Core Ultra 7 265KF×RTX 5080 実機ベンチマーク|ゲーム性能・フレームレート比較

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【追記】2026年4月に上位CPUとなるCore Ultra 7 270K Plusが登場しました。しっかり性能アップしているので、インテルCPUを選ぶならこちらがおすすめです。

Core Ultra 7 265KFは価格は安いものの、今から積極的に選ぶ理由はありません。

以下は、当時の計測データとしてこのまま残しておきます。


RTX 5080は、4K/最高画質でも余裕で遊べるハイエンドGPUです。

ただし、組み合わせるCPUによってパフォーマンスは変わります。GPUが強くても、その力をどこまで引き出せるかはCPU次第です。

そこでRTX 5080を軸に、BTOパソコンでよく見かける以下のCPUと組み合わせて性能を比較しました。

  • Core Ultra 7 265KF(今回の主役)
  • Ryzen 7 9850X3D
  • Ryzen 7 9800X3D
  • Ryzen 7 7800X3D
  • Ryzen 7 9700X

いまのデスクトップCPU市場はRyzenが優勢。ゲームに強いX3Dシリーズが圧倒的な人気を集め、かつての王者インテルは押され気味――という構図になっています。

そんな状況でCore Ultra 7 265KFが持つ武器は、ただひとつ――価格です。

BTOパソコンのRTX 5080モデルを見ると、人気のRyzen 7 9800X3D構成より5万円以上安いケースも珍しくありません。

となると、気なるのはここ。

  • 体感差はどれくらいあるのか?
  • 安いインテルで後悔しないか?
  • いま265KFは“買い”なのか?

テーマはシンプルです。265KFで十分なのか、それともRyzenを選ぶべきか。

数字と実プレイ動画の両面から、差が出る条件/出ない条件を切り分けます。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!

現行・主流モデルから、当サイトで実機検証したCPU/GPUのみ選べます。

▶ CPUとGPUのバランスって何? 図でわかりやすく解説

目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている 青:劣っている

スクロールできます
Ultra 7 265KF9850X3D9800X3D7800X3D9700X
世代
(アーキテクチャ)
シリーズ2Zen 5Zen 5Zen 4Zen 5
対応ソケットLGA1851AM5AM5AM5AM5
Pコア数88888
Eコア数12––––
NPU13 TOPS––––
ベースクロック3.9GHz4.7GHz4.7GHz4.2GHz3.8GHz
ブーストクロック5.5GHz5.6GHz5.2GHz5.0GHz5.5GHz
L3キャッシュ30MB96MB96MB96MB32MB
熱設計電力125W120W120W120W65W
限界温度100℃95℃95℃89℃95℃
販売開始年月2024/102026/12024/112023/42024/8
販売開始価格75,800円94,800円86,800円71,800円70,800円
🖥 CPU 価格推移
🖥 CPU 価格推移更新: 2026-10-06
値下がり5件
値上がり0件
過去最安に最も近いRyzen 7 9850X3D¥73,967(最安比 103%)

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CPU本日の最安値最安ショップ6ヶ月の推移全期間最安値
Core Ultra 7265KF¥48,800▼180ソフマップAmazonで見る¥41,8922026-05-22
Ryzen 79850X3D¥73,967▼2,217ソフマップAmazonで見る¥71,8002026-04-01
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Core Ultra 7 265KFソフマップで見るAmazonで見る
全期間最安¥48,800
¥36,000¥42,000¥48,000¥54,000¥60,000¥66,000
2026/052026/062026/072026/082026/092026/10

Core Ultra 7 265KFを超ざっくり解説すると、処理能力は前世代のCore i-14000シリーズから劇的に伸びたわけではないものの、発熱と消費電力を大きく改善したCPUと言われています。

特に前世代のCore i7-14700Kは、爆熱・常識外れの消費電力というピーキーな性格で、パワーはあるけど扱いづらいCPUでした。(レビュー)

それと比べると265KFはかなり現実的。空冷でも安定して運用できるし、消費電力もRyzen勢と同程度まで下がっています。自作ユーザー目線で見ると、「ようやく常識的になった」という印象です。

特徴としてはEコア(高効率コア)とAI処理向けのNPUを搭載している点。

ただ、実際に使ってみるとEコアの存在を強く意識する場面は多くありませんし、NPUも現状では活躍の機会はほぼないと言っていいでしょう。スペックは先進的ですが、体感に直結するかというと話は別です。

当サイトの実測だと、クリエイティブ処理は健闘しましたが、ゲーム性能は今回比較したCPUの中では最下位。悪いわけではありませんが、RTX 5080と組み合わせる前提なら「積極的に選ぶ理由があるか」は冷静に判断したいところです。

一方、Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/7800X3DといったRyzen X3D系は、巨大な3D V-Cacheを搭載しているのが最大の強みです。

キャッシュが効くゲームでは平均fpsだけでなく最低fpsも底上げされるため、瞬間的なカクつきが出にくい。この「谷の浅さ」こそがX3Dの本質的な価値です。

Ryzen 7 9700Xは、いわばバランス型。X3Dのような分かりやすい武器はありませんが、性能が不足しているわけではなく、価格や扱いやすさを重視するなら十分に検討できます。

まとめると、RTX 5080クラスでゲームをするなら、基本はX3D系から選ぶのが無難。265KFでも普通に遊べますが、「安いから」ではなく、明確な理由を持って選びたいCPUです。

CPUベンチマーク

以下のグラフは、CPUの総合性能を評価する「PassMark」のスコアです。(CPU末尾の「K」とか「F」って何?)

