,800ドスパラAmazonで見る¥58,9702026-05-27
Core Ultra 7265KF¥52,800▲3,820ソフマップAmazonで見る¥41,8922026-05-22
Core Ultra 7265F¥54,980▼2,820ソフマップAmazonで見る¥47,9792025-06-06
Core i714700F¥61,980ドスパラAmazonで見る¥43,5002025-11-05
Ryzen 7 9850X3Dソフマップで見るAmazonで見る
全期間最安¥79,800
¥64,000¥72,000¥80,000¥88,000¥96,000¥104,000
2026/042026/052026/062026/072026/082026/09

Ryzen 7 9850X3Dは基本構成が9800X3Dと共通で、ブーストクロックの上限を400MHz引き上げたパワーアップモデルです。

Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/7800X3Dといった「X3D」が付くモデルは、巨大なキャッシュメモリ(3D V-Cache)を搭載しているのが最大のポイント。

キャッシュが効くゲームでは平均フレームレートが跳ね上がるだけでなく、最低フレームレートも底上げされるため、瞬間的なカクつきが起きにくくなるのが特徴です。

この感覚を一度味わうと、「もう普通のCPUには戻れない」と感じる人が多いのも、X3D系ならではの魅力でしょう。

次に、X3D系以外のCPUについても簡単に触れておきます。

Ryzen 7 9700Xと7700は、いわゆる「普通のCPU」です。X3D系のような分かりやすい強みはないけど、性能が不足しているわけでもなく、価格と扱いやすさ重視なら十分アリ。

Ryzen 7 5700XはミドルGPU向け。RTX 5060あたりなら好相性ですが、RTX 5070以上だとパワー不足。安いけど選ぶなら慎重に。

インテルのCore Ultra 7 270K Plusは、Ryzen 7 9700Xに近い立ち位置のCPUで、ゲームもクリエイティブ処理も高いレベルでこなせるバランス型です。ゲーム中心ならRyzen X3D系がおすすめですが、ゲーム以外の作業も幅広くこなしたい人にとっては、十分検討する価値があります。

Core Ultra 7 265KF/265FとCore i7-14700Fは、270K Plusの登場により、もはや選ぶ価値のないCPUです。ただ、BTOパソコンでは今でも見かけるため、比較用として掲載しています。

インテルCPUをざっくり解説すると、Eコア(高効率コア)と、Core Ultra 7に搭載されているAI処理向けのNPUが特徴です。スペックを見ると先進的に見えますが、実際のゲームではEコアの恩恵を感じる場面は少なく、NPUも今のところ使いどころはありません。

当サイトの実測だと、インテル勢のゲームパフォーマンスはRyzen X3Dシリーズ以下です。そのため、ゲーム用途で選ぶなら、慎重に判断してください。

CPUベンチマーク

以下のグラフは、CPUの総合性能を評価する「PassMark」のスコアです。

PassMark CPU Benchmarks

  1. 62015
  2. 58585
  3. 45728
  4. 41229
  5. 39261
  6. 35898
  7. 35053
  8. 34962
  9. 34657
  10. 28130

グラフだけ見ると、Core Ultra 7 270K PlusをはじめとしたCore Ultra勢が、やたら強く見えます。数字だけ追うと「インテル完全勝利では?」と錯覚するレベルです。

ただし、CPUベンチマークはあくまでCPUに強い負荷をかけて、限界性能を測るためのテスト。こうした条件では、多コアな最新CPUほどスコアを伸ばしやすくなります。

実際のゲームや普段使いでは、CPUをそこまでフル回転させる場面は、まずありません。体感の良さを左右しやすいのは、派手なベンチスコアよりも、ゲーム中の挙動やレスポンスの軽さ、最低fpsの安定感といった部分です。

実際のゲームプレイでは、Ryzen 7 9850X3Dや9800X3D、7800X3DといったX3D系CPUのほうが強いことが多く、CPUベンチの結果だけで優劣を決めると判断を間違えます。

そのため、CPUベンチはあくまで限界性能をざっくり確認するための参考資料くらいに見ておけば十分。本当の実力差は、このあと見るゲーム性能を見て判断するのがよいでしょう。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

各CPUの将来性について

スクロールできます
価格GPU交換CPU交換
Ryzen 7 9850X3DX
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9700X
Ryzen 7 7700X
Ryzen 7 5700XXXXX
Core Ultra 7 270K+X
Core Ultra 7 265KF
Core Ultra 7 265FX
Core i7-14700FX
「価格」は2026年4月時点の実売価格で評価

【GPU交換】より高性能なグラフィックボードに交換してもCPUとGPUのパワーバランスが崩れないか

【CPU交換】上位のCPUへ交換してパワーアップできるか

BTOパソコンを購入する人だと、自分でCPUを交換することは無いのでは? … と思いますが、グラフィックボード交換はわりとあると思います。

Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/7800X3Dは強いです。RTX 5090といったハイエンドGPUとも相性良し。将来の次世代GPUでも楽勝で動かせるはず。さらに、次世代のZen 6(Ryzen 10000系?)でも同じマザーボードを使える可能性が非常に高く、CPU交換して長く既存パーツを使い続けることも可能。将来のアップグレードまで強いCPUです。

Ryzen 7 9700Xと7700はバランス型。基本性能は高く、RTX 5070 TiクラスのGPUとも相性は良好。CPU交換の選択肢も広いので、あとからアップグレードする前提でも扱いやすいです。両CPUともに、いつか登場する次世代GPUもRTX 5070 Tiと同クラスなら問題ないと思います。価格重視でカジュアルにゲームを楽しみたい人に最適です。

Ryzen 7 5700Xは注意。世代が古く、性能も控えめなので、高性能なグラフィックボードに載せ替えても力を引き出しきれません。CPU交換による延命ルートもほぼ無いのがデメリットです。

Core Ultra 7 270K Plusは、現行インテル勢の中では最上位モデルなので、RTX 5090のようなハイエンドGPUと組み合わせても十分戦えます。ただし、2027年には次世代CPUの登場が見込まれていて、マザーボード側の規格変更も予定されています。今強いのは間違いないけど、CPUを交換しながら長く使う構成には向いていません。

Core Ultra 7 265シリーズとCore i7-14700Fは、もう選ぶ価値のないCPUです。インテルで選ぶなら、270K Plusにしたほうが後悔は少ないでしょう。

