Core Ultra 7 265KFと265F×RTX 5070Ti 実機ベンチマーク|ゲーム性能・フレームレート比較

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【追記】2026年4月に上位CPUとなるCore Ultra 7 270K Plusが登場しました。しっかり性能アップしているので、インテルCPUを選ぶならこちらがおすすめです。

Core Ultra 7 265KF/265Fは価格は安いものの、今から積極的に選ぶ理由はありません。

以下は、当時の計測データとしてこのまま残しておきます。


Core Ultra 7 265KFとRTX 5070 Tiの組み合わせは、「インテルの新世代CPUが好き」「CPUは絶対にインテル派!」といった人向けの、やや玄人寄りな構成です。

Ryzen 7 9800X3Dのような“分かりやすい最強CPU”と比べると、価格・消費電力・実効フレームレートのバランスはどうなのか。

本当にCore Ultra 7 265KFを選ぶ価値はあるのか――

そこが一番気になるポイントでしょう。

そこで本記事では、RTX 5070 Tiを共通条件とし、「ゲーム性能・クリエイティブ性能・配信性能・消費電力」の4項目から、Core Ultra 7 265KFの立ち位置を実測ベースで検証しました。

検証に使用したCPUは以下の通りです。

Intel

  • Core Ultra 7 265KF(今回の主役)
  • Core Ultra 7 265F(準主役)
  • Core i7-14700F

AMD

  • Ryzen 7 9800X3D
  • Ryzen 7 9700X

「インテルCPUは今でも高性能なのか?」
「Core Ultra 7 265KFはコスパ的にアリなのか?」

その答えを、独自ベンチマークと実プレイ動画で掘り下げていきます。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!

現行・主流モデルから、当サイトで実機検証したCPU/GPUのみ選べます。

▶ CPUとGPUのバランスって何? 図でわかりやすく解説

目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている

スクロールできます
Ultra 7 265FUltra 7 265KFi7-14700F9700X9800X3D
世代シリーズ2シリーズ2第14Zen 5Zen 5
対応ソケットLGA1851LGA1851LGA1700AM5AM5
Pコア数88888
Eコア数121212
NPU13 TPOS13 TPOS
ベースクロック2.4GHz3.9GHz2.1GHz3.8GHz4.7GHz
ブーストクロック5.3GHz5.5GHz5.4GHz5.5GHz5.2GHz
L3キャッシュ30MB30MB33MB32MB96MB
熱設計電力65W125W65W65W
(105W)
120W
限界温度100℃100℃100℃95℃95℃
発売開始年月2025年3月2024年10月2024年1月2024年8月2024年11月
販売開始価格71,800円75,800円61,800円70,800円86,800円
🖥 CPU 価格推移
🖥 CPU 価格推移更新: 2026-09-10
値下がり2
値上がり2
過去最安に最も近いCore Ultra 7 265F¥54,980(最安比 115%)

🔍 最安値一覧

CPU本日の最安値最安ショップ6ヶ月の推移全期間最安値
Core Ultra 7265F¥54,980▼2,820ソフマップAmazonで見る¥47,9792025-06-06
Core Ultra 7265KF¥52,800▲3,820ソフマップAmazonで見る¥41,8922026-05-22
Core i714700F¥61,980ドスパラAmazonで見る¥43,5002025-11-05
Ryzen 79700Xおすすめ¥47,321▼2,479ソフマップAmazonで見る¥35,7802026-04-07
Ryzen 79800X3Dおすすめ¥72,800▲8,001ソフマップAmazonで見る¥58,5002026-04-06
Core Ultra 7 265Fソフマップで見るAmazonで見る
全期間最安¥54,980
¥40,000¥48,000¥56,000¥64,000¥72,000¥80,000
2026/042026/052026/062026/072026/082026/09

Core Ultraシリーズを超ざっくり解説すると、処理能力は前世代のCore i-14000シリーズから大きく変わらず、発熱と消費電力を大きく下げたCPUと言われています。

Core Ultra 7 265KFといったCPU名に「Kが付く」モデルは、動作クロックが高くてオーバークロックにも対応したフルスペック版です。

Core Ultra 7 265FやCore i7-14700FといったCPU名に「Kが付かない」モデルは、パワーを少し落として消費電力と発熱をさらに下げた省電力版で、主にBTOパソコンに採用されています。

ちなみに、前世代のCore i7-14700Kレビュー)は爆熱+水冷CPUクーラー必須+狂った消費電力で、パワーはあるけどデメリットの方が大きく、さらに不具合もあったり … しょうもないCPUでした。

それに比べるとCore Ultra 7 265KFは空冷でも安定して使えて消費電力はRyzenと同じくらいまで下がっているので、PCを自作する人にとってはすごく扱いやすいと思います。