PassMark CPU Benchmarks

  1. 58585
  2. 41229
  3. 39261
  4. 35898
  5. 34657

グラフだけで見ると、Core Ultra 7 265KFが飛び抜けて高性能に見えます。

ただし、CPUベンチマークはCPUの力を100%使い切る“限界テスト”。実際のゲームや普段使いと条件が違います。

そのため、コア数が多い最新CPUほどスコアが伸びやすい傾向があります。

一方で、ゲーム中にCPUを常にフル稼働させる場面は、まずありません。実際の使用では、数字に出にくい部分――例えばキャッシュ容量の違いなどが効いてきます。

X3D系CPUはその代表例で、ベンチマークでは目立たなくてもゲームでは大容量キャッシュが効き、体感のなめらかさで上回る場面が多くなります。

つまり、CPUベンチはあくまで「限界性能の目安」。本当に見るべきは、このあと紹介するゲーム実測の結果です。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

グラフィック性能|RTX 5080

  1. 32007
  2. 27925
  3. 22157
GPUVRAMメモリ性能消費電力
RTX 508016GB960 GB/s360W
RTX 5070 Ti16GB896 GB/s300W
RTX 507012GB672 GB/s250W

▼実際に使ってみた体感ベースで、解像度別のおすすめGPUをまとめるとこんな感じ。

フルHDWQHDウルトラワイド4K
RTX 5080
RTX 5070 Ti
RTX 5070

🖥 GPU 価格推移
🖥 GPU 価格推移更新: 2026-10-06

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GPU本日の最安値最安ショップ最安値モデル6ヶ月の推移全期間最安値
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RTX 5080は「ハイエンドGPU」ですが、できること自体はRTX 5070 Tiと大きく変わりません。

両者の違いはシンプルに”余裕”です。RTX 5080はパワーが一段上なので、設定に悩みたくない人や、予算に余裕があって「長く現役で使いたい」という人に向いています。

ただし、フルHDやWQHD中心の使い方だとパワーを持て余し気味になるのも事実です。基本はウルトラワイド〜4Kで使うのが良いでしょう。

下位モデルのRTX 5070 Tiでも4Kまで快適に遊べますが、ゲームによっては少しだけ画質調整が必要です。さらにRTX 5070でも4Kで遊ぶこと自体は可能だけど、多くのゲームで画質の調整が前提になります。

ただし、GPUが強ければそれでOKというわけではありません。性能をしっかり活かすには、組み合わせるCPUも重要です。

Core Ultra 7 265KFは、ゲーム性能だけで見ればX3D系CPUに見劣りしますが、価格まで含めて考えれば十分に選択肢に入るCPUです。特にWQHD〜4KではGPU負荷が重くなるぶん実用上はしっかり高いレベルでまとまりやすく、カジュアル寄りの遊び方なら検討する価値は十分あります。

なお、最上位にはRTX 5090という怪物GPUもありますが、価格も怪物級。個人用途で考えると、現実的なハイエンドの着地点はRTX 5080と感じました。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Ryzen 7 9850X3D
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9700X
Core Ultra 7 265KF
ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
←
マザーボードASUS TUF GAMING
B850-PLUS WIFI
レビュー
MSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
←
GPURTX 5080
Palit GamingPro
←
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR5-5600
ストレージ2TB←
電源850W←

検証環境は一般的なBTOパソコンとほぼ同じ仕様です。いわゆる“めっちゃ高性能”なパーツは使っていません。

CPUクーラーも、当時2,500円くらいで売っていた安物です。(※すでに販売終了しています)

電源容量はRTX 5080の場合、850Wあれば問題ありません。

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】Apex Legends
  • 【中量級】ゼンゼロ
  • 【中量級】鳴潮(めいちょう)
  • 【中量級】ステラーブレイド
  • 【中量級】アークレイダース
  • 【重量級】バトルフィールド 6
  • 【重量級】モンスターハンターワイルズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ
  • 【重量級】ボーダーランズ 4

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

DLSSとは?(アップスケールなどの解説)

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAのGeForce RTXシリーズ専用AI描画技術のこと。

ひとことで言うと、AIでfpsを稼ぐための総合パッケージです。

DLSSの主な機能は4つ。

  • アップスケーリング(基本機能)
  • フレーム生成(マルチフレーム含む)
  • Ray Reconstruction
  • DLAA(画質特化モード)