グラフィック性能|RTX 5070

3DMark Time Spy

  1. 27925
  2. 22157
  3. 15942
GPUメモリ容量メモリ性能消費電力
RTX 5070 Ti16GB896 GB/s300W
RTX 507012GB672 GB/s250W
RTX 5060 Ti16GB
(8GB)
448 GB/s180W
RTX 5060 TiにはVRAM 8GBモデルもあるが、選ぶ価値は非常に低い

▼実際に使ってみた体感ベースで、解像度別のおすすめGPUをまとめるとこんな感じです。

フルHDWQHDウルトラワイド4K
RTX 5070 Ti
RTX 5070
RTX 5060 Ti
16GB
🖥 GPU 価格推移
🖥 GPU 価格推移更新: 2026-09-10

🔍 最安値一覧

GPU本日の最安値最安ショップ最安値モデル6ヶ月の推移全期間最安値
GeForce RTX5070 Ti¥207,700▲7,900ドスパラAmazonで見るPalit NE7507T019T2-GB2031U¥108,0002025-09-23
GeForce RTX5070おすすめ¥137,800▼1,000ドスパラAmazonで見るPalit NE75070019K9-GB2050S¥74,6702025-12-05
GeForce RTX5060 Ti16GB¥124,980▲5,000ツクモAmazonで見るPRIME-RTX5060TI-O16G¥69,8002025-11-23
GeForce RTX5060 Ti8GB¥71,980▼2,820ドスパラAmazonで見るPalit NE7506TU19P1-GB2062M¥51,8002025-10-11

RTX 5070は、解像度でいえばフルHD、WQHD、ウルトラワイドに強いGPUです。

フルHDなら対戦系FPSゲームで超高フレームレートを狙える性能があり、勝ちにいくための土台をしっかり作れます。リフレッシュレートの高いモニターを使っているなら、ちゃんと「いいGPU使ってる感」が出る性能です。

WQHDやウルトラワイドでは、高画質設定でも動きの激しいアクションゲームを快適に遊びやすく、画質とフレームレートのバランスがかなり優秀で、このあたりがRTX 5070にとって、いちばんおいしいポジションでしょう。

4Kでも画質を少し調整すれば十分プレイ可能です。ただし、常に最高画質で余裕たっぷり、というタイプではありません。

弱点を挙げるなら、VRAM容量が12GBなこと。現時点では大きな不満になりにくいものの、数年先まで見据えると少し不安は残ります。とくに4Kの高画質設定では厳しさが出やすく、最初から4Kメインで考えているなら、RTX 5070 Ti以上を選んだほうが安心でしょう。

また、下位モデルのRTX 5060 Ti 16GBとどちらにするか悩む人も多そうですが、純粋なパワー差はかなりハッキリしています。やはり70番台は歴代でもゲーム向けの本命になりやすく、迷ったらRTX 5070を選んでおくのが無難です。

そしてRTX 5070の性能を活かすなら、組み合わせるCPUも重要。Ryzen 7 9850X3Dや9800X3DといったX3D系CPUなら、フルHDから4KまでRTX 5070の性能をしっかり引き出せるので、隙のない構成にまとまります。

なお、RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070の性能差は、以下の記事で詳しく比較しています。どれくらい差があるのか、あわせて参考にしてください↓

RTX 5070のより詳しい特徴やデメリット、他のグラフィックボードとの性能比較は以下の記事をチェック↓

検証用PCのスペック

AMD CPUテスト環境
インテルCPUテスト環境
スクロールできます
CPUシリーズRyzen 7Core Ultra 7Core i7
CPU型番9850X3D
9800X3D
7800X3D
9700X
7700
5700X270K+
265KF
265F
14700F
ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
Cooler Master
CM690Ⅲ
長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASUS TUF GAMING
B850-PLUS WIFI
レビュー
ASRock Phantom
Gaming 4
MSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
MSI B760I
EDGE WIFI
レビュー
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
空冷
Scythe 虎徹 MarkⅡ
空冷
AINEX SE-224-XTS
GPUZOTAC RTX 5070
SOLID OC
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR4-3200
32GB
DDR5-5600
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
電源850W

検証環境は一般的なBTOパソコンとほぼ同じ仕様です。いわゆる“めっちゃ高性能”なパーツは使っていません。

CPUクーラーも、当時2,500円くらいで売っていた安物です。(※すでに販売終了)

電源容量はRTX 5070の場合、650WあればOK。

検証時のCPU設定は、マザーボードのデフォルトを使用しています。電力設定などのマニアックな調整は行わず、一般的なBTOパソコンに近い状態でテストしました。

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】Apex Legends
  • 【中量級】ゼンゼロ
  • 【中量級】鳴潮(めいちょう)
  • 【中量級】ステラーブレイド
  • 【中量級】Expedition 33
  • 【中量級】アークレイダース
  • 【重量級】バトルフィールド 6
  • 【重量級】モンスターハンターワイルズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

DLSSとは?(アップスケールなどの解説)

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAのGeForce RTXシリーズ専用AI描画技術のこと。

ひとことで言うと、AIでfpsを稼ぐための総合パッケージです。

DLSSの主な機能は4つ。

  • アップスケーリング(基本機能)
  • フレーム生成(マルチフレーム含む)
  • Ray Reconstruction
  • DLAA(画質特化モード)

以下、ざっくり解説します。

① アップスケーリング

低解像度で描画 → AIで高解像度化

  • fpsが大きく伸びる
  • 画質劣化が少ない
  • 4Kやレイトレ環境で超重要

一番ベースになる機能です。

当サイトでは基本的にすべてのゲームでアップスケーリングを使用して検証しています。

② フレーム生成

  • AIが“中間フレーム”を勝手に作る
  • 表示fpsが一気に増える
  • 体感ヌルヌル

※入力遅延対策としてNVIDIA Reflexとセット運用が基本。

RTX 50世代では、複数フレームを生成する「マルチフレーム生成」に進化し、さらに大きくfpsを伸ばせます。

フレーム生成のメリット・デメリットの項目も参考にしてください。

③ Ray Reconstruction

  • レイトレーシングのノイズ除去をAI化
  • レイトレ画質が大幅改善
  • パフォーマンスも向上
  • 重たいRT環境で効果大

レイトレ専用の進化版。

④ DLAA

  • アップスケールせず、AIでアンチエイリアス処理だけ行う
  • fpsはほぼ伸びない
  • 画質はかなりキレイ
  • ハイエンドGPU向け

「画質優先マン」用。

フレーム生成のメリットとデメリット

RTX 5000シリーズからパワーアップしたフレーム生成について、ざっくり解説します。

旧世代のRTX 4000シリーズだと、フレーム生成の倍率はx2まで。RTX 5000シリーズから倍率をx4まで上げられるようになりました。

  • 2026年春頃にx6まで倍率を上げられるようになります
フレーム生成x2
モンハンワイルズ/WQHD/ウルトラ画質
Ryzen 7 7700+RTX 5070