ただ、実際に使ってみるとCore Ultra 7 265KFと265Fに大きな性能差は無く、CPUの設定をいじるマニアな人でなければ265Fで十分です。

……が、なぜか発売直後からフルスペック版の265KFのほうが安いという逆転現象が起きていて、自作派なら下位モデルの265Fを選ぶメリットはありません。

良い点は価格の安さにつきます。最近のインテルCPUは人気が無いので価格を下げまくってシェアを挽回しようと必死。

総合パフォーマンスはRyzen 7 9800X3Dと9700Xに負けるのの、普通に使う分にはインテルCPUでも出来ることは変わりません。

ただ、Ryzen 7 9700Xの価格がいい感じに下がっているので、あえてインテルCPUを選ぶメリットは無いです。

気になった点としては、AI処理専用のNPUを持ってるけど、ゲーミングPCの場合はGPUを使った方が効率が良いので使い道は無いと思われます。

また、最近のインテルCPUはEコア(高効率コア)を持ってますが、ぶっちゃけ何に役立ってるのかよく分からないコアです。影武者のようにせっせと働いてるのでしょうが、ゲーム中心で使う場合、Eコア無しでも問題ありません。

Core Ultraシリーズの最大のデメリットはチューニングが中途ハンパなまま販売開始をしてしまったため期待通りの性能が出ず、パワーを求めるユーザーから低評価をつけられまくって悪いイメージが根付いてしまったこと。

いくつかのアップデートを重ねたことで、ある程度の性能は出るようになったのですが、ゲーム時のパフォーマンスはRyzenより低く、前世代のCore i7-14700Fとあまり変わらないので注意してください。

とはいえ最新CPUなだけにマザーボードなどの設計が新しく、不具合で信頼性が大きく下がったCore i-14000シリーズをあえて選ぶメリットは少ないです。

っていうか、執筆時点ではRyzen 7 9800X3Dの性能が強烈すぎて、ほかのどんなCPUもショボく見えてしまいます。

ただ、BTOパソコンのRyzen 7 9800X3DモデルはCPUの価格差以上に高く、価格と性能のバランスを見ればCore Ultra 7で満足できる人は多いでしょう。

CPUベンチマーク

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。CPU末尾の「K」とか「F」って何?

  1. 58585
  2. 48666
  3. 45728
  4. 43898
  5. 38953
  6. 35898
  7. 35053
  8. 34962
  9. 34657
  10. 32575
  11. 28542
  12. 28130

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定をBTOパソコンと同じ「定格」にして計測しました。

グラフだけで判断すると、Core Ultra 7 265KFと265Fの性能は「飛び抜けて高性能」に見えます。

ただし注意点として、CPUベンチマークはCPUリソースを100%使い切る「非現実的な意地悪いじわるテスト」で、基本的に世代が新しくてコア数が多いCPUほど高いスコアが出ます。

一方、ゲームや動画編集といった一般的な用途では、CPUのリソースを使い切ることはまずありません。

特にインテル勢はCPUベンチマークだけやたら強く見える、いわゆる「ベンチ番長」なので注意してください。

なので、CPUベンチマークスコアだけで性能を判断するのは、ヤメた方が良いでしょう。

ここでは、あくまで限界性能のおおまかな順番を「ふ〜ん」と眺めるくらいでOKです。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

グラフィック性能|RTX 5070 Ti

3DMark Time Spy

  1. 32007
  2. 27295
  3. 22157
GPUメモリ容量メモリ性能消費電力
RTX 508016GB960 GB/s360W
RTX 5070 Ti16GB896 GB/s300W
RTX 507012GB672 GB/s250W

▼実際に使ってみた体感ベースで、解像度別のおすすめGPUをまとめるとこんな感じです。

フルHDWQHDウルトラワイド4K
RTX 5080
RTX 5070 Ti
RTX 5070
🖥 GPU 価格推移
🖥 GPU 価格推移更新: 2026-09-10

🔍 最安値一覧

GPU本日の最安値最安ショップ最安値モデル6ヶ月の推移全期間最安値
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GeForce RTX5070おすすめ¥137,800▼1,000ドスパラAmazonで見るPalit NE75070019K9-GB2050S¥74,6702025-12-05

RTX 5070 Tiは4Kまで快適に遊べる「準ハイエンドGPU」です。

16GBもの大容量ビデオメモリのおかげで、あらゆるゲームを4K/最高画質で遊べるほか、ヘビーなクリエイティブ作業も得意。

さらに、RTX 5000シリーズから使えるマルチフレーム生成に対応しているゲームなら、4K/200fps以上も狙える強烈なパワーが魅力。

ただし、フルHDだとパワーを持て余し気味。基本はWQHD〜4K環境で使ってこそ本領を発揮するGPUです。

上位にはRTX 5080もありますが、できること自体は大きく変わりません。違いはシンプルに「余裕」。最初から4Kメインで遊ぶなら検討の価値あり。

下位モデルのRTX 5070でも4Kまで遊べるけど、多くのゲームで画質の調整が必要になります。

総合的に見ると、RTX 5070 Tiは性能・価格・使い勝手のバランスが非常に優秀。ハイスペック環境を求める人にとって、これといった弱点のない完成度の高いGPUです。

その他、RTX 5070 Tiのメリット・デメリットについては別記事にまとめたので、気になる人は参考にしてください。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Core Ultra 7
265F/265KF
Core i7
14700F
Ryzen 7 9700X
Ryzen 7 9800X3D
ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードMSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
ASRock H670
PG Riptide
ASUS TUF GAMING
B850M-WIFI
レビュー
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
GPUASUS TUF GAMING
5070Ti OC
メモリ32GB
DDR5-5600
32GB
DDR4-3200
32GB
DDR5-4800
ストレージ2TB Gen 4×4
電源850W

一般的なBTOパソコンと同じ仕様で、めっちゃ高性能なパーツは使っていません。

CPUクーラーは2,500円くらいで売ってた安物です。

電源容量はRTX 5070Tiの場合、750WあればOK。

なお、使用したRTX 5070Tiはオーバークロック版なので、デフォルトモードに出力を落としてテストしました。

テストPCは見た目が違うだけで、BTOパソコンと同じです!

