Ryzen 7 7800X3DとRTX 4080のゲーム性能をベンチマーク 9800X3D、9700X、Core Ultra 7 265KFと比較レビュー

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ゲーム時のパフォーマンスが極めて高いRyzen 7 7800X3Dと、RTX 4080を組み合わせた構成で「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「ライブ配信性能」「消費電力」を検証しました。

以下の構成と比較をしたので、CPUの違いによるパフォーマンスの差もわかります。

  • Ryzen 7 9800X3D+RTX 4080
  • Ryzen 7 9700X+RTX 4080
  • Core Ultra 7 265KF+RTX 4080

RTX 4080 SUPERとRTX 4080の性能差は極めて少ないので、4080 SUPERで検討している人も参考になると思います。

ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!

現行・主流モデルから、当サイトで実機検証したCPU/GPUのみ選べます。

▶ CPUとGPUのバランスって何? 図でわかりやすく解説

目次

CPU性能をざっくり比較

スクロールできます
7800X3D9800X3D9700XUltra 7 265KF
世代
(アーキテクチャ)
Zen 4Zen 5Zen 5シリーズ2
対応ソケットAM5AM5AM5LGA1851
Pコア数8888
Eコア数12
ベースクロック4.2GHz4.7GHz3.8GHz3.9GHz
ブーストクロック5.0GHz5.2GHz5.5GHz5.5GHz
L3キャッシュ96MB96MB32MB30MB
熱設計電力120W120W65W
(105W)
125W
限界温度89℃95℃95℃100℃
CPU末尾の「K」とか「F」って何?

最新のZen 5は技術的に進化した点は多くあるものの、実際に使ってみると飛び抜けたパフォーマンス向上は体感できず、Zen 4のRyzen 7 7800X3Dでも「まだまだ余裕」と感じます。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dといった、「X3D」が付くモデルは、巨大なキャッシュメモリ(3D V-Cache)を持つのがポイント。

キャッシュが効くゲームだと狂ったようなフレームレートになるのが特徴で、一度体験すると他のCPUに全く興味が無くなる強烈な魅力を持っています

一方で、ライバルのインテルCore UltraシリーズもRyzenのZen 4→Zen 5の進化と似ていて、パフォーマンス向上よりも低発熱と省電力化をウリにしたCPUです。

ゲームにおいてはキャッシュメモリが多いほどパフォーマンスが上がるので、ヘビーゲーマーならRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dがおすすめ。

カジュアルにゲームを楽しむ人なら、価格の安いRyzen 7 9700Xが良いでしょう。

Core Ultra 7 265KFは「CPUは絶対にインテルじゃないとダメ!」って人が選んでください。

なお、Ryzen 7 9700XにはTDP 105Wモードが追加されました。実際に検証したところ、デフォルトのTDP 65Wモードとほとんど性能差はありません。詳しくは関連記事をチェックしてください。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dの違い

Ryzen 7 9800X3DはアーキテクチャがZen 4からZen 5に更新されたことで、処理能力が「少し」パワーアップ。

その他、巨大な3D V-Cacheのレイアウトを見直したことにより、発熱に強くなって最大クロックが上昇したのが特徴です。

限界温度も89℃→95℃まで上昇し、オーバークロックができるようになったのもポイント。

マザーボードの設定をいじるなどマニアックな手順は必要ですが、より秘めたパワーを引き出す楽しみもあり。

7800X3Dの弱点とも言われたクリエイティブ系の処理もパワーアップしたので、たぶん、無敵のCPUです。

しかし、Ryzen 7 9800X3Dにもデメリットはあります。

  • 消費電力が高い
  • BTOパソコンの価格が高い
  • ゲーム時の体感差は少ない

Ryzen 7 9800X3Dはパワーがある分、ゲーム時の消費電力が7800X3Dより40Wほど高くなります。

また、BTOパソコンだとショップによって7800X3Dモデルより2~5万円ほど高いのと、そもそも7800X3Dの性能が高いので、ゲームでは9800X3Dとの性能差を体感できるかは人によると思います。

Socket AM5

なお、CPUを取り付けるソケットは同じ「AM5」なので、Ryzen 7000系を使っている人ならCPUを交換するだけで簡単にアップグレードができます。(BIOSを最新にアップデートする必要あり)

CPUベンチマーク

Passmark CPU Benchmarks

  1. 58585
  2. 48666
  3. 43898
  4. 38953
  5. 35898
  6. 35053
  7. 34962
  8. 34657
  9. 32575
  10. 28542
  11. 28130