以下、ざっくり解説します。

① アップスケーリング

低解像度で描画 → AIで高解像度化

  • fpsが大きく伸びる
  • 画質劣化が少ない
  • 4Kやレイトレ環境で超重要

一番ベースになる機能です。

当サイトでは基本的にすべてのゲームでアップスケーリングを使用して検証しています。

② フレーム生成

  • AIが“中間フレーム”を勝手に作る
  • 表示fpsが一気に増える
  • 体感ヌルヌル

※入力遅延対策としてNVIDIA Reflexとセット運用が基本。

RTX 50世代では、複数フレームを生成する「マルチフレーム生成」に進化し、さらに大きくfpsを伸ばせます。

フレーム生成のメリット・デメリットの項目も参考にしてください。

③ Ray Reconstruction

  • レイトレーシングのノイズ除去をAI化
  • レイトレ画質が大幅改善
  • パフォーマンスも向上
  • 重たいRT環境で効果大

レイトレ専用の進化版。

④ DLAA

  • アップスケールせず、AIでアンチエイリアス処理だけ行う
  • fpsはほぼ伸びない
  • 画質はかなりキレイ
  • ハイエンドGPU向け

「画質優先マン」用。

フレーム生成のメリットとデメリット

RTX 5000シリーズからパワーアップしたフレーム生成について、ざっくり解説します。

旧世代のRTX 4000シリーズだと、フレーム生成の倍率はx2まで。RTX 5000シリーズから倍率をx4まで上げられるようになりました。

  • 2026年春頃にx6まで倍率を上げられるようになります
フレーム生成 x2
モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

↑従来のフレーム生成x2でも、RTX 5080なら十分すぎるフレームレートが出ることがほとんど。

フレーム生成 x4
モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

↑フレーム生成の倍率を上げていくと、フレームレートはドッカンと伸びますが、RTX 5080クラスになると「さすがに盛りすぎでは?」と感じる水準まで跳ね上がることが多いです。

さらに、メリットだけではありません。

フレーム生成は理論上、入力遅延がわずかに増える仕組み。そこは知っておくべきポイントです。

まずは、こちらの図解をチェックしてください↓

フレーム生成と操作感のしくみ

GeForce は ×2〜×6(対応ゲームのみ)、Radeon は ×2 まで。
倍率を上げるほど映像はなめらかになり、操作の反応は遠くなる

1なにが起きているか

フレーム生成の倍率を上げる

フレーム生成の倍率を
x2〜x6に上げるGeForce は x6 まで(対応ゲームのみ)
Radeon は x2

生成フレームが増える

AIにより補完された
生成フレームが追加される

映像がなめらかに見える

見た目のフレームレートが上がって
動きがなめらかに見える

操作の反応は悪くなる

入力が反映されないフレームが増え
操作の反応が遅く感じることがある

2倍率ごとの、フレームの並びかた

入力キーボード・マウス・コントローラーなどの操作入力描画操作が反映されるフレーム生成前後の描画フレームをもとにAIが補間して作るフレーム
フレーム生成なしGeForceRadeon
入力描画入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

競技向け反応がいちばん速い

フレーム生成 ×2GeForceRadeon
入力描画生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

いちばん実用的なめらかさと反応のバランスが良い

フレーム生成 ×3GeForce
入力描画生成生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

なめらか重視反応はやや遠くなる

フレーム生成 ×4GeForce
入力描画生成生成生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

見た目最優先違和感を感じる人もいる

フレーム生成 ×6GeForce対応ゲームのみ
入力描画生成生成生成生成生成入力描画
なめらかさ
操作の遅れ

なめらかさ全振り反応の遅れもいちばん大きい

×2 = 実用的 (操作感と映像のバランス良し)

×3 以上 = ヌルヌル感UP (操作感は段階的に低下)

見た目のなめらかさと 操作の反応は トレードオフの関係

フレーム生成は、見た目上のフレームを増やして動きをなめらかに見せる機能です。かなり便利ですが、素の性能がそのまま上がるわけではありません。

入力遅延はあるものの、内部処理は超高速です。しかもNVIDIA Reflexと併用するのが基本なので、普通に遊ぶぶんなら気にならない人のほうが多いと思います。

RTX 5080でのおすすめの設定は、まずは「フレーム生成なし」で試すこと。

そのうえで、もっとヌルヌル感が欲しいと感じたら、x2、x3と段階的に上げていくのが良いでしょう。x4はフレームレートが異常な水準まで跳ね上がるので、RTX 5080環境で使う場面は少ないと思います。

特にパリィやガードを多用するアクションゲームが好きな人はx2までが無難。ここを超えると、操作感の変化に敏感な人ほど違和感が出やすくなります。

また、倍率を上げるほど操作感だけでなく、画質面のクセも出やすくなる点には注意が必要です。具体的には、キャラクターの輪郭がボヤけたり、視点を大きく動かしたときにチラつきが出るゲームもあります。

結論として、フレーム生成は万能ではありません。「操作感と画質のバランスを見ながら使う機能」として考えるのがちょうどいいです。

まとめると、RTX 5080はパワーがあるので、すごく扱いやすいGPUです。フレーム生成を使わずGPUパワーだけでゴリ押しできるゲームが多いので、下位モデルのRTX 5070 Tiとは大きな差があります。

【軽量級】Apex Legends

Apex Legends/WQHD
画質:高
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
Apex Legends/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

条件をそろえるため、上の動画のように「アルティメット+射撃」が重なる高負荷シーンを使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

実戦では状況によってフレームレートが上下するため、数値は参考程度に見てください。

グラフィック設定
  • 【画質】高
 設定の詳細はこちら

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 248fps180
  2. 299fps226
  3. 299fps218
  4. 299fps215
  5. 298fps209