↑従来のフレーム生成x2でも、普通に遊ぶ分には十分なフレームレートが出ることが多いです。

フレーム生成x4
モンハンワイルズ/WQHD/ウルトラ画質
Ryzen 7 7700+RTX 5070

↑フレーム生成の倍率を上げていくとフレームレートがドッカンと上がり、映像のヌルヌル感がマシマシになります。

ただし、メリットだけではありません。

フレーム生成は理論上、入力遅延がわずかに増える仕組み。そこは知っておくべきポイントです。

まずは、こちらの図解をチェックしてください↓

フレーム生成と操作感のしくみ

GeForce は ×2〜×6(対応ゲームのみ)、Radeon は ×2 まで。
倍率を上げるほど映像はなめらかになり、操作の反応は遠くなる

1なにが起きているか

フレーム生成の倍率を上げる

フレーム生成の倍率を
x2〜x6に上げるGeForce は x6 まで(対応ゲームのみ)
Radeon は x2

生成フレームが増える

AIにより補完された
生成フレームが追加される

映像がなめらかに見える

見た目のフレームレートが上がって
動きがなめらかに見える

操作の反応は悪くなる

入力が反映されないフレームが増え
操作の反応が遅く感じることがある

2倍率ごとの、フレームの並びかた

入力キーボード・マウス・コントローラーなどの操作入力描画操作が反映されるフレーム生成前後の描画フレームをもとにAIが補間して作るフレーム
フレーム生成なしGeForceRadeon
入力描画入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

競技向け反応がいちばん速い

フレーム生成 ×2GeForceRadeon
入力描画生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

いちばん実用的なめらかさと反応のバランスが良い

フレーム生成 ×3GeForce
入力描画生成生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

なめらか重視反応はやや遠くなる

フレーム生成 ×4GeForce
入力描画生成生成生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

見た目最優先違和感を感じる人もいる

フレーム生成 ×6GeForce対応ゲームのみ
入力描画生成生成生成生成生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

なめらかさ全振り反応の遅れもいちばん大きい

×2 = 実用的 (操作感と映像のバランス良し)

×3 以上 = ヌルヌル感UP (操作感は段階的に低下)

見た目のなめらかさと 操作の反応は トレードオフの関係

フレーム生成は、見た目上のフレームを増やして動きをなめらかに見せる機能です。かなり便利ですが、素の性能がそのまま上がるわけではありません。

入力遅延はあるものの、内部処理は超高速です。しかもNVIDIA Reflexと併用するのが基本なので、普通に遊ぶぶんなら気にならない人のほうが多いと思います。

おすすめの設定は、まずは倍率x2でお試し。x2で十分ならそのまま。

特にパリィやガードを多用するアクションゲームが好きな人はx2までが無難。ここを超えると、操作感の変化に敏感な人ほど違和感が出やすくなります。

もっとヌルヌル感が欲しいと思ったら、x3、x4と段階的に上げていくのが良いでしょう。

ただし倍率を上げるほど、操作感だけでなく画質面のクセも出やすなる点は注意。具体的には、キャラクターの輪郭がボヤけたり、視点を大きく動かしたときにチラつきが出るゲームもあります。

結論として、フレーム生成は万能ではありません。「操作感と画質のバランスを見ながら使う機能」として考えるのがちょうどいいです。

【軽量級】Apex Legends

Apex Legends/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
Apex Legends/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

条件をそろえるため、上の動画のように「アルティメット+射撃」が重なる高負荷シーンを使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

実戦では状況によってフレームレートが上下するため、数値は参考程度に見てください。

グラフィック設定
  • 【画質】高
 設定の詳細はこちら

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 299fps235
  2. 298fps221
  3. 298fps219
  4. 297fps217
  5. 285fps218
  6. 239fps161
  7. 296fps232
  8. 268fps210
  9. 260fps204
  10. 277fps203

WQHD

  1. 244fps178
  2. 234fps182
  3. 236fps167
  4. 233fps164
  5. 231fps156
  6. 217fps128
  7. 231fps159
  8. 228fps152
  9. 226fps145
  10. 228fps141

4K

  1. 139fps109
  2. 143fps113
  3. 141fps109
  4. 139fps107
  5. 136fps106
  6. 140fps100
  7. 138fps107
  8. 137fps103
  9. 137fps102
  10. 138fps103

グラフを見ると、フルHDではRyzen 7 9850X3DとCore Ultra 7 270K Plusが、平均fps、最低fpsともにしっかり伸びています。フルHDでガチに遊ぶなら、この2つが有力候補でしょう。

一方、WQHDではX3D系の最低fpsの伸びが良く、非X3D系やインテルCPU勢よりも瞬間的なカクつきが少ないのが強みです。

9850X3Dと9800X3Dの差は、フルHDでは最低fpsにそれなりの開きがありますが、WQHD以上になるとかなり小さくなり、実質的には誤差レベルと言っていいでしょう。9850X3Dは「絶対王者だけど、独走というほどではない」という感じです。

インテルCPUはCore Ultra 7 270K Plus以外はちょっとイマイチな印象です。カジュアルに遊ぶ人でも、なるべくRyzen 7 7700以上かCore Ultra 7 270K Plusを選んでおきたいところです。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

ゼンゼロ/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
ゼンゼロ/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

条件をそろえるため、上の動画のような戦闘パターンを再現し、平均fpsと最低fpsを計測しました。

敵の数によって多少の前後はあるものの、ほぼ最高負荷時のパフォーマンスと見てOKです。

グラフィック設定
  • 【画質】高

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 235fps84
  2. 227fps81
  3. 199fps67
  4. 156fps61
  5. 129fps54
  6. 120fps44
  7. 146fps62
  8. 135fps54
  9. 129fps51
  10. 132fps53

WQHD

  1. 197fps79
  2. 189fps79
  3. 175fps67
  4. 149fps56
  5. 128fps51
  6. 118fps44
  7. 144fps60
  8. 134fps51
  9. 129fps50
  10. 127fps50

