Core Ultra 7 270K Plusレビュー|RTX 5070Tiの実機フレームレート比較

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RTX 5070 Tiと10個のCPUを組み合わせて、いろいろ比較してみました。

インテル

  • Core Ultra 7 270K Plus(今回の主役)
  • Core Ultra 7 265KF
  • Core Ultra 7 265F
  • Core i7-14700F

AMD

  • Ryzen 7 9850X3D
  • Ryzen 7 9800X3D
  • Ryzen 7 7800X3D
  • Ryzen 7 9700X
  • Ryzen 7 7700
  • Ryzen 7 5700X

2026年のデスクトップCPUはRyzenが優勢。ゲームに強いX3Dシリーズが圧倒的な人気を集め、インテルは厳しい状況が続いています。

そんな中でもCore Ultra 7 270K Plusは、久々に期待できるCPUです。

そこで気になるのは、人気のRyzenと比べてどれくらいの差があるのか、という点でしょう。

数値データと実プレイ映像で実力を洗い出すので、気になる人はこの先をチェックしてください。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!
目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている 青:劣っている

スクロールできます
Ultra 7
270K+
Ultra 7
265KF
Ultra 7 265Fi7-14700F9850X3D9800X3D7800X3D9700X77005700X
世代200S+200S200S第14Zen 5Zen 5Zen 4Zen 5Zen 4Zen 3
対応ソケットLGA1851LGA1851LGA1851LGA1700AM5AM5AM5AM5AM5AM4
Pコア数8888888888
Eコア数16121212
NPU13 TOPS13 TOPS13 TOPS
ベースクロック3.7GHz3.9GHz2.4GHz2.1GHz4.7GHz4.7GHz4.2GHz3.8GHz3.8GHz3.4GHz
ブーストクロック5.5GHz5.5GHz5.3GHz5.4GHz5.6GHz5.2GHz5.0GHz5.5GHz5.3GHz4.6GHz
L3キャッシュ40MB30MB30MB33MB96MB96MB96MB32MB32MB32MB
熱設計電力125W125W65W65W120W120W120W65W65W65W
上限温度105℃105℃105℃100℃95℃95℃89℃95℃95℃95℃
発売開始年月2026/42024/102025/32024/12026/12024/112023/42024/82023/12022/4
販売開始価格59,800円75,800円71,800円61,800円94,800円86,800円71,800円70,800円53,800円42,800円
価格は変動するのでマメにチェックして下さい

Core Ultra 7 270K Plusは、従来モデルのCore Ultra 7 265Kを改良したCPUです。CPU末尾の「K」とか「F」って何?

主な変更点としては、Eコア数やキャッシュメモリ容量が増えたほか、マニアックな点ではCPU内部の接続まわりやメモリ性能も強化。

Core Ultra 200S PlusシリーズにCore Ultra 9は発売されなかったので、この270K Plusが実質的なインテル最上位CPUとなります。

完成度は非常に高く、今インテルCPUを選ぶなら、これ一択と言っていいでしょう。

ただし、販売開始価格は安く見えるけど、実売価格はゲーマーに大人気のRyzen 7 9800X3Dと大差ありません。実質的にCore Ultra 9クラスと考えれば安いものの、ゲーム目的だとコスパは特別良いわけではなく、普通です。なお、価格は常に変動するので、マメにチェックしてください。

実際、このあとの検証結果を見ると、ゲーム中心で使うならRyzen 7 9800X3Dのほうが強いです。

270K Plusは8Pコア+16Eコア=計24コアという、すさまじい数のコア数が魅力。仕事やクリエイティブ処理まで幅広くこなしたい人とは相性の良いCPUです。

とはいえ、これだけ多くのコアをフルに使う処理を日常としている人って、そこまで多くないはず。

ゲームしながら、配信+録画+Discord+動画編集+エンコード+3DCGレンダリング+圧縮/解凍まで同時進行できるスーパーマンなら270K Plus一択。

一方で、ゲーム+配信+Discordの組み合わせや、クラウドのAIサービスを使ったり、動画編集や3DCGレンダリングはその都度単独で集中して作業するなら、Ryzenの8コアモデルで十分。っていうか、ほとんどの人は8コアで十分だと思います。

ちなみに本記事では触れませんが、270K Plusはオーバークロックや電力制限解除、Intel BOTといったマニア向け設定にも対応しています。

定格以上のパワーを引き出す楽しみもあり、特に自作ユーザーと相性の良いCPUです。

  • Intel BOTのベンチマークは当サイトでは行いません。旧世代で導入されたAPOと同じく、知ってる人しか使わないマニア向け機能のため。たぶん、普及しないと思われます。

次に、今回の比較で使用したCPUについても簡単に触れておきます。

Core Ultra 7 265KF/265Fは、そもそも高性能ではなかったのですが、270K Plusの登場で存在感が完全に無くなりました。実売価格は安いけど、買わないほうが良いです。