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】フォートナイト
  • 【軽量級】Apex Legends
  • 【中量級】ゼンゼロ
  • 【中量級】鳴潮(めいちょう)
  • 【中量級】ステラーブレイド
  • 【重量級】バトルフィールド6
  • 【重量級】モンスターハンターワイルズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ
  • 【重量級】ボーダーランズ4

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

【軽量級】フォートナイト

フォートナイトは最高画質だと重いタイトルですが、実際には画質を落として遊ぶ人がほとんど。今回は競技向けの「パフォーマンス画質」で比較しました。この条件だとCPUの強さがそのまま結果に出ます。

まずは下の動画を見て、戦闘中の同じシーンでどれくらいフレームレートに差が出るかを確認してみてください。

フォートナイト(WQHD/画質:パフォーマンス)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
フォートナイト(WQHD/画質:パフォーマンス)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは、同一リプレイの同じシーンを使って平均fpsと最低fpsを計測し、比較したものです。移動や建築、戦闘を含むシーンなので、実戦寄りの参考値として見てください。

グラフィック設定
  • 【画質】パフォーマンス

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 284fps151
  2. 307fps169
  3. 267fps141
  4. 388fps187
  5. 565fps232

WQHD

  1. 284fps135
  2. 306fps155
  3. 266fps120
  4. 371fps167
  5. 553fps229

4K

  1. 281fps134
  2. 306fps153
  3. 259fps121
  4. 355fps161
  5. 522fps222

グラフを見ると、平均fpsも最低fpsもRyzenが明らかに強く、とくに9800X3Dがぶっちぎり状態。逆にCore Ultra 7とCore i7は伸びが早い段階で止まりやすく、解像度を変えても数字が動きにくいので、RTX 5070 Tiの性能を活かしきれてなくて正直もったいないです。

理由は、画質を落とすとGPUの負担が軽くなって、そのぶんCPUに仕事が早く回るからです。CPUが強いほどフレームレートも安定して伸びます。

結論として、勝ちに行くヘビーシューターならRyzen 7 9800X3Dがベスト。コスパ寄りでもRyzen 7 9700Xなら十分強いです。インテル勢でも遊べはするけど、かなり損をすることになるので注意してください。

【軽量級】Apex Legends

Apex LegendsはRTX 5070 Tiにとってかなり軽いタイトルで、平均fpsはCPUを替えてもほとんど変わりません。ただし、混戦時の安定感を見ると差が出るのは「最低fps」で、ここはCPU性能の影響がはっきり表れます。

まずは下の動画を見て、ダッシュや爆発シーンのフレームレートをチェックしてみてください。

Apex Legends(WQHD/画質:高)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
Apex Legends(WQHD/画質:高)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは、同じ戦闘パターンを再現できないため、射撃場内をダッシュしたときのフレームレートを計測して比較したものです。

グラフィック設定
  • 【画質】高
 設定の詳細はこちら

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 296fps219
  2. 299fps221
  3. 296fps189
  4. 299fps231
  5. 299fps237

WQHD

  1. 297fps217
  2. 299fps219
  3. 298fps206
  4. 299fps228
  5. 299fps235

4K

  1. 276fps178
  2. 276fps189
  3. 275fps170
  4. 287fps201
  5. 288fps212

グラフを見ると、平均fpsはどのCPUでも頭打ちになっていて、大きな差は出ていません。ただし、最低fpsはRyzenが強く、Core Ultraもなかなか良いのですが、Core i7-14700Fはイマイチな結果。

結論として、Apex目的ならCore Ultra 7 265KFでもまったく問題なく、普通に遊ぶ分には十分すぎる性能です。

ただし、フルHDとWQHDで240fpsに張り付ついてガチプレイしたい人はRyzen 7 9800X3Dを選ぶ意味はあります。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

ゼンゼロはCPUのパワー差がしっかり出るタイプで、瞬間的な落ち込みまで見るとRyzen勢が強いです。

下の動画を見て、エフェクトが増えた場面でのfpsの安定感をチェックしてみてください。

ゼンゼロ(4K/画質:高)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
ゼンゼロ(4K/画質:高)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは同じ戦闘パターンを再現するため、適合トレーニングでアンビーの通常攻撃だけを20秒間続けたときの平均fpsと最低fpsで比較しています。実戦ではさらに負荷がかかるため、動画もあわせて確認してください。

グラフィック設定
  • 【画質】高

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 217fps130
  2. 221fps130
  3. 232fps132
  4. 281fps156
  5. 298fps188