4K

  1. 116fps57
  2. 112fps56
  3. 113fps53
  4. 111fps50
  5. 105fps46
  6. 98fps39
  7. 108fps50
  8. 106fps46
  9. 105fps45
  10. 104fps45

ゼンゼロはCPU差がしっかり出るタイトルで、特にRTX 5070の得意なフルHDとWQHDでRyzen X3D系が飛び抜けたパフォーマンスを見せてくれます。

平均fpsが高いだけでなく、最低fpsもしっかり伸びるので、瞬間的なカクつきが出にくいのがポイント。こういう部分が体感に直結しやすく、長く遊ぶほど差がじわじわ効いてきます。

高難度コンテンツまでがっつりやり込むならRyzen 7 9850X3Dを選ぶ意味はありますが、個人的には9800X3Dでも十分満足できる性能と感じました。

【中量級】鳴潮(めいちょう)

鳴潮/WQHD
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
鳴潮/WQHD
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

鳴潮は、完全に同じ戦闘シーンを再現するのが難しいため、計測はソアーで固定ルートを高速飛行しているときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

実際の戦闘シーンでのfpsの落ち込みについては、上の動画を参考にしてください。

設定は最高画質をベースに、WQHDで平均165fps、4Kで平均120fpsを狙えるよう、2倍フレーム生成を使用しています。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【アップスケール品質】デフォルト
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】×2

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 217fps56
  2. 215fps53
  3. 202fps51
  4. 199fps49
  5. 175fps44
  6. 160fps40
  7. 189fps49
  8. 180fps47
  9. 174fps45
  10. 176fps46

WQHD

  1. 169fps45
  2. 167fps44
  3. 158fps44
  4. 158fps42
  5. 153fps42
  6. 145fps36
  7. 151fps43
  8. 148fps42
  9. 146fps39
  10. 146fps40

4K

  1. 138fps39
  2. 137fps38
  3. 133fps36
  4. 133fps37
  5. 127fps37
  6. 122fps32
  7. 127fps36
  8. 122fps35
  9. 122fps35
  10. 125fps36

グラフを見るとRyzen 7 9850X3Dを筆頭に、フルHD〜4KまでRyzenの上位モデルが強く、インテルCPUはちょっと伸びが悪いです。

普通に遊ぶだけなら、どのCPUでも十分なフレームレートで遊べるけど、平均/最低fpsの低いRyzen 7 5700Xは避けたほうがよいでしょう。

【中量級】ステラーブレイド

ステラーブレイド/WQHD
画質:とても高い/フレーム生成:OFF
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
ステラーブレイド/WQHD
画質:とても高い/フレーム生成:OFF
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

計測は上の動画のように、町中を30秒間ダッシュしたときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

このゲームは激しい戦闘中でもダッシュ時とフレームレートはあまり変わらないので、グラフの数値は実戦時のプレイ感に近いものだと考えてOKです。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したフレーム生成OFFと、ストーリーをまったり遊ぶ人向けのフレーム生成×2で計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】とても高い
  • 【アップスケール品質】自動
  • 【フレーム生成】OFFと×2

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 196fps110
  2. 190fps102
  3. 150fps90
  4. 119fps77
  5. 101fps70
  6. 94fps56
  7. 125fps78
  8. 118fps77
  9. 113fps77
  10. 102fps67

WQHD

  1. 178fps105
  2. 174fps104
  3. 149fps90
  4. 116fps77
  5. 102fps69
  6. 93fps52
  7. 124fps78
  8. 115fps77
  9. 111fps76
  10. 98fps64

4K

  1. 133fps96
  2. 132fps91
  3. 126fps86
  4. 116fps76
  5. 103fps70
  6. 96fps50
  7. 120fps79
  8. 114fps76
  9. 114fps75
  10. 102fps65

グラフを見ると、このゲームもRyzen X3D系がかなり強く、とくにRyzen 7 9850X3Dと9800X3DはフルHDから4Kまで突き抜けたフレームレートを叩き出します。

とくにフレーム生成なしでは、4Kで平均120fpsを超えたのはX3D系とCore Ultra 7 270K Plusのみ。270K Plusもなかなか良いのですが、9850X3Dはそこからさらに大きく伸びており、ゲーム性能では明確に格上です。

一方で、フレーム生成を使うと4KではGPU負荷が重くなるぶんCPU差が出にくくなり、全体的に横並びになります。

ただし、フレーム生成は平均fpsを大きく伸ばせるものの、最低fpsはそこまで伸びないのが悩みどころ。ガチで遊ぶなら、見た目の数字を盛るよりフレーム生成OFFのほうがしっくりきます。

ゲームによっては、フレーム生成OFF+高性能CPUの組み合わせが、そのまま体感差に直結します。

【中量級】Expedition 33

Clair Obscure: Expedition 33/WQHD
画質:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
Clair Obscure: Expedition 33/WQHD
画質:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

上の動画のように、人混みの中を30秒間ダッシュしたときの平均fpsと最低fpsを計測しました。

このゲームは戦闘がターン制のため、極端に高いフレームレートは不要。それよりも、移動中のフレームレートが高いほうが快適に遊べるタイプです。

パリィなどタイミング操作はあるものの、そこまでシビアなゲームではないため、画質は最高設定とし、WQHDで120fps、4Kで80fpsを狙えるよう2倍フレーム生成を使用しました。

グラフィック設定
  • 【画質】エピック
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】×2

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 153fps49
  2. 155fps51
  3. 154fps49
  4. 154fps49
  5. 154fps46
  6. 149fps46
  7. 149fps50
  8. 150fps49
  9. 152fps48
  10. 151fps50

WQHD

  1. 120fps44
  2. 121fps44
  3. 120fps44
  4. 120fps43
  5. 120fps40
  6. 118fps36
  7. 117fps43
  8. 118fps43
  9. 120fps43
  10. 119fps44

4K

  1. 85fps32
  2. 86fps32
  3. 85fps31
  4. 85fps31
  5. 85fps31
  6. 83fps28
  7. 84fps32
  8. 84fps32
  9. 84fps31
  10. 84fps33

グラフを見ると、どのCPUを使っても体感できるほどの差は出ませんでした。

こうなると、Ryzen 7 5700Xのような激安CPUのほうがコスパは良く見えます。ただ、いろいろなゲームを幅広く楽しみたいなら、CPUを安さだけで選ぶと、あとで「あ〜失敗した(泣)」なんてことになるので注意。