Core i7-14700Fも世代が古すぎるほか、総合性能も270K Plusに大きく劣るため、いま選ぶCPUではありません。

Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/7800X3DといったX3D系CPUは、とにかくゲーム時のパフォーマンスの高さが魅力。ゲームがしたいなら270K Plusよりもおすすめです。

Ryzen 7 9700Xと7700は、270K Plusと近い立ち位置で、ゲームもクリエイティブ作業もそつなくこなせる「バランス型」です。十分な性能を持っているので、価格と扱いやすさ重視ならアリ。

Ryzen 7 5700XはミドルGPU向け。RTX 5060あたりなら好相性ですが、RTX 5070以上だとパワー不足。安いけど選ぶなら慎重に。

CPUベンチマーク

以下のグラフは、CPUの総合性能を評価する「PassMark」のスコアです。

グラフだけで判断すると、Core Ultra 7 270K Plusをはじめ、Core Ultra シリーズが「飛び抜けて高性能」に見えます。

ただし、CPUベンチマークは実運用とはかけ離れたテストで、多コアな最新CPUほど良いスコアになります。

一方、ゲームや普段使いでCPUをフル稼働させる場面は、まずありません。実際の体感は、こうしたベンチの数字だけでは見えない部分で決まるものです。

ゲームではRyzen 7 9850X3D/9800X3D/7800X3DといったX3D系CPUのほうが強いので、CPUベンチマークの結果だけで性能を判断すると失敗します。

なのでCPUベンチは「限界性能の参考」くらいでOK。本当の差は、このあと見るゲーム性能で判断するのが一番わかりやすいです。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

各CPUの将来性について

スクロールできます
価格GPU交換CPU交換
Core Ultra 7 270K+X
Core Ultra 7 265KF
Core Ultra 7 265F
Core i7-14700FXX
Ryzen 7 9850X3DX
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9700X
Ryzen 7 7700X
Ryzen 7 5700XXXXX
「価格」は2026年4月時点の実売価格で評価

【GPU交換】より高性能なグラフィックボードに交換してもCPUとGPUのパワーバランスが崩れないか

【CPU交換】上位のCPUへ交換してパワーアップできるか

BTOパソコンを購入する人だと、自分でCPUを交換することは無いのでは? … と思いますが、グラフィックボード交換はわりとあると思います。

Core Ultra 7 270K Plusは、インテルCPUの中でも最上位モデルなので、RTX 5090といったハイエンドGPUとの相性も良いです。ただし、2027年には次世代CPUの登場が見込まれており、マザーボードの規格変更も予定されています。そのため、CPUを交換しながら長く使う構成には向いていません。

Core Ultra 7 265シリーズとCore i7-14700Fは、270K Plusの登場により、もはや選ぶ価値のないCPUです。

Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/7800X3Dは強いです。RTX 5090といったハイエンドGPUとも相性良し。将来の次世代GPUでも楽勝で動かせるはず。さらに、次世代のZen 6(Ryzen 10000系?)でも同じマザーボードを使える可能性が非常に高く、CPU交換して長く既存パーツを使い続けることも可能。投資に見合った十分な性能です。

Ryzen 7 9700Xと7700はバランス型。CPU交換の選択肢も広いので、あとからアップグレードする前提でも扱いやすいです。両CPUともに、いつか登場する次世代GPUもRTX 5070 Tiと同クラスなら問題ないと思います。価格重視でカジュアルにゲームを楽しむ人向けのCPUです。

Ryzen 7 5700Xは注意。世代が古く、性能も控えめなので、高性能なグラフィックボードに載せ替えても力を引き出しきれません。CPU交換による延命ルートもほぼ無いのがデメリットです。

グラフィック性能|RTX 5070 Ti

GPUメモリ容量メモリ性能消費電力
RTX 508016GB960 GB/s360W
RTX 5070 Ti16GB896 GB/s300W
RTX 507012GB504 GB/s250W

▼実際に使ってみた体感ベースで、解像度別のおすすめGPUをまとめるとこんな感じです。

フルHDWQHDウルトラワイド4K
RTX 5080
RTX 5070 Ti
RTX 5070

RTX 5070 Tiは4Kまで快適に遊べる「準ハイエンドGPU」です。

16GBの大容量VRAMを積んでいるので、4K高画質ゲームはもちろん、動画編集やAI系処理を含む重めのクリエイティブ用途にも強いのが魅力。さらに、RTX 5000シリーズ対応のマルチフレーム生成を使えるゲームなら、4Kで200fps超えも狙えるほどパワフルです。

ただし、フルHDではさすがにオーバースペック気味。本領を発揮しやすいのはWQHD〜4K環境で、高解像度でこそこのGPUの強さがハッキリ出ます。

上にはRTX 5080もありますが、できることが激変するわけではありません。違いはシンプルに余裕です。最初から4Kメインでガッツリ使うならRTX 5080もアリですが、RTX 5070 Tiでも守備範囲はかなり広めです。