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定をBTOパソコンと同じ「定格」にして計測しました。

グラフだけで判断すると、最新のCore Ultra 7 265KFと旧世代のCore i7-14700KF/13700KFが飛び抜けた性能に見えます。

CPUベンチマークというのはCPUリソースを100%使い切る「非現実的な意地悪いじわるテスト」で、基本的に最新世代でコア数が多いほど良いスコアになります。

ただ、ゲームや動画編集といった一般用途では、すべてのリソースを使い切ることはまずありません。

なので、CPUベンチマークスコアだけで性能を判断するのは、ヤメた方が良いでしょう。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dはベンチマークスコアに現れない部分が強く、実際に使ってみると他のCPUを圧倒し、最強ゲーミングCPUと言われています。

ここではCPU性能の大雑把な順番として、ふ~んと眺める程度でOKです。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 9700X
Core Ultra 7
265KF
ケースアユート/長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASRock B650M
PG Riptide WiFi
MSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
GPURTX 4080
Palit GameRock OC
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR5-5600
ストレージ2TB Gen 4×42TB Gen 4×4
電源850W

一般的なBTOパソコンと同じ仕様で、めっちゃ高性能なパーツは使っていません。

CPUクーラーは2,500円くらいで売ってた安物です。(販売終了)

電源容量はRTX 4080/4080 SUPERの場合、750Wあれば問題ありません。

テストPCは見た目が違うだけで、BTOパソコンと同じです!

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】Call of Duty Black Ops 6
  • 【重量級】Microsoft Flight Simulator 2024
  • 【重量級】STALKER 2
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX12最高+レイトレON
  • 【画質2】パフォーマンス
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 137fps
  2. 138fps
  3. 134fps
  4. 133fps

WQHD

  1. 114fps
  2. 118fps
  3. 105fps
  4. 105fps

4K

  1. 80fps
  2. 78fps
  3. 78fps
  4. 78fps

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

グラフィックの重い「DX12設定」だと、GPU負荷の少ないフルHDとWQHDで微妙に9800X3Dと7800X3Dが強いです。

基本的に画質を上げるとGPUの負荷が高くなってCPUに仕事が回らず差が出にくくなります。(GPU側にボトルネック発生)

グラフィックの軽い「パフォーマンス設定」だと、GPUの負荷が下がってCPUパワーの差が出るようになり、9800X3Dと7800X3Dが狂ったようなフレームレートを叩き出します。9700Xも悪くないです。

Core Ultra 7は300fps台でCPU処理の限界に達し(CPU側にボトルネックが発生)、RTX 4080の性能を限界まで引き出せていなく「もったいない」感じがします。

また、最低フレームレートもRyzenの方が安定して高いです。

実際のところ600~700fpsとか必要な人間って少ないと思いますけど、動きの激しいシーンでは大きくフレームレートが動くので、ヘビーシューターなら9800X3Dと7800X3Dがおすすめ。

長く現役で使いたい!って人もインテルよりRyzenが良いです。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】FSR1.0
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 387fps
  2. 391fps
  3. 373fps
  4. 329fps

WQHD

  1. 290fps
  2. 294fps
  3. 282fps
  4. 242fps

4K

  1. 254fps
  2. 259fps
  3. 248fps
  4. 218fps

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

RyzenはどのCPUでもデフォルト画質である「ウルトラ」でフルHD~4Kまで十分な速度です。

Core Ultra 7は普通に遊ぶ分には十分なフレームレートですけど、今一つスコアが伸びません。

競技性の高いゲームで重要な最低フレームレートもRyzenの方が良いです。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【画質】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 271fps
  2. 287fps
  3. 243fps
  4. 172fps

WQHD

  1. 238fps
  2. 250fps
  3. 208fps
  4. 171fps

4K

  1. 167fps
  2. 168fps
  3. 150fps
  4. 142fps

ベンチマークの評価はフルHD~4Kまで「非常に快適」です。

9800X3Dと7800X3Dのキャッシュメモリと相性が良いゲームで、同じRTX 4080を使っているとは思えないほど差が出ます。

Core Ultra 7 265KFは話にならない悲惨なスコア。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 299fps
  2. 297fps
  3. 293fps
  4. 216fps

WQHD

  1. 298fps
  2. 297fps
  3. 293fps
  4. 215fps

4K

  1. 219fps
  2. 217fps
  3. 214fps
  4. 215fps

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの通常攻撃のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