WQHD

  1. 248fps180
  2. 299fps214
  3. 299fps214
  4. 298fps214
  5. 298fps211

4K

  1. 205fps127
  2. 215fps153
  3. 214fps147
  4. 212fps140
  5. 210fps140

グラフを見ると、フルHDから4KまでRyzenが強いです。平均fpsも最低fpsも高い。

Core Ultra 7 265KFでも普通に遊ぶぶんにはまったく問題ありませんが、RTX 5080のポテンシャルをきっちり引き出せているかと言われると、物足りなさはあります。

せっかくハイエンドGPUを積むなら、もう一段伸ばしたい――そんな「もったいなさ」を感じる結果でした。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

ゼンゼロ/4K
画質:高
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
ゼンゼロ/4K
画質:高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

条件をそろえるため、上の動画のような戦闘パターンを再現し、平均fpsと最低fpsを計測しました。

敵の数によって多少の前後はあるものの、ほぼ最高負荷時のパフォーマンスと見てOKです。

グラフィック設定
  • 【画質】高

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 124fps49
  2. 245fps94
  3. 238fps88
  4. 220fps78
  5. 163fps65

WQHD

  1. 124fps49
  2. 233fps83
  3. 230fps80
  4. 214fps78
  5. 162fps64

4K

  1. 120fps48
  2. 165fps73
  3. 163fps69
  4. 164fps62
  5. 144fps50

ゼンゼロはCPUによる差がはっきり出るタイトルです。フルHD〜4KまでRyzenが強く、特にX3D系が飛び抜けた結果になりました。

平均fpsだけでなく最低fpsも高めなので、瞬間的なカクつきが起きにくいのがポイント。体感のなめらかさに直結する部分ですね。

Core Ultra 7 265KFの平均fpsは124fpsくらいで頭打ちになりますが、普通に遊ぶぶんには問題ありません。

ただ、「気持ちよく」遊びたいなら、Ryzen 7 7800X3D以上を選んでおくのがおすすめです。

【中量級】鳴潮(めいちょう)

鳴潮/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
鳴潮/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

鳴潮は、完全に同じ戦闘シーンを再現するのが難しいため、計測はソアーで固定ルートを高速飛行しているときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

実際の戦闘シーンでのfpsの落ち込みについては、上の動画を参考にしてください。

設定は最高画質で4K/平均120fpsを安定して出すために、2倍フレーム生成を使用しています。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【アップスケール品質】ウルトラクオリティー
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】x2

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 177fps48
  2. 260fps65
  3. 269fps63
  4. 233fps59
  5. 222fps57

WQHD

  1. 177fps48
  2. 219fps58
  3. 220fps57
  4. 211fps57
  5. 210fps52

4K

  1. 145fps41
  2. 163fps46
  3. 163fps45
  4. 158fps46
  5. 156fps42

結果としては、こちらもフルHD〜4KまでRyzen勢が強いです。

ただし、このタイトルではX3D特有の“伸び”はそれほど見られませんでした。

Core Ultra 7 265KFは平均177fpsでCPUの処理限界に到達。ただ、普通に遊ぶぶんにはまったく問題ありません。

とはいえ、RTX 5080の性能を考えると、もう一段伸びて欲しい気持ちは正直あります。

なお、フレーム生成なしでも4Kでおおよそ100fps前後。純粋な描画性能だけでも、かなり余裕のある動作です。

【中量級】ステラーブレイド

ステラーブレイド/4K
画質:とても高い
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
ステラーブレイド/4K
画質:とても高い
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

計測は上の動画のように、町中を30秒間ダッシュしたときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

このゲームは激しい戦闘中でもダッシュ時とフレームレートはあまり変わらないので、グラフの数値は実戦時のプレイ感に近いものだと考えてOKです。

画質は最高設定。操作タイミングが重要なゲームなので、フレーム生成OFFで計測しています。

グラフィック設定
  • 【画質】とても高い
  • 【アップスケール品質】クオリティー
  • 【フレーム生成】なし

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 119fps81
  2. 193fps113
  3. 189fps113
  4. 156fps93
  5. 126fps79

WQHD

  1. 118fps80
  2. 193fps110
  3. 189fps107
  4. 156fps93
  5. 126fps77

4K

  1. 118fps73
  2. 157fps99
  3. 154fps97
  4. 143fps92
  5. 124fps77

グラフを見れば分かるとおり、Ryzen X3D系と非常に相性の良いゲームです。

特にRyzen 7 9850X3Dと9800X3Dが別格で、フルHD〜4Kまで突き抜けたフレームレートを叩き出します。

Core Ultra 7 265KFは平均118fpsくらいが限界点。ただ、カジュアルに遊ぶぶんには問題ありません。

ただし、X3D系は最低fpsが高く、4K/最高画質でも100fps付近を安定してキープできるので、より快適に遊べるのが大きな違いです。

【中量級】ARC Raiders|アークレイダース

アークレイダース/4K
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
アークレイダース/4K
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームは完全に同じ戦闘パターンを再現できないので、上の動画のように練習場内をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中は少しフレームレートがブレるものの、基本的には移動がメインとなるゲームです。この計測方法でも実際のプレイ感を把握するには十分参考になると思います。

画質は最高設定。PvP重視の人向けにフレーム生成OFFでWQHD/120fps以上、探索やPvEをメインに遊ぶ人向けには、フレーム生成x2で4K/165fpsを狙った設定としています。

