CPUとGPUのバランス早見表|ボトルネックの小さい組み合わせを実測で判定

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ゲーミングPCは、CPUとGPUの組み合わせでゲーム性能が変わります。

CPUとGPUのバランスが悪いと、片方の性能をうまく活かせず、思ったほどフレームレートが伸びないことも。

実際、BTOパソコンを見ていると「なぜこの組み合わせ?」と言いたくなる構成を、わりとよく見かけます。しかも普通に売っています。

そこでこのページでは、当サイトで実際に測定したフレームレートをもとに、CPUとGPUの組み合わせを◎・〇・△・✕の4段階で判定しました。

気になるBTOパソコンの構成チェックはもちろん、自作PCでCPUとGPUの組み合わせを決めるときに使えます。

さらに、「ボトルネックとは何か」「CPUとGPUのどちらが先に限界を迎えるのか」についても、実測結果を交えながら分かりやすく解説します。

まずは下の早見表で、気になるCPUとGPUの組み合わせをチェックしてみてください。

目次

CPU × GPUのバランス早見表

  • 現在BTOでよく見かけるCPUとGPUが対象。古すぎる・高すぎる構成は除く。
CPU / GPURTX5080RTX5070 TiRTX5070RTX5060 Ti16GBRTX5060 Ti8GBRTX5060RTX5050RX9070 XTRX9060 XT16GB
Ryzen 79850X3D
Ryzen 79800X3D
Ryzen 77800X3D
Ryzen 79700X
Ryzen 77700
Ryzen 57500F
Ryzen 75700X
Core Ultra 7270K Plus
Core Ultra 5250KF Plus
Core Ultra 7265KF
Core Ultra 7265F
Core Ultra 5225F
Core i714700F
Core i514400F
Ryzen 54500

そもそも、CPUとGPUの「ボトルネック」って何?

ボトルネックとは?

1CPUが
ゲームの動き・判定
などを処理
2GPUが
映像を描画
3モニターに
表示
この 1 → 2 → 3 の繰り返しが速いほど、fps が高くなります
CPUが先に限界
CPUいっぱい
GPUまだ余裕

GPUには余裕があるのに、CPUが追いつかない。

fpsが頭打ち

CPUボトルネック発生!

対戦FPSなど、軽いゲームで高fpsを狙うと起こりやすくなります。

GPUが先に限界
CPU余裕あり
GPUいっぱい

CPUには余裕があるのに、GPUが追いつかない。

fpsが頭打ち

GPUボトルネック発生!

グラフィックの重いゲーム、高解像度・高画質で起こりやすくなります。

これは悪い状態ではありません。重いゲームや4Kでは、GPUをしっかり使えている正常な状態でもあります。

ボトルネックは、完全には無くせません。

どれだけ高性能なCPUとGPUを組み合わせても、どちらかが先に限界を迎えます。

大事なのは ボトルネックがあるか ではなく
遊んでいて気になるレベルか

普通に遊ぶなら120fps前後、対戦FPSでも240fps前後出ていれば十分な人がほとんど。そこからさらに高いfpsを追い求めると、快適さより自己満足の世界に入ってきます。

Apex Legendsやフォートナイトのような対戦FPSでは、画質を落としてGPUの負荷を軽くし、高いフレームレートを狙うのが一般的です。

GPUに余裕ができるほどCPU性能が重要になり、CPUの処理が追いつかないとフレームレートは伸びません。これがCPU側のボトルネックです。

一方、モンハンワイルズのような重いゲームではGPUの負荷が大きくなり、GPU側がボトルネックになりやすくなります。

ただし、これはあくまで大まかな傾向です。ゲームによってCPUとGPUの使い方は違い、CPU性能で大きな差が出るゲームもあれば、ほとんど変わらないゲームもあります。

このあたりがCPUとGPUの組み合わせを選ぶ難しさであり、面白いところでもあります。高性能なパーツで固めれば話は簡単ですが、当然そのぶん価格も高くなります。

ポイントは、何でも最強にすることではありません。限られた予算の中で、どんなタイプのゲームを快適に遊びたいのか。そこを基準に、自分に合ったCPUとGPUの組み合わせを見極めることが大切です。

あなたに合うCPU×GPUをかんたんチェック

予算・遊ぶゲームのタイプ・解像度を選ぶだけ。早見表の◎・〇・△・✕判定をもとに、あなたに最適なCPU×GPU構成を提案します。

  • 予算はBTOパソコン基準。自作PCは、メモリやストレージなどを含むパーツ総額で選んでください。

CPU×GPUの組み合わせでよくある質問

キャラ設定について

CPUとGPUの組み合わせについて、気になるポイントをQ&A形式でまとめました。

ゲーミングPCのCPUの役割ってなに?