WQHD

  1. 217fps122
  2. 221fps129
  3. 231fps136
  4. 281fps154
  5. 298fps184

4K

  1. 215fps121
  2. 214fps119
  3. 194fps115
  4. 214fps145
  5. 220fps166

グラフを見ると平均fpsはRyzen勢が強く、フルHDとWQHDでハッキリ差が出ています。一方、Core Ultra 7とCore i7は早い段階でfpsが頭打ちになり、解像度を変えても伸びにくい傾向です。

最低fpsもRyzenが安定して高く、特に9800X3Dは瞬間的な落ち込みが少なめ。インテルCPU勢は最低fpsが低く、正直ダメです。

一方で4KではGPU負荷が一気に高くなってCPUに仕事が回りにくくなるため、平均fpsの差はかなり縮まります。ただし最低fpsを見ると、ここでもRyzenの安定感は残ります。

結論として、普通に遊ぶならCore Ultra 7 265KFでも問題ありません。ただし、安定感を重視するならRyzenがおすすめ。中でも9800X3Dは余裕があり、9700Xもバランスの良い選択肢になります。

【中量級】鳴潮(めいちょう)

鳴潮は最高画質にすると重めですが、DLSSとフレーム生成x4を使えばかなり高いフレームレートが出ます。この条件では平均fpsの差は体感しにくく、違いが出るのは最低fps、つまり安定感の部分です。

まずは下の動画を見て、激しい戦闘シーンでfpsの落ち方を確認してみてください。

鳴潮(4K/画質:ウルトラ)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
鳴潮(4K/画質:ウルトラ)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは、ソアーで固定ルートを高速飛行している間のフレームレートを計測した結果です。戦闘中はさらに負荷が変動するため、動画もあわせてチェックしてください。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【アップスケール品質】ウルトラクオリティ
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】x 4

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 317fps97
  2. 319fps97
  3. 316fps94
  4. 352fps106
  5. 389fps124

WQHD

  1. 270fps93
  2. 268fps94
  3. 273fps88
  4. 294fps98
  5. 314fps110

4K

  1. 223fps37
  2. 223fps40
  3. 223fps34
  4. 237fps42
  5. 246fps43

グラフを見ると、平均fpsはRyzen勢が一段上で、解像度が上がっても伸びやすい傾向です。最低fpsもRyzenのほうが高く、瞬間的な落ち込みが少なめ。一方で、Core Ultra 7は悪くないものの、Ryzenと比べると伸びが弱い印象です。

とはいえ、どのCPUでも4Kで平均200fps以上は出るので、体感で差を感じる人はほとんどいないと思います。

結論として、普通に遊ぶ分にはCore Ultra 7でもまったく問題ありません。ただし、フレーム生成の倍率を落として120fpsくらいをターゲットにして遊ぶなら、最低fpsの高いRyzen 7 9800X3Dが良いでしょう。

【中量級】ステラーブレイド

ステラーブレイドは中量級としましたが、RTX 5070 Tiにとってはわりと軽めです。平均・最低fpsともにRyzenの方が強いけど、体感で差を感じれるかは人による、というレベルだと思います。

まずは下のプレイ動画で、戦闘中のフレームレート感をチェックしてみてください。

ステラーブレイド(4K/画質:とても高い)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
ステラーブレイド(4K/画質:とても高い)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは、同じ行動パターンを再現するため、ザイオンの固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを計測して比較しています。戦闘が絡むと数値は変わるので、あくまで傾向を見るためのデータです。

グラフィック設定
  • 【画質】とても高い
  • 【アップスケール品質】クオリティ
  • 【フレーム生成】x 4

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 419fps215
  2. 456fps230
  3. 394fps200
  4. 484fps235
  5. 591fps331

WQHD

  1. 386fps208
  2. 393fps238
  3. 373fps204
  4. 404fps243
  5. 417fps268

4K

  1. 304fps57
  2. 303fps57
  3. 298fps55
  4. 309fps62
  5. 313fps62

グラフを見ると、平均fpsはRyzen勢が全体的に高めで、特に9800X3Dが一歩抜けています。ただし、この差がはっきり出るのはフルHDまでで、WQHD以上になると各CPUが横並びに近づきます。

最低fpsもRyzenのほうが安定しやすく、瞬間的な落ち込みが少ない傾向です。一方、Core Ultra 7も悪くはありませんが、伸びは控えめ。Core i7-14700Fは正直ダメです。

理由は、今回の設定だとGPU側の処理が重くなり、解像度を上げるほどGPUが主役になるから。その結果、CPU性能の差がフレームレートに反映されにくくなります。

結論として、普通に遊ぶぶんにはCore Ultra 7 265KFでも十分すぎる性能です。

こちらもフレーム生成の倍率を下げて、120fpsくらいの現実的なフレームレートで遊ぶなら、最低fpsが高い9800X3Dを選ぶのが良いでしょう。

【重量級】バトルフィールド6

バトルフィールド6はシーンによる負荷差が大きいFPSです。ガチ設定(低画質・生成なし)だとCPU差が出やすく、カジュアル設定(高画質+生成あり)だとCPU差はかなり小さめ。