グラフィック設定
  • 【画質】エピック
  • 【アップスケール品質】品質重視
  • 【レイトレーシング】エピック
  • 【フレーム生成】「なし」と「x2」

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 176fps125
  2. 182fps126
  3. 181fps122
  4. 183fps123
  5. 172fps120

WQHD

  1. 148fps105
  2. 151fps112
  3. 150fps109
  4. 154fps109
  5. 143fps99

4K

  1. 103fps83
  2. 109fps84
  3. 106fps81
  4. 109fps79
  5. 106fps75

結論としては、CPUの違いは大きく出ませんでした。

最低fpsは微妙にX3D系が強いものの、Core Ultra 7もなかなか良いスコアを出しています。

画質を落とせばGPUの負荷が下がって、CPUパワーの差が出てくる可能性はあります。ただ、RTX 5080で低画質設定にする――そんな屈辱くつじょく的な勇気が出ず、今回はそこまでの検証はしていません。

どのCPUを選んでも快適に遊べます。

【重量級】バトルフィールド6

Battlefield 6/4K
画質:最高
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
Battlefield 6/4K
画質:最高
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘シーンを再現できないため、上の動画のように爆撃の中をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

マップや戦闘パターンによってフレームレートは大きく動くので、あくまで目安として参考にしてください。

画質はマルチプレイを想定し、最高+フレーム生成OFFで4K/120fpsを狙った設定にしています。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】なし

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 187fps122
  2. 215fps126
  3. 212fps125
  4. 205fps124
  5. 181fps105

WQHD

  1. 176fps120
  2. 181fps113
  3. 175fps106
  4. 173fps103
  5. 167fps105

4K

  1. 123fps79
  2. 123fps84
  3. 121fps83
  4. 120fps82
  5. 120fps78

グラフを見ると、GPU負荷の少ないフルHDでCPUパワーの差が見えるものの、WQHD、4Kと解像度が高くなるにつれ差が少なくなります。

つまり、画質をがっつり落とせばX3Dの強みが出るけど、画質重視で遊ぶ場合は、CPUパワーの差をあまり気にしなくていい、といった感じです。

【重量級】モンスターハンターワイルズ

モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
モンハンワイルズ/4K
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも同じ戦闘パターンを再現できないので、セクレトに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したガチハンター向けのフレーム生成OFFと、美しい映像をまったり楽しみつつ4K/120fpsを狙ったフレーム生成x2、この2パターンで計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】「なし」と「x2」

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 83fps61
  2. 107fps75
  3. 107fps75
  4. 92fps64
  5. 78fps58

WQHD

  1. 82fps60
  2. 94fps69
  3. 96fps70
  4. 91fps64
  5. 78fps56

4K

  1. 72fps48
  2. 69fps50
  3. 69fps51
  4. 69fps49
  5. 72fps50

結果として、フルHDとWQHDではRyzen X3D系の強みが出ますが、RTX 5080が本領を発揮する4Kではほぼ横並びです。

  • 上の動画だとRyzen 7 9850X3Dの方が高いフレームレートですが、同じ場所、同じ敵、同じ戦闘パターンであれば、ほとんど同じフレームレートになるはず。

理由としては4K/最高画質だとGPUの負荷が高すぎて、CPUに仕事が回らないってところでしょうか。(GPU側にボトルネックが発生している)

WQHDまででガッツリやり込むハンターならRyzen X3D系が有利。

一方で、4Kでまったり遊ぶなら、どのCPUを選んでも十分快適に楽しめます。

【重量級】サイバーパンク 2077

サイバーパンク2077/4K
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
サイバーパンク2077/4K
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、バイクに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘時のフレームレートは、上の動画を参考にしてください。

画質はパストレーシングを使った最高設定。2倍フレーム生成を使って4K/120fpsを狙った設定です。

グラフィック設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【アップスケール品質】自動
  • 【フレーム生成】x2

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 204fps74
  2. 209fps80
  3. 208fps79
  4. 207fps76
  5. 204fps73

WQHD

  1. 168fps63
  2. 171fps69
  3. 169fps67
  4. 169fps64
  5. 168fps63

4K

  1. 120fps49
  2. 121fps50
  3. 121fps50
  4. 122fps49
  5. 120fps48

こちらも結果は横並びです。

レイトレーシングの中でも最高に重たいパストレーシングを使うと、GPU側の処理がかなり重くなり、CPUの性能差が表に出にくくなります。

どのCPUを選んでも快適に遊べます。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

アサクリシャドウズ/4K
画質:最高/フレーム生成 ×3
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
アサクリシャドウズ/4K
画質:最高/フレーム生成 ×3
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、フィールド内をダッシュした際の平均fpsと最低fpsを計測しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

フレーム生成必須の重量級ゲームです。画質は最高設定で、フレーム生成は安定感重視のx2と、4K/120fpsを狙ったx3の2パターンで計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散+反射
  • 【アップスケール品質】クオリティー
  • 【フレーム生成】「x2」と「x3」

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 108fps45
  2. 113fps48
  3. 113fps47
  4. 115fps48
  5. 113fps47