一方、下位モデルのRTX 5070でも4Kまで遊べるけど、多くのゲームで画質調整が必要なので、余裕は一段落ちます。

総合的に見ると、RTX 5070 Tiはかなり完成度の高いGPUです。

こうした性能を活かすなら、組み合わせるCPUも重要。Core Ultra 7 270K Plusなら、ゲームだけでなく、動画編集や配信なども含めてマルチに使いやすく、RTX 5070 Tiと組み合わせてもバランスの良い構成にまとまります。

その他、RTX 5070 Tiのメリット・デメリットについては別記事にまとめたので、気になる人は参考にしてください。

検証用PCのスペック

インテルCPUテスト環境
AMD CPUテスト環境
スクロールできます
CPUシリーズCore Ultra 7Core i7Ryzen 7
CPU型番270K+
265KF
265F
14700F9850X3D
9800X3D
7800X3D
9700X
7700
5700X
ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
Cooler Master
CM690Ⅲ
マザーボードMSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
MSI B760I
EDGE WIFI
レビュー
ASUS TUF GAMING
B850-PLUS WIFI
レビュー
ASRock Phantom
Gaming 4
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
空冷
Scythe 虎徹 MarkⅡ
GPUASUS TUF GAMING
5070Ti OC
メモリ32GB
DDR5-5600
32GB
DDR4-3200
32GB
DDR5-4800
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
電源850W

検証環境は一般的なBTOパソコンとほぼ同じ仕様です。いわゆる“めっちゃ高性能”なパーツは使っていません。

CPUクーラーも、当時2,500円くらいで売っていた安物です。(※すでに販売終了)

電源容量はRTX 5070 Tiの場合、750WあればOK。

すべてのCPU設定は定格に統一しています。(Core Ultra 7 270K PlusはPL1=125W、PL2=250W)

なお、Intel BOTは使用していません。

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】Apex Legends
  • 【中量級】ゼンゼロ
  • 【中量級】鳴潮(めいちょう)
  • 【中量級】ステラーブレイド
  • 【中量級】アークレイダース
  • 【重量級】バトルフィールド 6
  • 【重量級】モンスターハンターワイルズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ
  • 【重量級】ボーダーランズ 4

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

DLSSとは?(アップスケールなどの解説)

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAのGeForce RTXシリーズ専用AI描画技術のこと。

ひとことで言うと、AIでfpsを稼ぐための総合パッケージです。

DLSSの主な機能は4つ。

  • アップスケーリング(基本機能)
  • フレーム生成(マルチフレーム含む)
  • Ray Reconstruction
  • DLAA(画質特化モード)

以下、ざっくり解説します。

① アップスケーリング

低解像度で描画 → AIで高解像度化

  • fpsが大きく伸びる
  • 画質劣化が少ない
  • 4Kやレイトレ環境で超重要

一番ベースになる機能です。

当サイトでは基本的にすべてのゲームでアップスケーリングを使用して検証しています。

② フレーム生成

  • AIが“中間フレーム”を勝手に作る
  • 表示fpsが一気に増える
  • 体感ヌルヌル

※入力遅延対策としてNVIDIA Reflexとセット運用が基本。

RTX 50世代では、複数フレームを生成する「マルチフレーム生成」に進化し、さらに大きくfpsを伸ばせます。

フレーム生成のメリット・デメリットの項目も参考にしてください。

③ Ray Reconstruction

  • レイトレーシングのノイズ除去をAI化
  • レイトレ画質が大幅改善
  • パフォーマンスも向上
  • 重たいRT環境で効果大

レイトレ専用の進化版。

④ DLAA

  • アップスケールせず、AIでアンチエイリアス処理だけ行う
  • fpsはほぼ伸びない
  • 画質はかなりキレイ
  • ハイエンドGPU向け

「画質優先マン」用。

フレーム生成のメリットとデメリット

RTX 5000シリーズからパワーアップしたフレーム生成について、ざっくり解説します。

旧世代のRTX 4000シリーズだと、フレーム生成の倍率は×2まで。RTX 5000シリーズから倍率を×4まで上げられるようになりました。

  • 2026年春頃に×6まで倍率を上げられるようになります
フレーム生成 OFF
ステラーブレイド/4K
画質:とても高い
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

↑RTX 5070 Tiのパワーがあれば、フレーム生成を使わなくても十分なパフォーマンスで遊べるゲームが多いです。

フレーム生成 ×4
ステラーブレイド/4K
画質:とても高い
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

↑フレーム生成の倍率を上げていくと、フレームレートはドッカンと伸びますが、RTX 5070 Tiだと「さすがに盛りすぎでは?」と感じる水準まで跳ね上がるゲームが多いです。