実際、こうした差が出にくいゲームも多いのですが、個人的には妥協しすぎないのがおすすめです。なるべく性能に余裕のあるCPUを選んでおいたほうが幸せになれます。

【中量級】ARC Raiders|アークレイダース

アークレイダース/WQHD
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
アークレイダース/WQHD
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

このゲームは完全に同じ戦闘パターンを再現できないので、上の動画のように練習場内をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中は少しフレームレートがブレるものの、基本的には移動がメインとなるゲームなので、実際のプレイ感を把握するには十分参考になると思います。

画質は最高設定。探索やPvEをメインに遊ぶ人を想定し、フレーム生成×2でWQHD/165fps以上、4K/120fpsを狙った設定としています。

グラフィック設定
  • 【画質】エピック
  • 【アップスケール品質】品質重視
  • 【レイトレーシング】エピック
  • 【フレーム生成】×2

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 242fps94
  2. 243fps94
  3. 239fps92
  4. 241fps92
  5. 234fps91
  6. 234fps79
  7. 234fps96
  8. 235fps91
  9. 237fps91
  10. 239fps93

WQHD

  1. 182fps75
  2. 184fps74
  3. 180fps72
  4. 183fps69
  5. 179fps66
  6. 178fps64
  7. 182fps76
  8. 182fps71
  9. 182fps72
  10. 184fps72

4K

  1. 121fps48
  2. 120fps47
  3. 121fps49
  4. 121fps47
  5. 120fps47
  6. 120fps47
  7. 121fps50
  8. 121fps46
  9. 121fps46
  10. 122fps48

どのCPUを使っても4Kまでほぼ横並び状態でした。

画質をもっと落とせばGPUの負荷が下がってCPUパワーの差が出る可能性はあります。

ただ、そこまでしなくても十分なパフォーマンスが出ているため、今回はあえて踏み込んだ検証は行っていません。

【重量級】バトルフィールド6

Battlefield 6/WQHD
画質:中/フレーム生成 OFF
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
Battlefield 6/WQHD
画質:中/フレーム生成 OFF
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

このゲームも完全に同じ戦闘シーンを再現できないため、上の動画のように爆撃の中をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

マップや戦闘パターンによってフレームレートは大きく動くので、あくまで目安として参考にしてください。

画質は、マルチプレイで快適に遊べるよう中画質をベースに、フレーム生成OFFでWQHD/165fpsを狙うパターンと、最高画質+フレーム生成×4でRTX 5070の性能を全開放するパターンの2つで計測しています。

グラフィック設定
  • 【設定1】
    • 【画質】中
    • 【アップスケール品質】バランス
    • 【フレーム生成】OFF
  • 【設定2】
    • 【画質】オーバーキル
    • 【アップスケール品質】クオリティー
    • 【フレーム生成】×4

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 238fps143
  2. 239fps141
  3. 226fps138
  4. 205fps125
  5. 185fps112
  6. 156fps88
  7. 212fps136
  8. 199fps120
  9. 191fps110
  10. 164fps100

WQHD

  1. 184fps126
  2. 183fps124
  3. 177fps120
  4. 178fps118
  5. 173fps111
  6. 153fps86
  7. 181fps124
  8. 180fps110
  9. 177fps105
  10. 160fps101

4K

  1. 112fps80
  2. 111fps80
  3. 109fps77
  4. 110fps77
  5. 110fps77
  6. 106fps68
  7. 110fps79
  8. 111fps77
  9. 111fps74
  10. 110fps74

フレーム生成を使わない【設定1】では、RTX 5070の得意なフルHDとWQHDでCPUパワーの差が大きく出ます。ガチで遊ぶ人はRyzen X3D系が良いでしょう。ただし、9850X3Dと9800X3Dの差はほとんど出ませんでした。

フレーム生成を使った【設定2】では、どのCPUを使ってもフルHDから4Kまでほぼ横並びで、4Kでも平均190fps超えで遊べます。ただ、そこまでのフレームレートを本気で必要とする人は少ないでしょう。しかもフレーム生成を使うと最低fpsは落ちやすいので、ガチで遊ぶなら見た目の平均fpsを盛るより、フレーム生成OFFのほうがおすすめです。

【重量級】モンスターハンターワイルズ

モンハンワイルズ/WQHD
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
モンハンワイルズ/WQHD
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

このゲームも同じ戦闘パターンを再現できないので、セクレトに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したガチハンター向けのフレーム生成OFFと、美しい映像をまったり楽しみつつWQHD/120fpsを狙ったフレーム生成×2、RTX 5070の性能を全開放したフレーム生成×4で計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】「OFF」「×2」「×4」

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 96fps69
  2. 94fps68
  3. 88fps66
  4. 78fps60
  5. 74fps56
  6. 66fps48
  7. 87fps66
  8. 85fps62
  9. 81fps57
  10. 69fps53

WQHD

  1. 78fps59
  2. 78fps58
  3. 78fps56
  4. 76fps57
  5. 73fps50
  6. 65fps48
  7. 80fps59
  8. 80fps59
  9. 77fps54
  10. 69fps51

4K

  1. 51fps39
  2. 52fps39
  3. 52fps39
  4. 52fps39
  5. 51fps36
  6. 51fps36
  7. 53fps41
  8. 53fps40
  9. 52fps39
  10. 51fps38

グラフから判断すると、フレーム生成OFFではフルHDでRyzen 7 9850X3Dが最速。WQHD以上になるとCore Ultra 7もなかなか良いです。

全体としては、フレーム生成OFFでもWQHDで平均80fpsくらい出るので、ガチ寄りのハンターでも十分遊べる性能でしょう。

フレーム生成を2倍にすると、どのCPUでもWQHDで120fps、4Kでも80fps以上を狙えるので、ほぼ不満のない性能です。

ただし、フレーム生成は倍率を上げるほど平均fpsが伸びやすい一方で、最低fpsは落ちやすい傾向があります。そこまで含めて見ると、個人的にはフレーム生成は2倍あたりがちょうど良く感じました。

【重量級】サイバーパンク 2077

サイバーパンク2077/WQHD
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
サイバーパンク2077/WQHD
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、バイクに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘時のフレームレートは、上の動画を参考にしてください。

画質はパストレーシングを使った最高設定。2倍フレーム生成でWQHD/120fpsを狙う設定と、参考として4倍フレーム生成でも計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【アップスケール品質】自動
  • 【フレーム生成】「×2」と「×4」