CPUはパソコンの司令塔です。ゲームではGPUへ描画命令を出すほか、プレイヤーや敵の動き、AI、当たり判定、物理演算、入力、通信など、さまざまな処理を担当しています。

CPU性能が足りないとこれらの処理が追いつかず、GPUに余裕があってもフレームレートが伸びないことがあります。

ゲームによってCPUの使い方は異なりますが、基本的にはコア数を増やすだけでなく、1コアあたりの処理性能も重要です。

そのため、ゲームでは高クロックなCPUや、大容量キャッシュを搭載したRyzen X3Dシリーズなどが強い傾向があります。

CPUは何コアあればゲームに十分?

ゲーム用途では、単純にコア数が多いほど速くなるわけではありません。

現在のゲームでは6~8コアあれば十分なケースが多く、それ以上のコアをすべて有効活用できるゲームは限られます。

ゲームだけなら、コア数よりも1コアあたりの性能やキャッシュ性能を重視したほうがフレームレートにつながりやすいです。

CPUとGPUは同じくらいの性能にそろえたほうがいい?

必ずしも必要ありません。

ゲームではGPUが先に限界を迎える構成も普通です。CPUに余裕があっても、GPUの性能をしっかり使えているなら問題ありません。

ただし、CPUに必要以上の予算をかけているなら、そのぶんをGPUへ回したほうがゲーム性能が高くなることもあります。

GPU使用率100%はボトルネックだからダメ?

いいえ。むしろGPUをしっかり使えている状態です。

ゲーム中にGPU使用率が95~100%付近まで上がっていて、十分なフレームレートが出ているなら問題ありません。

注意したいのは、高性能なGPUなのに使用率が低く、フレームレートも伸びないケース。この場合はCPU側がボトルネックになっている可能性があります。

解像度を上げるとCPUのボトルネックは小さくなる?

フルHDからWQHD、4Kと解像度を上げるほどGPUの負荷が大きくなります。そのため、相対的にCPU性能の差がフレームレートへ表れにくくなります。

同じCPUとGPUでも、フルHDと4Kで早見表の判定が変わるのはこのためです。

△の組み合わせは買わないほうがいい?

いいえ。早見表の△は「条件付き」です。

軽いゲームで高fpsを狙うにはCPU性能が足りなくても、重いゲームや高解像度では十分使える組み合わせがあります。

早見表のマスを開いて、「何が条件なのか」を確認してください。

CPUとGPU、どちらに予算をかけるべき?

遊ぶゲームによって変わります。

対戦FPSで高いフレームレートを狙うならCPU性能も重要。WQHDや4Kで重いゲームを高画質で遊ぶなら、GPUへ予算をかけたほうが効果が出やすくなります。

迷ったら、上の「予算と遊び方からCPU×GPUをかんたんチェック」を使ってください。

ボトルネックのない組み合わせはある?

厳密にはありません。

CPUとGPUのどちらかは必ず先に処理の限界を迎えます。また、同じ構成でもゲームや画質、解像度によってボトルネックになる側は変わります。

重要なのは「ボトルネックがあるか」ではなく、遊んでいて困るほど大きいかどうかです。

将来GPUを交換するなら、CPUを高めにしておくのはアリ?

アリです。

今のGPUに対してCPUが少しオーバースペックでも、将来GPUだけをアップグレードするなら無駄とは限りません。

ただし、数年後にはCPUやプラットフォーム自体が古くなる可能性もあるので、将来性だけを理由に大幅な予算アップをする必要はありません。

【まとめ】CPUとGPUのベストな組み合わせは人によって違う

CPUとGPUに「誰にとってもベストな組み合わせ」はありません。

対戦FPSで高いフレームレートを狙うならCPU性能が重要になりやすく、WQHDや4Kでグラフィックの重いゲームを遊ぶならGPU性能の影響が大きくなります。

つまり、遊ぶゲームや解像度によって、ちょうどいいCPU×GPU構成は変わります。

CPUとGPUのどちらかが先に限界を迎えること自体は問題ありません。重要なのは、片方の性能を大きく余らせていないかです。

そのため本記事では、「このCPUにはこのGPU」と決めつけず、当サイトで測定したフレームレートをもとに、組み合わせを◎・〇・△・✕で判定しています。

まずは気になるCPU×GPUを早見表でチェック。迷ったら、予算・遊び方・解像度からおすすめ構成を逆引きしてみてください。

何でも最強にする必要はありません。

自分が遊ぶゲームに必要な性能を見極める。

それが、自分に合ったCPUとGPUの組み合わせを見つける一番分かりやすい考え方です。

PCパーツの基礎知識

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