さらに、メリットだけではありません。

フレーム生成は理論上、入力遅延がわずかに増える仕組み。そこは知っておくべきポイントです。

まずは、こちらの図解をチェックしてください↓

もう少し詳しく解説したバージョンがこちら↓

フレーム生成は、見た目上のフレームを増やして動きをなめらかに見せる機能です。かなり便利ですが、素の性能がそのまま上がるわけではありません。

入力遅延はあるものの、内部処理は超高速です。しかもNVIDIA Reflexと併用するのが基本なので、普通に遊ぶぶんなら気にならない人のほうが多いと思います。

RTX 5070 Tiでのおすすめ設定は、まずは「フレーム生成なし」または「×2」で試すこと。

x2までで十分と感じたらそのまま。もう少しヌルヌル感が欲しければ×3、×4と段階的に上げていくのが良いでしょう。

ただし、パリィやガードを多用するアクションゲームが好きな人は×2までが無難。ここを超えると、操作感の変化に敏感な人ほど違和感が出やすくなります。

また、倍率を上げるほど操作感だけでなく、画質面のクセも出やすくなる点には注意が必要です。具体的には、キャラクターの輪郭がボヤけたり、視点を大きく動かしたときにチラつきが出るゲームもあります。

結論として、フレーム生成は万能ではありません。「操作感と画質のバランスを見ながら使う機能」として考えるのがちょうどいいです。

【軽量級】Apex Legends

Apex Legends/WQHD
画質:高
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
Apex Legends/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

条件をそろえるため、上の動画のように「アルティメット+射撃」が重なる高負荷シーンを使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

実戦では状況によってフレームレートが上下するため、数値は参考程度に見てください。

グラフィック設定
  • 【画質】高
 設定の詳細はこちら

グラフを見ると、Core Ultra 7 270K Plusは旧モデルの265KFから大きくパワーアップしています。

ゲームに強いRyzen 7 9850X3D/9800X3Dと変わらないパフォーマンス。

ガチな対戦FPSゲーマーでも満足できる性能です。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

ゼンゼロ/4K
画質:高
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
ゼンゼロ/4K
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

条件をそろえるため、上の動画のような戦闘パターンを再現し、平均fpsと最低fpsを計測しました。

敵の数によって多少の前後はあるものの、ほぼ最高負荷時のパフォーマンスと見てOKです。

グラフィック設定
  • 【画質】高

ゼンゼロはCPUによる差が出やすいタイトルで、フルHD〜4KまでRyzen X3D系が強いです。

平均fpsだけでなく最低fpsも高いので、瞬間的なカクつきが出にくいのがポイント。体感のなめらかさに直結する部分です。

Core Ultra 7 270K Plusは旧モデルの265KFよりは優れているものの、Ryzenの上位モデルにボロ負け。

この差は、長く遊ぶほどじわじわ効いてきます。がっつりやり込む人はRyzen X3Dが良いでしょう。

逆に、カジュアルに遊ぶなら270K Plusで問題ありません。

【中量級】鳴潮(めいちょう)

鳴潮/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
鳴潮/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

鳴潮は、完全に同じ戦闘シーンを再現するのが難しいため、計測はソアーで固定ルートを高速飛行しているときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

実際の戦闘シーンでのfpsの落ち込みについては、上の動画を参考にしてください。

設定は最高画質で4K/平均120fpsを安定して出すために、2倍フレーム生成を使用しています。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【アップスケール品質】ウルトラクオリティー
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】×2

グラフを見ると、Core Ultra 7 270K PlusはRyzen X3D系以下、Ryzen 7 9700Xに近いパフォーマンスといった感じです。

最強ではないけど、十分な性能だと思います。

【中量級】ステラーブレイド

ステラーブレイド/4K
画質:とても高い/フレーム生成:OFF
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
ステラーブレイド/4K
画質:とても高い/フレーム生成:OFF
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

計測は上の動画のように、町中を30秒間ダッシュしたときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

このゲームは激しい戦闘中でもダッシュ時とフレームレートはあまり変わらないので、グラフの数値は実戦時のプレイ感に近いものだと考えてOKです。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したフレーム生成OFFと、ストーリーをまったり遊ぶ人向けのフレーム生成×2で計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】とても高い
  • 【アップスケール品質】クオリティー
  • 【フレーム生成】OFFと×2

グラフを見れば分かるとおり、Ryzen X3D系と非常に相性の良いゲームです。

特にRyzen 7 9850X3Dと9800X3Dが別格で、フルHD〜4Kまで突き抜けたフレームレートを叩き出します。

Core Ultra 7 270K Plusは、Ryzen 7 9700Xに近いパフォーマンスでした。

フレーム生成OFFで4K/平均120fpsを狙うなら、最低fpsの高いRyzen X3D系が良いでしょう。

一方、フレーム生成を使うと4Kではほぼ横並びになります。GPU側の負荷が増え、CPU性能の差が表に出にくくなるためです。

平均fpsは伸びるものの最低fpsは落ちるので、ガチで遊ぶならフレーム生成OFFのほうがおすすめ。

ゲームによっては、フレーム生成OFF+高性能CPUの組み合わせが、そのまま体感差に直結します。

【中量級】ARC Raiders|アークレイダース

アークレイダース/4K
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
アークレイダース/4K
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

このゲームは完全に同じ戦闘パターンを再現できないので、上の動画のように練習場内をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中は少しフレームレートがブレるものの、基本的には移動がメインとなるゲームなので、実際のプレイ感を把握するには十分参考になると思います。