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 154fps63
  2. 154fps62
  3. 153fps60
  4. 153fps59
  5. 155fps59
  6. 153fps55
  7. 155fps62
  8. 155fps60
  9. 154fps59
  10. 156fps61

WQHD

  1. 120fps50
  2. 120fps49
  3. 119fps49
  4. 119fps48
  5. 121fps48
  6. 119fps46
  7. 121fps50
  8. 121fps49
  9. 121fps49
  10. 121fps50

4K

  1. 82fps35
  2. 83fps36
  3. 83fps35
  4. 82fps34
  5. 82fps34
  6. 82fps34
  7. 83fps36
  8. 83fps35
  9. 83fps35
  10. 82fps35

全体的に見ると、CPUの違いによる性能差はほとんどありません。

レイトレーシングの中でも特に重いパストレーシングを使うと、処理の主役がほぼGPU側に移るため、CPUごとの差が表に出にくくなります。

なので、どのCPUを選んでも普通に快適に遊べるレベルです。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

アサクリシャドウズ/WQHD
画質:最高/フレーム生成 ×4
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070
アサクリシャドウズ/WQHD
画質:最高/フレーム生成 ×4
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、フィールド内をダッシュした際の平均fpsと最低fpsを計測しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

フレーム生成必須の重量級ゲームです。画質は最高設定から少しだけ軽く調整し、フレーム生成は安定感重視の×2と、RTX 5070の性能を全開放した×4の2パターンで計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】「×2」と「×4」

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 96fps40
  2. 96fps41
  3. 96fps40
  4. 94fps40
  5. 96fps42
  6. 94fps38
  7. 94fps41
  8. 94fps40
  9. 94fps39
  10. 93fps39

WQHD

  1. 82fps35
  2. 83fps35
  3. 83fps34
  4. 82fps35
  5. 82fps35
  6. 82fps34
  7. 81fps35
  8. 82fps35
  9. 81fps34
  10. 81fps34

4K

  1. 73fps30
  2. 76fps32
  3. 70fps28
  4. 66fps27
  5. 70fps29
  6. 62fps26
  7. 73fps31
  8. 74fps31
  9. 74fps29
  10. 61fps26

こちらもRyzen X3D系がわずかに強く見えるものの、全体で見ればほぼ横並びの結果です。

フレーム生成を4倍にすると、どのCPUでも4Kで110fps以上を狙えますが、そのぶん最低fpsは落ちやすい点には注意したいところ。平均fpsは景気よく伸びても、いいことばかりではありません。

とはいえ、こうした競技性の低いゲームをまったり遊ぶぶんには、どのCPUを選んでも特に問題はありません。

ゲーム性能のまとめ

まずは、10ゲーム分のフレームレートを合算した結果を見てください。

10ゲームのCPU別・合計フレームレート(fps)最低fps (1% low)

  1. 81813518
  2. 80973456
  3. 78813312
  4. 76033159
  5. 73493051
  6. 70052697
  7. 76433309
  8. 74943129
  9. 73813048
  10. 72132975

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは変わります。

今回もっとも良い性能だったのは、やはりRyzen 7 9850X3Dでした。

総合的なパフォーマンス差をまとめると、次のようになります。

良い X イマイチ

CPU平均fps
性能差
最低fps
性能差
Ryzen 7 9850X3D基準値基準値
Ryzen 7 9800X3D-1.0%-1.8%
Ryzen 7 7800X3D-3.7%-5.9%
Core Ultra 7 270K+-6.6%-5.9%
Ryzen 7 9700X-7.1%-10.2%
Core Ultra 7 265KF-8.4%-11.1%
Ryzen 7 7700-10.2%-13.3%
Core Ultra 7 265F-9.8%-13.4%
Core i7-14700F-11.8%-15.4%
Ryzen 7 5700X-14.4%-23.3%

正直、平均fpsだけを見れば、どのCPUを選んでも普通に遊べるだけのフレームレートは出ます。

ただ、ゲーム体験で本当に効いてくるのは最低fpsです。フレームレートが一瞬ガクッと落ちる場面が少ないほど、操作感は安定しやすく、全体のなめらかさにもつながります。

この点では、やはりRyzen X3D系が強め。とくに「Apex Legends」「ゼンレスゾーンゼロ」「ステラーブレイド」といったプレイ人口の多い軽量級から中量級タイトルでは、4KでもCPU差が見える場面があります。

さらに、RTX 5070が得意なフルHDとWQHDでCPUパワーの差が出ることが多いです。快適さを重視するなら、CPU選びは妥協しないほうがよいでしょう。

一方で、グラフィックにこだわったAAA級の大型タイトルではCPU差は出にくくなりますが、長くいろいろなゲームを遊ぶ人ほど、フレームの安定感がじわじわ効いてきます。

結論として、CPU選びで迷ったら、X3D系を選んでおけばまず間違いありません。

次に、9850X3Dと9800X3Dの差ですが、平均fpsではほぼ横並び。最低fps(フレームの安定度)では9850X3Dがわずかに有利という結果でした。

9850X3Dと9800X3Dの価格差は、定価ベースで約8,000円。この範囲であれば妥当な性能差とも言えますが、価格は常に変動するので、選択は慎重になったほうがいいでしょう。

個人的な感覚としては、もし15,000円以上の差がついているなら9800X3Dで十分。差が10,000円以内なら、9850X3Dが良いと思います。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは、上記のようなヘビークリエイター向けベンチマークではなく、ゲームをメインに、動画・写真編集をサブで行うユーザーを想定。

CPUの違いで、実際の作業時間がどれくらい変わるのかを基準に比較しました。

動画エンコード(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5070を使ったエンコードはCPU 60〜80%、GPU 95%くらいの配分で動作。

しっかりCPUとGPUのパワーを使う処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります

4Kエンコード

YouTube 2160p 4KUHD

  1. 3分53秒
  2. 3分56秒
  3. 4分7秒
  4. 4分1秒
  5. 4分6秒
  6. 4分50秒
  7. 3分51秒
  8. 3分53秒
  9. 3分58秒
  10. 4分34秒

↑どのCPUを使っても10分の実時間より速く処理できます。

最速はCore Ultra 7 270K Plusで、次点がRyzen 7 9850X3Dでした。

秒単位では差が出ているものの、世代の古いCore i7-14700FやRyzen 7 5700Xを除けば、体感できるほどの違いはありません。

しっかり作業をするなら、旧世代CPUはなるべく避けたいところです。ここはケチって後悔するより、新しめのCPUを選んでおくほうが無難です。

フルHDエンコード

YouTube 1080p FHD

  1. 1分1秒
  2. 1分1秒
  3. 1分3秒
  4. 1分1秒
  5. 1分5秒
  6. 1分7秒
  7. 1分1秒
  8. 1分1秒
  9. 1分2秒
  10. 1分5秒