WQHD

  1. 108fps46
  2. 109fps47
  3. 108fps47
  4. 108fps48
  5. 108fps46

4K

  1. 90fps38
  2. 95fps41
  3. 94fps40
  4. 96fps42
  5. 96fps40

微妙にCore Ultra 7 265KFのスコアが低く見えるものの、体感で違いが分かる人はまずいないでしょう。

どのCPUを使っても快適に遊べます。

ちなみに、フレーム生成 x3ではWQHDと4Kに差はほぼ出ませんでした。CPUかGPUのどちらかにボトルネックが発生しているのが原因と考えられます。

【重量級】ボーダーランズ4

ボーダーランズ4/4K
画質:バッドアス/フレーム生成 ×3
Core Ultra 7 265KF+RTX 5080
ボーダーランズ4/4K
画質:バッドアス/フレーム生成 ×3
Ryzen 7 9850X3D+RTX 5080

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現できないため、ビークルに乗って固定ルートを走行したシーンの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中のフレームレートの落ち具合は、上の動画を参考にしてください。

こちらもフレーム生成必須の重量級ゲームで、画質は最高設定、フレーム生成は安定感重視のx2と、4K/120fpsを狙ったx3で計測してます。

グラフィック設定
  • 【画質】バッドアス
  • 【アップスケール品質】品質重視
  • 【フレーム生成】「x2」と「x3」

平均フレームレート (fps)最低fps (1% low)

フルHD

  1. 158fps54
  2. 163fps55
  3. 163fps53
  4. 163fps52
  5. 163fps50

WQHD

  1. 130fps47
  2. 131fps48
  3. 131fps45
  4. 132fps45
  5. 131fps43

4K

  1. 88fps30
  2. 89fps33
  3. 89fps32
  4. 90fps35
  5. 89fps32

こちらも結果は横並びでした。

グラフィックにこだわった重たいゲームでは、最高画質にするとGPU側の負荷が最大になり、CPUの差が出にくくなります。

どのゲームでCPU性能の差が出るかは、実際に遊んでみないと分からないのが悩ましいところです。

ゲーム性能のまとめ

まずは、10ゲーム分のフレームレートを合算した結果を見てください。

10ゲームのCPU別・合計フレームレート(fps)最低fps (1% low)

  1. 6284fps2941
  2. 7220fps3401
  3. 7172fps3301
  4. 6975fps3195
  5. 6615fps2985

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは変わります。

今回もっとも高い性能を示したのは、さすがにRyzen 7 9850X3Dでした。

そのほかのCPUとのパフォーマンス差は、こちらをご覧ください。 ↓

◯ 良い X イマイチ

CPU平均fps
性能差
最低fps
性能差
Ryzen 7 9850X3D基準値基準値
Ryzen 7 9800X3D-0.7%-2.9%
Ryzen 7 7800X3D-3.4%-6.1%
Ryzen 7 9700X-8.4%-12.2%
Core Ultra 7 265KF-13.0%-13.5%

正直なところ、平均fpsだけで判断するなら、RTX 5080のパワーがあればどのCPUでも普通に遊べます。

本当に見るべきポイントは最低fpsです。

X3D系はここが強い。一瞬ガクッと落ちる“谷”が出にくく、なめらかさを保ちやすい傾向があります。

そしてCore Ultra 7 265KFは最下位。ゲームが得意なCPUではない … という印象です。

ただし、すべてのゲームでX3Dが圧倒するわけではありません。

グラフィック重視のAAA級タイトルを最高設定で動かすと、ボトルネックはほぼGPU側に集中します。そうなるとCPU差は出にくい。

一方で、「ゼンレスゾーンゼロ」や「ステラーブレイド」のような中量級タイトルでは、4KでもX3Dの強みがはっきり出ました。

こういったゲームでX3D CPUを使うと、狙ったfpsに張り付き状態で遊べるのが大きなメリットです。重要なのは平均値よりも“どれだけ落ち込まないか”。

結論としては、美しい映像を楽しみながらまったり遊ぶならCore Ultra 7 265KFでも問題なし。特にインテルである必要がなければ、価格と性能のバランスに優れたRyzen 7 9700Xを選ぶのもアリです。

そして、対戦系や中量級タイトルをやり込む人、RTX 5080の性能をしっかり引き出したい人なら、X3D系がベスト――そんな住み分けになります。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは、上記のようなヘビークリエイター向けベンチマークではなく、ゲームをメインに、動画・写真編集をサブで行うユーザーを想定。

CPUの違いで、実際の作業時間がどれくらい変わるのかを基準に比較しました。

動画エンコード(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5080を使ったエンコードはCPU 15〜20%、GPU 50%くらいの配分で動作。

パワーに余裕があるからなのか、Premiere ProではCPUもGPUもフル稼働しない状態でした。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります

4Kエンコード

YouTube 2160p 4KUHD

  1. 3分51秒
  2. 3分52秒
  3. 3分53秒
  4. 3分54秒
  5. 3分56秒

↑どのCPUを使っても10分の実時間より速く処理できます。

秒単位でCPUの差は出るものの、体感できるほどではなく、誤差レベルと言っていい結果でした。

フルHDエンコード

YouTube 1080p FHD

  1. 1分6秒
  2. 1分6秒
  3. 1分6秒
  4. 1分8秒
  5. 1分6秒

↑今でも主流のフルHDエンコードは負荷が少ないので、速攻で処理が終わります。

微妙に世代の古いRyzen 7 7800X3Dが遅いけど、体感差はありません。

写真編集(Lightroom Classic:AIノイズ除去+RAW現像)