画質は最高設定。探索やPvEをメインに遊ぶ人を想定し、フレーム生成×2で4K/120fps以上を狙った設定としています。

グラフィック設定
  • 【画質】エピック
  • 【アップスケール品質】品質重視
  • 【レイトレーシング】エピック
  • 【フレーム生成】×2

どのCPUを使っても4Kまでほぼ横並び状態でした。

Core Ultra 7 270K Plusで十分すぎるパフォーマンスです。

【重量級】バトルフィールド6

Battlefield 6/WQHD
画質:高/フレーム生成 OFF
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
Battlefield 6/WQHD
画質:高/フレーム生成 OFF
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

このゲームも完全に同じ戦闘シーンを再現できないため、上の動画のように爆撃の中をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

マップや戦闘パターンによってフレームレートは大きく動くので、あくまで目安として参考にしてください。

画質は、マルチプレイを想定して少し落とした設定+フレーム生成OFFでWQHD/165fpsを狙うパターンと、最高画質+フレーム生成×4でRTX 5070 Tiの性能を全開放するパターンの2つで計測しています。

グラフィック設定
  • 【設定1】
    • 【画質】高
    • 【アップスケール品質】バランス
    • 【フレーム生成】OFF
  • 【設定2】
    • 【画質】オーバーキル
    • 【アップスケール品質】クオリティー
    • 【フレーム生成】×4

フレーム生成を使わない【設定1】では、Core Ultra 7 270K Plusがベスト。特に最低fpsが高く、瞬間的なカクつきが起きにくい特徴があります。

フレーム生成を使った【設定2】では、どのCPUを使ってもフルHD〜4Kまで横並び。4Kでも平均200fps以上出ますが、そこまで必要な人は少ないでしょう。さらに言うと、フレーム生成を使うと最低fpsが落ちるので、ガチで遊ぶならフレーム生成OFFがおすすめです。

【重量級】モンスターハンターワイルズ

モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

このゲームも同じ戦闘パターンを再現できないので、セクレトに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したガチハンター向けのフレーム生成OFFと、美しい映像をまったり楽しみつつ4K/100fpsを狙ったフレーム生成×2、4K/165fpsを狙った×4で計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】「OFF」「×2」「×4」

グラフから判断すると、微妙にRyzen X3D系が強く見えますが、Core Ultra 7 270K Plusとの差は誤差レベルです。

全体的にはフレーム生成OFFでも4K/平均60fpsが出るので、ガチなハンターでも十分な性能と言っていいでしょう。

また、フレーム生成の倍率を上げると平均fpsは伸びる一方で、最低fpsは下がりやすい傾向も見えます。個人的には、フレーム生成は×2あたりがいちばんバランス良く感じました。

【重量級】サイバーパンク 2077

サイバーパンク2077/4K
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
サイバーパンク2077/4K
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、バイクに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘時のフレームレートは、上の動画を参考にしてください。

画質はパストレーシングを使った最高設定。2倍フレーム生成で4K/100fpsを狙う設定と、参考として4倍フレーム生成でも計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【アップスケール品質】自動
  • 【フレーム生成】「×2」と「×4」

全体的に、CPU違いによる性能差はほとんどありません。

フレーム生成×4では、フルHDとWQHDでX3D系の最低fpsがやや良い傾向です。ただ、体感で違いが分かる人はほとんどいないでしょう。

レイトレーシングの中でも最高に重たいパストレーシングを使うと、GPU側の処理がかなり重くなり、CPUの性能差が表に出にくくなります。

なので、どのCPUを選んでも普通に快適に遊べるレベルです。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

アサクリシャドウズ/4K
画質:最高/フレーム生成 ×4
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
アサクリシャドウズ/4K
画質:最高/フレーム生成 ×4
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、フィールド内をダッシュした際の平均fpsと最低fpsを計測しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

フレーム生成必須の重量級ゲームです。画質は最高設定から少しだけ軽く調整し、フレーム生成は安定感重視の×2と、4K/120fps以上を狙った×4の2パターンで計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】「×2」と「×4」

こちらも微妙にRyzen X3D系が強く見えるけど、全体的にはほぼ横並びの結果です。

フレーム生成を×4にすれば、どのCPUを使っても4K/120fps以上で遊べますが、最低fpsは逆に落ちる点だけ注意が必要です。

とはいえ、こういった競技性の無いゲームをまったり遊ぶなら、どのCPUを選んでも問題ありません。

【重量級】ボーダーランズ4

ボーダーランズ4/4K
画質:バッドアス/フレーム生成 ×4
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti
ボーダーランズ4/4K
画質:バッドアス/フレーム生成 ×4
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5070 Ti

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現できないため、ビークルに乗って固定ルートを走行したシーンの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中のフレームレートの落ち具合は、上の動画を参考にしてください。