↑今でも主流のフルHDエンコードは負荷が少ないので、速攻で処理が終わります。

世代の古いRyzen 7 5700Xが遅めですけど、軽い処理なら体感差はありません。

写真編集(Lightroom Classic:AIノイズ除去+RAW現像)

写真編集では、1日分の撮影から厳選した10枚を仕上げるケースを想定しています。

まずは編集の手始めとして、お気に入りの10枚にAIノイズ除去を一括で適用し、処理が完了するまでの時間を計測しました。

なお、RAWデータは約2400万画素(6000 x 4000)です。

AIノイズ除去

適用量:50

  1. 43.15秒
  2. 43.63秒
  3. 45.27秒
  4. 44.47秒
  5. 46.10秒
  6. 49.43秒
  7. 52.37秒
  8. 54.22秒
  9. 58.20秒
  10. 56.70秒

AIノイズ除去は、CPU 15%/GPU 95%前後の配分で動作。

最速だったのはRyzen 7 9850X3Dですが、9800X3Dとの差は誤差レベルでした。

処理の主役はほぼGPUなので、理屈のうえでは同じGPUを使っていれば、CPUによる差はあまり出ないはずです。

ただ、今回の検証ではAMDとインテルで大きな差が出ました。計測時点のアプリバージョンでは、インテルCPUとの相性が悪いと思われます。(少し前のバージョンでは、ここまで差は開かなかった)

個人的にはインテル最新CPUのクリエイティブ性能はかなり高いと感じています。実際、すべてのクリエイティブアプリでインテルCPUが不利になるわけではないので、この結果はあくまで参考程度に見てください。

少なくとも、最も世代の古いRyzen 7 5700Xを避けておけば、個人用途の写真編集で困ることはないと思います。

次に、ノイズ除去後の写真をJPEGとして書き出した場合の処理時間を確認します。

個人の趣味レベルの作業では1枚ずつ書き出すことが多いものの、1枚だとあっという間に終わってしまい、差が分かりません。

そこで本検証では、あくまで比較用として、10枚をまとめてJPEG書き出しし、CPUごとの処理時間の違いを見ています。

RAW現像 10枚

約2400万画素

  1. 5.70秒
  2. 5.90秒
  3. 7.10秒
  4. 6.30秒
  5. 7.20秒
  6. 9.27秒
  7. 5.65秒
  8. 5.80秒
  9. 5.90秒
  10. 6.53秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整なし

RAW現像はCPUが70〜80%、GPUが10%前後という配分で動作しており、かなりCPU寄りの処理です。

最速はCore Ultra 7 270K Plusですが、Ryzen 7 9850X3Dとは誤差レベルでした。

もっと重い処理や大量の写真をまとめて処理すれば差は広がると思われます。ただ、今回のように1枚あたり約0.55〜0.9秒で終わる単純な現像なら、どのCPUを使ってもほぼ一瞬。

正直、「遅い」と感じるような待ち時間ではありません。

クリエイティブ性能のまとめ

今回比較したCPUの中で、いちばんキビキビ動いていると感じたのはRyzen 7 9850X3Dでした。次いでCore Ultra 7 270K Plus、その次がRyzen 7 9800X3Dといった順番です。ただ、全体で見れば差は大きくなく、どれか1つだけが別格に優れている印象はありません。

これはあくまで、「ゲームがメインで、たまに映像編集もする」といった使い方を前提にした話です。このくらいのライト〜中間層の使い方なら、Ryzen 7 5700XやCore i7-14700Fのような旧世代CPUを避けておけば、大きな不満なく使えるでしょう。

一方で、制作作業を日常的にこなすヘビークリエイターなら話は別です。その場合は、コア数の多いCore Ultra 7 270K PlusかRyzen 9に、RTX 5070 Ti以上のハイスペックGPUを選んだほうがよいでしょう。

ライブ配信チェック

サイバーパンク2077をOBS StudioとVTube Studioを使ってアバター合成しながらTwitchにライブ配信テストをしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ゲーム内のベンチマークモードで計測しています。

WQHD/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

普通にプレイ

【画質】WQHD/RTオーバードライブ+フレーム生成 x2
  1. 104fps
  2. 104fps
  3. 104fps
  4. 103fps
  5. 103fps
  6. 100fps
  7. 103fps
  8. 103fps
  9. 103fps
  10. 104fps

アバター+録画+配信

WQHD→フルHD/60fps配信
  1. 95fps
  2. 95fps
  3. 95fps
  4. 93fps
  5. 93fps
  6. 91fps
  7. 94fps
  8. 94fps
  9. 94fps
  10. 96fps

まず、今どきの配信はGPUのエンコード機能(NVENC)が使えるので、CPUの依存度は非常に低いです。

配信もしたいからCPUも高性能じゃないとダメってことはありません。

とはいえ、配信するとフレームレートは少し落ちます。高fpsが重要なゲームであれば、画質や解像度を調整する必要はあるでしょう。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」にして負荷を分散させる方法もあります。

2PC構成ならゲーム側のフレームレート低下はゼロ。配信も安定するので、無理に1PC配信にこだわる必要はありません。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5070を使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
Ryzen 7 9850X3D335-350W255-275W70-75W
Ryzen 7 9800X3D330-345W255-275W70-75W
Ryzen 7 7800X3D295-325W230-245W65-70W
Ryzen 7 9700X340-360W265-275W70-75W
Ryzen 7 7700325-350W260-270W70-75W
Ryzen 7 5700X315-355W240-250W75-80W
Core Ultra 7 270K+350-370W260-270W75-80W
Core Ultra 7 265KF335-360W255-265W70-75W
Core Ultra 7 265F325-355W255-260W70-75W
Core i7-14700F345-375W255-270W70-75W

Ryzen 7 9850X3Dの消費電力は、姉妹モデルの9800X3Dよりやや高めです。動作クロックが上がったぶん、その影響が消費電力にも表れているようですが、性能差をみれば十分許容できる範囲と感じました。

もっとも省電力だったのはRyzen 7 7800X3Dです。一方で、非X3D系であるRyzen 7 9700Xは、より高性能なRyzen 7 9850X3Dよりも少し高い消費電力でした。