まずは下の動画を見て、爆撃エフェクトが重なったときにfpsがどう動くかチェックしてください。

バトルフィールド6(4K/画質:オーバーキル)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
バトルフィールド6(4K/画質:オーバーキル)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

次のグラフは、条件をそろえるため「爆撃の中をダッシュしているシーン」を使って平均fpsを比較したものです。マップや戦闘パターンで数値は動くので、あくまで比較用の目安として見てください。

グラフィック設定
  • 【ガチ設定】
    • 【画質】低
    • 【アンチエイリアス】TAA
    • 【アップスケール】オフ
    • 【フレーム生成】オフ
  • 【カジュアル設定】
    • 【画質】オーバーキル
    • 【アップスケール】DLSS/クオリティー
    • 【フレーム生成】x 4

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 200fps130
  2. 218fps136
  3. 173fps107
  4. 213fps126
  5. 245fps146

WQHD

  1. 182fps121
  2. 185fps121
  3. 169fps108
  4. 183fps117
  5. 184fps121

4K

  1. 109fps79
  2. 109fps79
  3. 107fps73
  4. 108fps78
  5. 108fps80

グラフを見ると、「ガチ設定」はフルHDでCPU差がハッキリ出て9800X3Dが強く、Core Ultra 7も悪くないです。ただ、Core i7-14700Fは平均も最低も伸びが弱くて、こういう軽くして勝ちに行く設定だと正直おすすめできません。

一方で、WQHD以上ではGPU側の負荷が支配的になり、CPUを替えてもフレームレートの差はほとんど出なくなります。

「カジュアル設定」はDLSSとフレーム生成x4の影響でGPU負荷が高くなり、平均はほぼ同じ並び。最低fpsも誤差レベルに見えるけど、14700Fはここでも少し見劣りします。

結論として、映像美を楽しむカジュアル設定ならCore Ultra 7でも十分快適。フレーム生成なしのガチプレイなら最低fpsの高い9800X3Dがベスト。14700Fはダメです。

【重量級】モンスターハンターワイルズ

モンハンワイルズは最高設定にするとかなり重たいタイトルです。ただ、フレーム生成x4を使う前提ならCPU差はほぼ出ません。

まずは下のプレイ動画で、戦闘中のフレームレートの落ち具合をチェックしてください。

モンハンワイルズ(4K/画質:ウルトラ)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
モンハンワイルズ(4K・ウルトラ画質)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

次のグラフは、条件をそろえるためセクレトに乗って固定ルートを走ったときの平均と最低fpsを比較しています。戦闘中は負荷が変わるので、動画も合わせて参考にしてください。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】x 4

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 250fps56
  2. 250fps56
  3. 248fps55
  4. 250fps56
  5. 250fps56

WQHD

  1. 223fps49
  2. 223fps49
  3. 221fps49
  4. 222fps50
  5. 221fps49

4K

  1. 172fps35
  2. 174fps35
  3. 173fps38
  4. 176fps39
  5. 174fps37

グラフを見ると、フルHD〜4Kまで平均と最低fpsはほぼ横並びで、CPUを変えても差は誤差レベル。これはフレーム生成x4の影響が大きく、CPUよりGPU側の処理が支配的になりやすいからです。

結論として、ワイルズ目的なら265KFでも14700Fでも快適に遊べます。

ただし、グラフィック設定次第では話が変わります。これまでの傾向を見る限り、画質を落としてレスポンス重視で遊びたい人なら、9800X3Dを選んだほうが良いでしょう。

【重量級】サイバーパンク 2077

サイバーパンクは最新ゲームではありませんが、最高画質だとかなり重い代表的なタイトルです。平均fpsはCPUを替えても大きな差は出にくい一方で、最低fpsにCPU差が出やすく、安定感に違いが出る傾向があります。

まずは下の動画を見て、戦闘中にfpsがどれくらい落ちるかをチェックしてみてください。

サイバーパンク2077(4K/画質:レイトレオーバードライブ)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
サイバーパンク2077(4K/画質:レイトレオーバードライブ)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは、同じ行動パターンを再現するためにバイクで固定ルートを走り、平均fpsと最低fpsを計測して比較したものです。戦闘中は負荷が変わるので、そこは動画のほうが分かりやすいです。

グラフィック設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【DLSS品質】自動
  • 【フレーム生成】x 4

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 304fps174
  2. 302fps180
  3. 299fps164
  4. 303fps193
  5. 305fps218

WQHD

  1. 232fps156
  2. 231fps158
  3. 231fps154
  4. 240fps173
  5. 232fps174

4K

  1. 182fps39
  2. 182fps40
  3. 179fps39
  4. 180fps40
  5. 178fps40

グラフの傾向としては、平均fpsはフルHDから4Kまでほぼ横並びで、CPUを替えても差はかなり小さめ。最低fpsはフルHDとWQHDだとRyzenが安定寄りで、インテル勢は少し落ち込みやすい傾向があります。ただ、4Kの最低fpsはほぼ同じ並びになります。