こちらもフレーム生成必須の重量級ゲームで、画質は最高設定、フレーム生成は安定感重視の×2と、4K/120fpsを狙った×4で計測してます。

グラフィック設定
  • 【画質】バッドアス
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】「×2」と「×4」

こちらもRyzen X3D系が強く見えますが、全体的に見れば横並びの結果です。

グラフィックにこだわった重たいゲームでは、最高画質にするとGPU側の負荷が最大になり、CPUの差が出にくくなります。

どのゲームでCPU性能の差が出るかは、実際に遊んでみないと分からないのが悩ましいところです。

ゲーム性能のまとめ

まずは、10ゲーム分のフレームレートを合算した結果を見てください。

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは変わります。

今回もっとも良い性能だったのは、Ryzen 7 9850X3Dでした。

総合的なパフォーマンス差をまとめると、次のようになります。

良い X イマイチ

CPU平均fps
性能差
最低fps
性能差
Ryzen 7 9850X3D基準値基準値
Ryzen 7 9800X3D-0.8%-1.3%
Ryzen 7 7800X3D-3.6%-5.7%
Core Ultra 7 270K+-6.9%-6.4%
Ryzen 7 9700X-7.5%-10.3%
Core Ultra 7 265KF-10.1%-12.3%
Ryzen 7 7700-10.6%-13.6%
Core Ultra 7 265F-12.0%-14.8%
Core i7-14700F-13.0%-17.1%
Ryzen 7 5700X-15.9%-24.8%

正直なところ、平均fpsだけで見れば、RTX 5070 TiのパワーがあればどのCPUでも普通に遊べる数字が出ます。

ただ、ゲーム体験で本当に効いてくるのは最低fpsです。フレームが一瞬ガクッと落ちる場面が少ないほど、体感のなめらかさは安定しやすくなります。

この点では、やはりRyzen X3D系が強い。特に「Apex Legends」「ゼンレスゾーンゼロ」「ステラーブレイド」といったプレイ人口の多い「軽〜中量級タイトル」では、4KまでCPU差が出る場面もあり、ゲーム最優先ならX3D系の優位性はかなり高いです。

とはいえ、Core Ultra 7 270K Plusもかなり優秀。最低fpsはX3D系に一歩譲るものの、ゲーム性能は十分に高く、タイトルによってはRyzen X3D系を上回ることもありました。

さらに、このあと見るクリエイティブ性能まで含めると、Core Ultra 7 270K Plusはかなり完成度の高いバランス型CPUと言えます。ゲームだけでなく、映像編集や各種作業まで1台で幅広くこなしたい人にとって、最有力な選択肢になるでしょう。

結論として、ゲーム最優先ならRyzen X3D系が本命。ゲームも作業も1台で広くこなしたいなら、Core Ultra 7 270K Plusはかなり面白い選択肢です。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは、上記のようなヘビークリエイター向けベンチマークではなく、ゲームをメインに、動画・写真編集をサブで行うユーザーを想定。

CPUの違いで、実際の作業時間がどれくらい変わるのかを基準に比較しました。

動画エンコード(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5070 Tiを使ったエンコードはCPU 15〜20%、GPU 50%くらいの配分で動作。

パワーに余裕があるからなのか、Premiere ProではCPUもGPUもフル稼働しない状態でした。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります

4Kエンコード

YouTube 2160p 4KUHD

↑どのCPUを使っても10分の実時間より速く処理できます。

秒単位でCPUの差は出るものの、世代の古いCore i7-14700FやRyzen 7 5700Xを除けば、体感できるほどの違いはなく、誤差レベルと言っていい結果でした。

フルHDエンコード

YouTube 1080p FHD

↑今でも主流のフルHDエンコードは負荷が少ないので、速攻で処理が終わります。

こちらも、世代の古いCore i7-14700FとRyzen 7 5700Xを除けば、体感差はありません。

写真編集(Lightroom Classic:AIノイズ除去+RAW現像)

写真編集では、1日分の撮影から厳選した10枚を仕上げるケースを想定しています。

まずは編集の手始めとして、お気に入りの10枚にAIノイズ除去を一括で適用し、処理が完了するまでの時間を計測しました。

なお、RAWデータは約2400万画素(6000 x 4000)です。

AIノイズ除去

適用量:50

AIノイズ除去は、CPU 5〜20%/GPU 95%前後の配分で動作。

処理の中心はほぼGPUなので、理論上は同じGPUを使えばそんなに差は出ないはず。

ただ、今回の検証ではAMDとインテルでけっこう差が出ました。

どうも今のアプリバージョンだとインテルCPUと相性が悪いようです。

個人的な見立てでは、インテル最新CPUのクリエイティブ性能はけっこう高いと感じています。すべてのクリエイティブアプリでインテルCPUが弱いってことは無いので、この結果は参考程度に見てください。