X3D系は大容量キャッシュの効果でメモリアクセス効率が高まりやすく、それが電力効率の良さにもつながっていると考えられます。ゲームに強いだけでなく、電力効率まで優れているのは大きな強みと言えるでしょう。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

▼参考までに、一般的な家電との比較はこちら。

電気ストーブ300~600W
炊飯器300~500W
食洗機450~700W
オーブントースター450W

中出力クラスの暖房系家電よりも少し低い消費電力です。

▼電気代の目安(Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070/ゲーム時の最大350Wで計算)

1時間7円
3時間21円
5時間35円
8時間56円
1ヶ月
1日8時間×30日
1,680円
(筆者の契約)第一段階・1kWh=20円で計算

Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070というハイスペック構成のわりに、電気代は意外と安めだと感じました。

もちろん、実際には常に350Wで動き続けるわけではないため、現実の電気代はもう少し下がります。

このあたりは細かく比べ始めるとキリがないのですが、個人的には性能に見合った消費電力と感じました。

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

CPUクーラーはすべて「サイドフロー空冷」を使用。ケースはRyzen 7 5700Xのテスト機のみ異なり、それ以外はオープンフレームケースを使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
PassMark
ゲーム
WQHD
エンコード
4K
Ryzen 7 9850X3D95.4℃80.2℃77.4℃
Ryzen 7 9800X3D95℃78.5℃78.2℃
Ryzen 7 7800X3D81.4℃73.4℃72.6℃
Ryzen 7 9700X70.5℃78.6℃73.9℃
Ryzen 7 770078.1℃77.6℃75.9℃
Ryzen 7 5700X67.4℃68.4℃68.8℃
Core Ultra 7 270K+97℃75℃66℃
Core Ultra 7 265KF91℃76℃66℃
Core Ultra 7 265F72℃63℃66℃
Core i7-14700F51℃56℃55℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

まずは「瞬間最大温度」から見ていきます。

各CPUの上限温度は、Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/9700X/7700/5700Xが95℃、7800X3Dが89℃、Core Ultra 7が105℃、Core i7は100℃、です。

ここで示しているのは、CPUごとに設計上定められている最大許容温度のこと。温度がこの値に近づくと、自動的に出力を抑える機能が働くため、数値を見て過度に心配する必要はありません。

実測ではRyzen 7 9850X3Dと9800X3Dが、CPUベンチマーク時のみ一瞬95℃へ到達しました。ただし、CPUを100%使い切るようなベンチマークテストは、日常用途とは性質が異なります。ここは参考値として見ておけばOKです。

ゲームやエンコードといった日常的に発生する高負荷シーンでは、どのCPUも上限温度を大きく下回る範囲でした。

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
PassMark
ゲーム
WQHD
エンコード
4K
Ryzen 7 9850X3D79.3℃72.3℃65.2℃
Ryzen 7 9800X3D75.9℃68.1℃68.5℃
Ryzen 7 7800X3D69.1℃64.3℃70.8℃
Ryzen 7 9700X66.4℃70.2℃65.3℃
Ryzen 7 770068.4℃70.5℃74.8℃
Ryzen 7 5700X61.9℃65.7℃65.5℃
Core Ultra 7 270K+67℃64℃57℃
Core Ultra 7 265KF62℃60℃56℃
Core Ultra 7 265F54℃58℃56℃
Core i7-14700F51℃56℃55℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

次に、「平均温度」をチェックします。ここで上限値に近い状態だと注意が必要です。

CPUによって多少の差はあるものの、いずれも設定された上限温度の範囲内に収まっています。

実際の使用環境を想定すれば、どのCPUも温度面で不安を感じるレベルではありません。通常運用であれば、まったく問題ない範囲です。

Ryzen 7 9850X3DのCPUクーラーは、ミドルタワー以上のケースであればサイドフロー空冷で十分です。

一方、ミニタワーやMini-ITXケースのように内部スペースが限られる環境では、240mm以上の水冷クーラーをおすすめします。

ポイントはケース内の容量です。内部が狭いと、グラボが排出した熱をCPUクーラーが吸い込みやすくなり、冷却効率が下がります。

▼CPUクーラー選びの基本的なポイントは、以下の関連記事も参考にしてください↓

【まとめ】Ryzen 7 9850X3DとRTX 5070の構成について

まとめると、こんな感じです。

RTX 5070まとめ

  • フルHD/WQHDで快適に遊べる
  • 4Kも画質調整込みならしっかり遊べる
  • ゲームによっては4K/最高画質でビデオメモリ不足

Ryzen 7 9850X3Dまとめ

  • 使って面白いCPU
  • ロマンを感じる
  • ツボにハマると強烈パフォーマンス
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • クリエイティブ性能も良い
  • RTX 5070との組み合わせはコスパ悪い
  • 9800X3Dとの差は限定的

RTX 5070については、フルHDやWQHDで競技性の高いFPSゲームをしっかり遊び込みたい人に向いたGPUです。高フレームレートを狙いやすく、対戦ゲームでも性能の余裕を感じやすいクラスです。

一方で、超高フレームレートを求めないオープンワールド系のアクションゲームなら、4Kでも十分に快適です。対応できる守備範囲はかなり広く、フルHDから4Kまで柔軟にこなせるのが強みと言えるでしょう。

ただし、ゲームによっては4Kの最高画質でVRAMが足りなくなる場面もあり。その場合は少し画質を落とせば普通に遊べるので、現時点で致命的というほどではありません。

とはいえ、最初から4Kメインで長く使うつもりなら話は別。そういう使い方なら、より余裕のあるRTX 5070 Tiを選んだほうが無難でしょう。RTX 5070は万能寄りの優等生、RTX 5070 Tiは4Kまで見据えた余裕枠、そんなイメージです。

Ryzen 7 9850X3Dについては、ゲーム時のパフォーマンスが極めて高いのは魅力的ですが、9800X3Dとの差は大きくありません。

RTX 5070との組み合わせで見ると、CPUの価格はかなり重く、コスパ面ではやや悩ましい立ち位置です。

一方で、今後GPUを載せ替えながら長く使うつもりなら、土台としてかなり優秀なCPUであると言えます。

性能も満足感も最上級なので、「せっかくなら一番いいやつがほしい」という人にとって、Ryzen 7 9850X3Dは魅力的な選択肢になるでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

↑シンプルで派手すぎないグラボです。

Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070のBTOゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

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