写真編集では、1日分の撮影から厳選した10枚を仕上げるケースを想定しています。

まずは編集の手始めとして、お気に入りの10枚にAIノイズ除去を一括で適用し、処理が完了するまでの時間を計測しました。

なお、RAWデータは約2400万画素(6000 x 4000)です。

AIノイズ除去

適用量:50

  1. 34.81秒
  2. 33.13秒
  3. 33.48秒
  4. 35.42秒
  5. 34.33秒

AIノイズ除去はCPU 5%、GPU 95%くらいのパワー配分で動作。

ほとんどGPUが処理するので、CPU違いによる差は非常に少ないです。

最速はRyzen 7 9850X3Dでしたが、他のCPUと比べても「めっちゃ速い」と体感できるほどの差はありません。

どのCPUを選んでもサクサク処理できます。

次に、ノイズ除去後の写真をJPEGとして書き出した場合の処理時間を確認します。

個人の趣味レベルの作業では1枚ずつ書き出すことが多いものの、1枚だとあっという間に終わってしまい、差が分かりません。

そこで本検証では、あくまで比較用として、10枚をまとめてJPEG書き出しし、CPUごとの処理時間の違いを見ています。

RAW現像 10枚

約2400万画素

  1. 5.58秒
  2. 6.02秒
  3. 5.92秒
  4. 6.95秒
  5. 6.73秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整なし

RAW現像はCPU 65~80%、GPU 10%くらいの配分で動作。この処理は完全にCPUヘビーです。

最速だったのはCore Ultra 7 265KF。より複雑な補正や大量枚数の一括処理では、さらに差が広がると思われます。

とはいえ、1枚あたりの処理時間は約0.5~0.7秒。どのCPUでも体感は“ほぼ一瞬”で、ストレスはありません。

クリエイティブ性能のまとめ

体感的にいちばんキビキビ動いていると感じたのはCore Ultra 7 265KF。次いでRyzen 7 9850X3Dでした。

今回の検証は「ゲームがメインで、たまに映像編集もする」という人を想定。このレベルならどのCPUを選んでも実用面で困ることはありません。普通にサクサク作業できます。

その中でも、Core Ultra 7 265KFのクリエイティブ性能は高め。編集やエンコードを日常的にする人なら、しっかり強みを感じられるCPUです。

ただ、ゲーム中心で考えるなら、そこまで大きな決め手にはならないと感じました。

本気で映像作品を作り込むヘビークリエイターなら、最初からCore Ultra 9かRyzen 9を選ぶのが無難でしょう。

ライブ配信チェック

サイバーパンク2077をOBS StudioとVTube Studioを使ってアバター合成しながらTwitchにライブ配信テストをしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ゲーム内のベンチマークモードで計測しています。

4K/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

普通にプレイ

【画質】RTオーバードライブ+フレーム生成 x2
  1. 103fps
  2. 105fps
  3. 105fps
  4. 105fps
  5. 104fps

アバター+録画+配信

4K→フルHD/60fps配信
  1. 94fps
  2. 95fps
  3. 95fps
  4. 96fps
  5. 94fps

まず、今どきの配信はGPUのエンコード機能(NVENC)が使えるので、CPUの依存度は非常に低いです。

配信もしたいからCPUも高性能じゃないとダメってことはありません。

とはいえ、配信するとフレームレートは少し落ちます。高fpsが重要なゲームであれば、RTX 5080でも画質を少し調整する必要はあるでしょう。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」にして負荷を分散させる方法もあります。

2PC構成ならゲーム側のフレームレート低下はゼロ。配信も安定するので、無理に1PC配信にこだわる必要はありません。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5080を使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
Core Ultra 7 265KF405-440W240-260W65-70W
Ryzen 7 9850X3D395-430W245-275W70-75W
Ryzen 7 9800X3D385-420W240-255W65-70W
Ryzen 7 7800X3D350-400W225-240W65-70W
Ryzen 7 9700X390-430W250-270W75-80W

旧世代のRyzen 7 7800X3Dが最も省電力でした。

X3D系は大容量キャッシュによりメモリアクセス効率が改善されやすく、これが電力効率の良さにつながっていると考えられます。

Core Ultra 7 265KFは比較したCPUの中では最も高い消費電力でした。とはいえ、先代のCore i7-14700Kに比べれば、かなり改善されています。(レビュー)

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

▼参考までに、一般的な家電との比較はこちら。

電気ストーブ300~600W
炊飯器300~500W
食洗機450~700W
オーブントースター450W

中出力クラスの暖房系家電よりも少し低い消費電力です。

▼電気代の目安(Core Ultra 7 265KF ゲーム時の最大440W=0.44kWh)