最も世代の古いRyzen 7 5700X以外を選んでおけば、個人レベルの写真編集は問題ないと思います。

次に、ノイズ除去後の写真をJPEGとして書き出した場合の処理時間を確認します。

個人の趣味レベルの作業では1枚ずつ書き出すことが多いものの、1枚だとあっという間に終わってしまい、差が分かりません。

そこで本検証では、あくまで比較用として、10枚をまとめてJPEG書き出しし、CPUごとの処理時間の違いを見ています。

RAW現像 10枚

約2400万画素

書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整なし

RAW現像はCPU 65~80%、GPU 10%くらいの配分で動作。この処理は完全にCPUヘビーです。

こちらはCore Ultra 7 270K Plusが最速。Ryzen 7 9850X3D/9800X3Dもなかなか速いです。

もっと複雑な処理をさせたら、大きな差が出ると思われますが、1枚単位の処理時間でみると約0.5~0.9秒程度。

趣味レベルの写真編集なら、どのCPUを使っても瞬間で現像できます。

クリエイティブ性能のまとめ

今回比較したCPUの中で、一番キビキビ動いていると感じたのはRyzen 7 9850X3Dでした。ただ、全体として見れば差はそれほど大きくありません。

これはあくまで「ゲームがメインで、たまに映像編集もする」という使い方を想定した結果で、実際のところ私の用途そのものでもあります。

このくらいのライト〜中間層の使い方なら、Ryzen 7 5700Xさえ避けておけば問題ないと感じました。

逆に、制作作業を日常的にこなすヘビークリエイターなら、コア数の多いCore Ultra 7 270K Plusか、Ryzen 9を選んだほうが良いでしょう。

ライブ配信チェック

サイバーパンク2077をOBS StudioとVTube Studioを使ってアバター合成しながらTwitchにライブ配信テストをしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ゲーム内のベンチマークモードで計測しています。

4K/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

まず、今どきの配信はGPUのエンコード機能(NVENC)が使えるので、CPUの依存度は非常に低いです。

配信もしたいからCPUも高性能じゃないとダメってことはありません。

とはいえ、配信するとフレームレートは少し落ちます。高fpsが重要なゲームであれば、画質や高解像度を調整する必要はあるでしょう。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」にして負荷を分散させる方法もあります。

2PC構成ならゲーム側のフレームレート低下はゼロ。配信も安定するので、無理に1PC配信にこだわる必要はありません。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5070 Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
Core Ultra 7 270K+375-385W245-265W75-80W
Core Ultra 7 265KF350-370W235-250W65-70W
Core Ultra 7 265F325-360W235-250W65-70W
Core i7-14700F345-390W255-270W70-75W
Ryzen 7 9850X3D355-375W245-265W75-80W
Ryzen 7 9800X3D345-365W230-250W75-80W
Ryzen 7 7800X3D305-335W200-225W65-70W
Ryzen 7 9700X345-370W245-260W75-80W
Ryzen 7 7700330-355W235-245W65-70W
Ryzen 7 5700X315-360W235-240W70-75W

Core Ultra 7 270K Plusの消費電力は、旧モデルの265KFよりやや高めです。ただ、性能の伸び幅を見れば許容できる結果でしょう。

ライバルのRyzen 7 9850X3Dと比べると、270K Plusが少し不利ではあるものの、微妙な差だと感じました。

参考までに、最も省電力だったのはRyzen 7 7800X3Dです。一方で、270K Plusに性能が近いRyzen 7 9700Xは、より高性能なRyzen 7 9800X3D/9850X3Dとあまり変わらない結果になりました。

X3D系は大容量キャッシュによってメモリアクセス効率が良くなりやすく、それが電力効率の良さにもつながっていると考えられます。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

▼参考までに、一般的な家電との比較はこちら。

電気ストーブ300~600W
炊飯器300~500W
食洗機450~700W
オーブントースター450W

中出力クラスの暖房系家電よりも少し低い消費電力です。

▼電気代の目安(Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Ti/ゲーム時の最大385Wで計算)

1時間7.7円
3時間23.1円
5時間38.5円
8時間61.6円
1ヶ月
1日8時間×30日
1,848円
(筆者の契約)第一段階・1kWh=20円で計算

ハイスペックPCの構成として見ると、電気代は思ったより安めです。

もちろん、実際には常に385Wで動き続けるわけではないので、電気代はもう少し下がります。

このあたりは比べるとキリが無いのですが、個人的には性能に見合った消費電力だと感じました。

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

すべて「サイドフロー空冷」とオープンフレームケースを使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
PassMark
ゲーム
4K
エンコード
4K
Core Ultra 7 270K+97℃82℃70℃
Core Ultra 7 265KF91℃76℃61℃
Core Ultra 7 265F65℃68℃60℃
Core i7-14700F78℃79℃68℃
Ryzen 7 9850X3D95.4℃80.8℃73.2℃
Ryzen 7 9800X3D95.5℃76.4℃68.9℃
Ryzen 7 7800X3D79.9℃71.6℃69.2℃
Ryzen 7 9700X76.2℃75.1℃75.1℃
Ryzen 7 770082.9℃78.2℃76.5℃
Ryzen 7 5700X66.1℃69℃66.5℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