理由はレイトレーシングに加えてDLSSとフレーム生成x4でGPU側の処理がかなり重くなり、CPUの性能差が表に出にくくなるから。

結論として、最高画質設定でまったり遊ぶぶんにはどのCPUでも快適です。安定感まで欲しいなら9800X3D、コスパ重視なら9700Xがベストとなります。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

アサクリシャドウズはフレーム生成必須の重量級ゲームです。最高画質で遊ぶならCPU違いによる性能差はほぼ出ません。

まずは下の動画を見て、戦闘中のfpsの落ち込み方を見てください。同じ戦闘パターンじゃないのでfpsに差が出てるけど、同じ敵を相手に同じ動きをすれば、ほぼ同じフレームレートになるはず。

アサクリシャドウズ(4K/画質:最高)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
アサクリシャドウズ(4K/最高画質)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは、同じ行動パターンを再現するためにフィールド内をダッシュして、平均fpsと最低fpsを計測して比較したものです。戦闘中は負荷が一気に変わるので、そこは動画のほうが分かりやすいです。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】x 4

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 182fps40
  2. 186fps42
  3. 183fps41
  4. 191fps43
  5. 196fps43

WQHD

  1. 171fps38
  2. 172fps38
  3. 168fps38
  4. 178fps41
  5. 180fps41

4K

  1. 132fps29
  2. 136fps30
  3. 134fps30
  4. 138fps32
  5. 142fps33

グラフの傾向として平均fpsはRyzen勢が少しだけ上で、9800X3Dがわずかにトップ。ただ全体的には横並びに近く、差は小さめです。最低fpsも同じ感じで差は小さめになります。

こちらもフレーム生成x4によってGPU側の処理が支配的になって、CPU性能の差がほとんど出ない状況です。

結論として、映像美を楽しみながらまったり遊ぶぶんにはどのCPUでも問題ありません。他のゲームも含めて安定感まで欲しいなら9800X3D、コスパ重視なら9700X、妥協するなら265KFという感じで選ぶと良いでしょう。

【重量級】ボーダーランズ4

ボーダーランズ4も高画質で遊ぶならフレーム生成必須の重量級ゲームです。今回の設定だとCPU差はほぼ出ません。

まずは下の動画を見て、エフェクト多めの場面でフレームレートがどれくらい落ちるかをチェックしてみてください。

ボーダーランズ4(4K/画質:バッドアス)
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070 Ti
ボーダーランズ4(4K/画質:バッドアス)
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Ti

下のグラフは、同じ行動パターンを再現するためにビークルで固定ルートを高速移動したときの平均fpsと最低fpsを比較したものです。戦闘中はfpsの動きが激しくなるので、そこは動画のほうが分かりやすいです。

グラフィック設定
  • 【画質】バッドアス
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】x 4

平均フレームレート(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 282fps52
  2. 281fps53
  3. 279fps49
  4. 280fps54
  5. 289fps55

WQHD

  1. 216fps42
  2. 217fps44
  3. 216fps40
  4. 216fps44
  5. 220fps44

4K

  1. 152fps31
  2. 150fps31
  3. 151fps30
  4. 149fps31
  5. 153fps32

グラフの傾向はかなり横並びで、平均fpsはどのCPUでもほぼ同じ。最低fpsだけ見るとRyzen勢がわずかに安定寄りですが、差は小さめ。

こちらも最高画質+フレーム生成x4にするとGPU側の処理が支配的になり、CPUの差が出にくい状況。

結論として、映像美にこだわって遊ぶなら265KFでも14700Fでも普通に快適です。少しでも安定感が欲しければ9800X3Dを選ぶ価値はありますが、体感が大きく変わるタイプではありません。

ゲーム性能のまとめ

まずは、10ゲーム分のフレームレートを合算した結果を見てください。

最低fps (1% low)

  1. 83343405
  2. 84613549
  3. 81363223
  4. 89313747
  5. 97464235

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは大きく変わります。

総合的にRyzen 7 9800X3Dが最強

その他のCPUとRyzen 7 9800X3Dのパフォーマンス差がこちら↓

CPUfps
性能差
最低fps
性能差
Ryzen 7 9800X3D0%0%
Core Ultra 7 265F-14.5%-19.6%
Core Ultra 7 265KF-13.2%-16.2%
Core i7-14700F-16.5%-23.9%
Ryzen 7 9700X-8.4%-11.5%

残念なことに、今のインテルCPUはRyzenにボロ負けって感じです。

どうしてもインテルを使いたい理由がない限り、まずはRyzen 7 9700X、予算に余裕があるならRyzen 7 9800X3Dを選ぶのが良いでしょう。

注目点は「最低fps」の違い。

Ryzen 7 9800X3Dは一瞬のガクッとした落ち込みが起こりにくく、いわば「底力のあるCPU」で、安定感のレベルが違う。

ただ、上記の性能差は画質を落としてCPUパワーを絞り出した結果を含みます。

最高画質のみの平均値がこちら↓

平均フレームレートの目安(fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 302fps120
  2. 308fps122
  3. 298fps112
  4. 323fps129
  5. 343fps150