1時間8.8円
3時間26.4円
5時間44円
8時間70.4円
1ヶ月
1日8時間x30日
2,112円
(筆者の契約)第一段階・1kWh=約20円で計算

RTX 5080を使ったハイエンド構成でも、「電気を食いまくる」という印象はありません。

もちろん最大値はそれなりに伸びます。ただ、常に440Wに張り付くけではなく、平均的にはもう少し低い水準で動きます。

消費電力は遊ぶゲームや作業内容によって変わるので、詳細な比較は難しいのですが、少なくとも体感としては“性能に見合った消費電力”という印象です。

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

すべて「サイドフロー空冷」とオープンフレームケースを使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
PassMark
ゲーム
4K
エンコード
4K
Core Ultra 7 265KF85℃77℃61℃
Ryzen 7 9850X3D95.0℃77.1℃67.1℃
Ryzen 7 9800X3D95.4℃76.4℃52.4℃
Ryzen 7 7800X3D75.9℃69.9℃63.1℃
Ryzen 7 9700X75.5℃67.4℃69.1℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

まずは「瞬間最大温度」から見ていきます。

各CPUの上限温度は、Core Ultra 7 265KFが100℃、Ryzen 7 9850X3D/9800X3D/9700Xが95℃、7800X3Dが89℃です。

ここで示しているのは、CPUごとに設計上定められている最大許容温度のこと。温度がこの値に近づくと自動的に出力を抑える機能が働くため、数値を見て過度に心配する必要はありません。

Ryzen 7 9850X3Dと9800X3Dは、CPUベンチマークのみ瞬間的に上限温度の95℃まで上がります。ただ、CPUベンチマークは日常的に行うものではないので、数値はあくまで目安として見ればOKです。

Core Ultra 7 265KFもRyzen 7 9700Xよりはやや高めですが、仕様の範囲内でまったく問題ありません。

日常運用で負荷の高いゲームとエンコードでは、どのCPUも上限温度を大きく下回る範囲でした。

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
PassMark
ゲーム
4K
エンコード
4K
Core Ultra 7 265KF57℃58℃47℃
Ryzen 7 9850X3D75.2℃67.2℃52.4℃
Ryzen 7 9800X3D71.7℃62.1℃47.5℃
Ryzen 7 7800X3D63.0℃60.7℃48.3℃
Ryzen 7 9700X67.9℃60.7℃56.0℃

※ゲームはサイバーパンク2077で危険度MAX乱戦時のCPU温度

次に、「平均温度」をチェックします。ここで上限値に近い状態だと注意が必要。

結果はCore Ultra 7 265KFがもっとも低く、旧世代のCore i7シリーズと比べても発熱はかなり抑えられている印象です。世代が進んで、電力効率と発熱のバランスはしっかり改善されたようです。

とはいえ、今回比較したCPUはいずれも設定された上限温度の範囲内で動作していました。

通常使用であれば、Ryzen勢の温度でもまったく問題ありません。

Core Ultra 7 265KFのCPUクーラーは、ミドルタワー以上のケースであればサイドフロー空冷で十分です。

一方、ミニタワーやMini-ITXケースのように内部スペースが限られる環境では、水冷クーラーをおすすめします。

ポイントはケース内の容量です。内部が狭いと、グラボが排出した熱をCPUクーラーが吸い込みやすくなり、冷却効率が下がります。

▼CPUクーラー選びの基本的なポイントは、以下の関連記事も参考にしてください↓

【まとめ】Core Ultra 7 265KFとRTX 5080の構成について

まとめると、こんな感じです。

RTX 5080まとめ

  • 現実的なハイエンドGPU
  • 4K/最高画質で120fps以上を狙える
  • フルHD/WQHDでは性能を持て余しやすい

Core Ultra 7 265KFまとめ

  • 価格が安い
  • カジュアルゲーマー
  • クリエイティブ性能が高い
  • Ryzenよりも性能が低い
  • Core Ultra 7 270K Plusがおすすめ

RTX 5080については価格こそ高めだけど、実質的なハイエンドとして完成度の高いGPUです。

しばらく次世代モデルは出そうにないので、安心して長く使えるのも魅力でしょう。

フルHDは完全にオーバースペック、WQHDでもやや過剰。なるべくウルトラワイドや4K環境で使いたいGPUです。

Core Ultra 7 265KFについては、ゲームが得意なCPUではないな … というのが率直な印象です。

クリエイティブ系の処理能力は高いものの、ゲーム目的で選ぶ場合は決定打に欠けます。購入するなら、しっかり目的を考えてから選んでください。

例えばBTOパソコンの場合、Core Ultra 7 265KFのPCはRyzen構成よりも安いので、浮いた予算でメモリやストレージの容量をアップグレードするのもアリ。その方が総合的な快適度は上がります。

Core Ultra 7 265KFなPCを選んでも、ゲームができないわけではありません。強いこだわりがなければ普通に遊べます。

個人的にはRyzen 7 9700X以上を推奨しますが、ゲーミングPCは性能を追い求めるとキリがありません。限られた予算や購入タイミングの中で、どこを妥協するかを見極めることも大切です。

Core Ultra 7 265KF+RTX 5080の構成は、4K/最高画質でまったり遊ぶカジュアルゲーマーなら十分アリ。

BTOパソコンだと、大人気のRyzen 7 9800X3Dモデルよりかなり安く販売されていることが多いです。

価格重視で考えるなら、十分に検討する価値のある選択肢と言えるでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

↑シンプルで派手すぎないグラボです。

Core Ultra 7 265KF+RTX 5080のBTOゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

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その他のRTX 5080搭載PCはこちら↓

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