まずは「瞬間最大温度」から見ていきます。

各CPUの上限温度は、Core Ultra 7が105℃、Core i7は100℃、Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/9700X/7700/5700Xが95℃、7800X3Dが89℃です。

ここで示しているのは、CPUごとに設計上定められている最大許容温度のこと。温度がこの値に近づくと、自動的に出力を抑える機能が働くため、数値を見て過度に心配する必要はありません。

実測ではRyzen 7 9850X3Dと9800X3Dが、CPUベンチマーク時のみ一瞬95℃へ到達しました。ただし、CPUを100%使い切るようなベンチマークテストは、日常用途とは性質が異なります。ここは参考値として見ておけばOKです。

ゲームやエンコードといった日常的に発生する高負荷シーンでは、どのCPUも上限温度を大きく下回る範囲でした。

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
PassMark
ゲーム
4K
エンコード
4K
Core Ultra 7 270K+67℃61℃56℃
Core Ultra 7 265KF62℃57℃51℃
Core Ultra 7 265F49℃53℃50℃
Core i7-14700F52℃54℃53℃
Ryzen 7 9850X3D79.3℃68.5℃61.3℃
Ryzen 7 9800X3D74.7℃65℃55.8℃
Ryzen 7 7800X3D67℃62.8℃55.4℃
Ryzen 7 9700X69.2℃69.3℃63.9℃
Ryzen 7 770071.4℃68℃61.2℃
Ryzen 7 5700X61.3℃65.2℃59.1℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

次に、「平均温度」をチェックします。ここで上限値に近い状態だと注意が必要です。

CPUによって多少の差はあるものの、いずれも設定された上限温度の範囲内に収まっています。

実際の使用環境を想定すれば、どのCPUも温度面で不安を感じるレベルではありません。通常運用であれば、まったく問題ない範囲です。

Core Ultra 7 270K PlusのCPUクーラーは、基本的にミドルタワー以上のケースであればサイドフロー空冷で十分です。

一方、ミニタワーやMini-ITXケースのように内部スペースが限られる環境では、水冷クーラーをおすすめします。

ポイントはケース内の容量です。内部が狭いと、グラボが排出した熱をCPUクーラーが吸い込みやすくなり、冷却効率が下がります。

また、270K PlusはCPU設定を細かく調整できるので、オーバークロックや電力制限解除で定格以上の性能を引き出すなら、280mm以上の水冷クーラーを選んだほうが安心です。

▼CPUクーラー選びの基本的なポイントは、以下の関連記事も参考にしてください↓

【まとめ】Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070 Tiの構成について

まとめると、こんな感じです。

RTX 5070 Tiまとめ

  • 4K/最高画質で100fps以上
  • 目立った弱点のない高バランスGPU
  • フルHDでは性能を持て余しやすい

Core Ultra 7 270K Plusまとめ

  • インテルCPUならコレ一択
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • クリエイティブ性能も良い
  • CPU設定をいじるマニアな人
  • ゲーム目的だとコスパは「普通」
  • ゲーム目的ならRyzen X3Dのほうが良い

RTX 5070 Tiについては、準ハイエンドとして非常に完成度の高いGPUです。

あらゆるゲームを高画質で快適に遊べるだけでなく、ビデオメモリも16GBあるので、長く安心して使えるのも魅力。

ただ、フルHDだとちょっとオーバースペック気味。なるべくWQHD以上で使いたいGPUです。

Core Ultra 7 270K Plusについては、「なかなか良い」CPUです。少なくとも、2026年にインテルCPUを選ぶならコレ以外は全部ハズレと思ってください。

特に、オーバークロックや電力制限解除、Intel BOTなど、CPU設定をいじり倒したいマニアにとっては、久しぶりの大当たりCPUです。

価格は人気や在庫状況によって変わりますが、2026年4月時点では、ゲームに強いRyzen 7 9800X3Dと大差ありません。自分の使い方に合うかどうかは、しっかりチェックしたほうがよいでしょう。

ゲーム中心で、ネット閲覧などの普段使い、配信、たまに映像編集といった使い方ならRyzen 7 9800X3Dのほうが良いです。

一方で、映像編集やエンコードなどクリエイティブ系の作業が多いなら、Core Ultra 7 270K Plusの強みが活きます。

ゲーム最優先ならRyzen、ゲームも作業もバランスよくこなしたいならCore Ultra 7 270K Plus。この基準で考えると、自分に合うCPUを選びやすいでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

↑ごっついボディーが魅力のグラボです。

Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5070TiのBTOゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

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369800円RTX 5070 TiCore Ultra 7 270K+32GB2TBフロンティア111111111
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414800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
419800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBマウス1111111111
419800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBOZgaming111111111
429980円RTX 5080Core Ultra 7 270K+32GB2TBフロンティア11111111
459800円RTX 5080Ryzen 7 9850X3D32GB2TBフロンティア11111111
459980円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ111111111
474800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア111111111
479980円RTX 5070 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
483414円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TB日本HP1111111111
504980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ111111111
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