WQHD

  1. 262fps111
  2. 263fps116
  3. 261fps109
  4. 276fps123
  5. 281fps131

4K

  1. 213fps64
  2. 210fps66
  3. 207fps62
  4. 214fps71
  5. 217fps75
平均フレームレートの補足(タップして読む)

平均フレームレートは最高画質設定のみのゲームで算出しています。

以下のゲームを除く

  • フォートナイト(最低画質のため)
  • バトルフィールド ガチ設定(最低画質のため)

マルチフレームが使えるゲームだと、平均fpsを大きく超えるフレームレートが出ます。

RTX 5070Tiはもっと高いフレームレートを出せるポテンシャルがあるので、平均fpsは参考程度にしてください。

4K/最高画質だけの結果だと、Core Ultra 7でもRyzen 7 9800X3Dとほぼ同じパフォーマンスで遊べることに注目!

傾向としては、4K解像度だとGPUの負荷が高すぎて大きな差は出ません。

ただし、ゲームによっては4Kでも大きな差が出るゲームは存在します。

とはいえ、現状でも4K/平均200fps以上のスピードで遊べるので、ほとんどの人にとって十分なパフォーマンスと思われます。

カジュアルなゲーマーだと120fps以上のフレームレートは体感で違いが分からない人が多いです!

ここは人によって評価の分かれるポイントかな … と思います。

最高画質でまったり楽しみたい人だと、どのCPUを選んでも体感できる差は少ないでしょう。

RTX 5070Tiクラスのグラボを使う人が、低画質で遊ぶってちょっと想像できないです。

もちろん、最強CPUのRyzen 7 9800X3Dを手にすれば何も不自由しませんが、価格はめっちゃ高いのでよ~く検討してください。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは上記のようなヘビークリエイター向けのベンチマークは行わず、動画・写真編集といった一般的な作業のパフォーマンスで比較しました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5070Tiを使ったエンコードはCPU 65~80%、GPU 95%くらいの配分で動作してました。

わりとがっつりパワーを使う処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります
4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Media Encoder v.25.1
Core Ultra 7 265F+RTX 5070Ti
4分00秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070Ti
3分55秒
Core i7-14700F+RTX 5070Ti
4分39秒
Ryzen 7 9700X+RTX 5070Ti
4分00秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070Ti
3分52秒

↑どのCPUを選んでも10分の実時間より早く処理できます。

ただ、旧世代のCore i7-14700Fは体感でも遅いと感じました。

フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Media Encoder v.25.1
Core Ultra 7 265F+RTX 5070Ti
1分09秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070Ti
1分08秒
Core i7-14700F+RTX 5070Ti
1分09秒
Ryzen 7 9700X+RTX 5070Ti
1分07秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070Ti
1分05秒

↑フルHDエンコードは負荷が少ないので、速攻で処理が終わります。

どのCPUでも体感差はありません。

AIノイズ除去(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ10枚を一括ノイズ除去した処理時間です。

AIノイズ除去
適用量:50
Core Ultra 7 265F+RTX 5070Ti
45.68秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070Ti
45.35秒
Core i7-14700F+RTX 5070Ti
45.78秒
Ryzen 7 9700X+RTX 5070Ti
43.23秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070Ti
42.82秒

AIノイズ除去はCPU 30~50%、GPU 60~80%くらいのパワー配分で動作。GPUヘビーな処理です。

Ryzen 7 9800X3Dと9700Xが速いのですが、他のCPUを使っても遅くは感じません。普通にサクサクこなせます。

RAW現像(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ100枚をL判サイズに現像したときの処理時間です。

RAW現像 100枚
2400万画素→L判サイズ
Core Ultra 7 265F+RTX 5070Ti
15.47秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 5070Ti
14.03秒
Core i7-14700F+RTX 5070Ti
20.84秒
Ryzen 7 9700X+RTX 5070Ti
16.06秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070Ti
14.86秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整1500 x 1050
解像度300px/インチ

RAW現像はCPU 100%、GPU 20~30%くらいの配分で動作。CPUヘビーな処理です。

こちらはCore Ultra 7 265KFが最速ですけど、Core Ultra 7 265Fもかなり速いと思います。

旧世代のCore i7-14700Fはちょっと遅いな … と感じました。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出るでしょう。

クリエイティブ性能のまとめ

総合的にRyzen 7 9800X3Dがベストです。

注意点として、組み合わせるGPUによって結果は変わります。上位GPUであるRTX 5080でテストした時はCore Ultra 7 265KFがかなり良い速度でした。

また、クリエイティブ系のアプリは色々あるので、アプリによっては結果が変わるはずです。

ゲーム中心でたまに動画編集もするって人なら、どのCPUでも問題ないと思います。

ゴリゴリのクリエイターなら、Core Ultra 9/Ryzen 9などの最上位CPUを選んだ方が時間効率が良いでしょう。

ゲーム実況配信チェック

サイバーパンク2077をOBS StudioとVTube Studioを使ってアバター合成しながらTwitchにライブ配信テストをしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ベンチマークモードで計測しています。

4K/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。

OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

サイバーパンク2077 ライブ配信

普通にプレイ

4Kゲーム→フルHDダウンスケール配信
  1. 153fps
  2. 154fps
  3. 154fps
  4. 155fps
  5. 158fps

アバター+配信

【画質】レイトレーシングオーバードライブ
  1. 142fps
  2. 143fps
  3. 142fps
  4. 141fps
  5. 145fps

すべての構成でドロップフレーム0%、映像がカクつくこともなく、どのCPUが配信に弱いって印象はありません。

とはいえ、配信するとフレームレートは落ちるので、高fpsが重要なゲームであれば画質や解像度を落とす必要はあると思います。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」にして負荷を分散させた方が良いでしょう。

2PC配信だとCPUパワー不足のジレンマから解放されるほか、フレームレートの低下も無し。配信も安定するので無理に1PCの配信にこだわらなくてもOKです。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5070Tiを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
265F330-390W250-260W65-70W
265KF355-390W260-290W65-70W
14700F345-410W260-270W75-80W
9700X350-385W260-280W70-75W
9800X3D355-390W295-300W70-75W

Core Ultra 7 265Fがベスト。ただ、悪く言うと一番パワーが無いからだと思われます。

出力の高いフルスペック版のCore Ultra 7 265KFは普通って感じですが、旧世代のCore i7-14700Fよりゲーム時の消費電力が低くて好印象。

さらに、旧世代のフルスペック版「Core i7-14700K」よりだいぶ省電力になりました。(レビュー

ゲーミングCPUの王者であるRyzen 7 9800X3Dの消費電力は高めですけど、Core Ultra 7とのパフォーマンス差を考慮すると、かなり優れていると思います。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

すべて「サイドフロー空冷」とオープンフレームケースを使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
4K
エンコード
4K
265F70℃66℃64℃
265KF98℃78℃72℃
14700F58℃59℃66℃
9700X70.5℃72℃71.9℃
9800X3D94.5℃73.9℃79.1℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

瞬間最大温度はマニアな人以外は気にしなくてOKです。

  • CPUベンチマークは日常的にする人はいないので無視してOK

Core Ultra 7 265KFとRyzen 7 9800X3DはCPUベンチマークだと瞬間的に限界温度付近まで上昇しますが、サーマルスロットリングが働いて出力が自動的に下がります。

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
4K
エンコード
4K
265F52℃53℃56℃
265KF64℃62℃64℃
14700F44℃48℃48℃
9700X66.4℃66.5℃70.3℃
9800X3D71.8℃63.3℃75.7℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

平均温度はCore i7-14700FとCore Ultra 7 265Fがぶっちぎりに良いと思います。

ただ、どのCPUも限界値まで余裕があるので気にする必要はありません。

  • 各CPUの限界温度はインテルCPUが100℃、Ryzenが95℃

CPU自体はサイドフロー空冷で問題なく冷やせるのですが、オープンフレームケースを使った計測値なので参考程度にしてください。

以下の理由で、RTX 5070Tiクラスの大型グラボを使うなら水冷の方が良いと思います。

空冷はグラフィックボードがまき散らした熱をCPUファンが吸い込んでしまう欠点があります。

熱風でCPUを冷やそうとするので、ヒートシンクがチンチンに熱くなり、CPUファンが全開で回って動作音が気になる人がいるかも。

また、排気ファンが後方に1つだけだと、排熱が追いつかなくてPCケース全体が熱くなりやすいです。

使ってみて冷えにくいと思ったら、上の写真のように天面にも排気ファンを付ければ熱気が抜けやすくなります。

水冷はCPU熱をホースを通してラジエーターに送れるため、CPU熱をほぼ単独で外へ排出できます。

グラフィックボードがまき散らした熱風に影響されにくいので、RTX 5070Ti以上のグラボなら水冷が良いです。

【まとめ】Core Ultra 7とRTX 5070Tiの構成について

まとめると、こんな感じです。

RTX 5070Tiまとめ

  • 4K/最高画質で100fps以上
  • マルチフレーム対応ゲームなら無敵

Core Ultra 7 265F/KFまとめ

  • 価格が安い
  • カジュアルゲーマー
  • 4Kゲームは9800X3Dと大きな差が無い
  • フルHDで遊ぶ人
  • 画質を落としてフレームレートを稼ぎたい人

RTX 5070Tiについては、準ハイエンドとしてあらゆるゲームを快適に遊べる性能。

多くの人が満足できるグラフィックボードです。

価格は高いですけど、数年間を現役で使う予定なら良いグラボだと思います。

Core Ultra 7 265Fと265KFについては、ゲームが得意なCPUでは無いな … という感じです。

発売当初から性能は改善されたものの、アップデートも落ち着いたので、コレが本来の姿だと思われます。

とはいえ、ゲーミングPCは「高性能を求めるとキリがない」ので、限られた予算・タイミングなどの中で妥協点を見極めるのも大事です。

Core Ultra 7 265F/265KF+RTX 5070Tiな構成は、カジュアルにゲームを楽しむ人と4K/最高画質で遊びたい人にとって「問題なし」と感じました。

BTOパソコンもRyzen 7 9800X3Dモデルより「かなり安い」ので、価格重視の人に向いています。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

↑シンプルで派手すぎないグラボです。

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