Core Ultra 7は215fpsくらいでCPU処理の限界に達し、フレームレートが4Kまで変わりません。

4KはGPUの負荷が高くて誤差レベルになります。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 212fps
  2. 213fps
  3. 141fps
  4. 116fps

WQHD

  1. 181fps
  2. 189fps
  3. 140fps
  4. 115fps

4K

  1. 134fps
  2. 131fps
  3. 128fps
  4. 112fps

9800X3D/7800X3Dのキャッシュメモリ(3D V-Cache)と相性の良いゲームです。

9700Xは140fpsくらい、Core Ultra 7は115fpsくらいがボトルネック発生のしきい値となります。

4KはGPUの負荷が高すぎて、大きな差は出ません。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 120fps
  2. 120fps
  3. 120fps
  4. 107fps

WQHD

  1. 120fps
  2. 120fps
  3. 120fps
  4. 104fps

4K

  1. 113fps
  2. 113fps
  3. 109fps
  4. 100fps

フレームレートの上限が120fpsのゲームで、4Kでも十分な速度です。

特にウルトラワイド(UWQHD)がすごい迫力なのでおすすめ。

CPUの違いによるパフォーマンスは誤差レベルですけど、9800X3Dと7800X3Dは少し余裕があるように感じます。

Core Ultra 7は … 泣けるスコアです。

【重量級】Call of Duty Black Ops 6

設定
  • 【画質】極限
  • 【アップスケーリング】DLSS
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 286fps
  2. 287fps
  3. 282fps
  4. 273fps

WQHD

  1. 223fps
  2. 224fps
  3. 220fps
  4. 218fps

4K

  1. 135fps
  2. 134fps
  3. 133fps
  4. 132fps

CPU違いによるフレームレートは誤差レベルでした。

どのCPUでも4Kまで快適です。

【重量級】MS Flight Simulator 2024

設定
  • 【画質】ハイエンド
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON
  • 【時刻】昼12時
  • 【天気】快晴

本栖湖から富士山方面へ巡行したときの平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 243fps
  2. 244fps
  3. 215fps
  4. 192fps

WQHD

  1. 200fps
  2. 199fps
  3. 195fps
  4. 190fps

4K

  1. 147fps
  2. 145fps
  3. 147fps
  4. 149fps

フルHDで9800X3Dと7800X3Dが良いスコアですけど、RTX 4080ならWQHD以上で遊ぶのがおすすめ。

WQHD以上だと、どのCPUを選んでも差はありません。4Kまで十分な速度です。

【重量級】STALKER 2

設定
  • 【画質】最高
  • 【アップスケール品質】Performance
  • 【DLSSフレーム生成】ON

町内の固定ルートをダッシュしたときの平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 145fps
  2. 163fps
  3. 136fps
  4. 141fps

WQHD

  1. 133fps
  2. 143fps
  3. 128fps
  4. 134fps

4K

  1. 101fps
  2. 104fps
  3. 102fps
  4. 101fps

微妙にRyzen 7 9800X3Dが良いスコアで、4Kまでもっとも反応が良いと感じましたが、たぶん気のせいだと思います(^^;)

どのCPUを使っても4Kまで快適です。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 145fps
  2. 157fps
  3. 118fps
  4. 103fps

WQHD

  1. 140fps
  2. 146fps
  3. 116fps
  4. 101fps

4K

  1. 93fps
  2. 90fps
  3. 89fps
  4. 91fps

4K(FSR)

  1. 130
  2. 128
  3. 113
  4. 108

少し古い重量級ゲームですが、CPUパワーが良く乗るので紹介します。

フルHD~UWQHDまで9800X3Dと7800X3Dが飛び抜けたスコア。

9700Xは120fpsくらい、Core Ultra 7は100fpsくらいでCPUボトルネックが発生します。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPUの負荷が下がってCPUパワーが良く乗り、フレームレートが瀑上がり。4Kまで超快適に遊べます。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 169fps
  2. 177fps
  3. 157fps
  4. 144fps

WQHD

  1. 146fps
  2. 148fps
  3. 144fps
  4. 137fps

4K

  1. 96fps
  2. 96fps
  3. 96fps
  4. 96fps

GPU負荷の少ないフルHD/WQHDでRyzenが良いスコア。

ウルトラワイド(UWQHD)以上はGPU負荷が高くてCPUに仕事が回らず、誤差レベルになります。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

WQHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

4K

  1. 59fps
  2. 59fps
  3. 59fps
  4. 59fps

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、RTX 4080ならレイトレーシングONでも4Kまで快適に遊べます。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 207fps
  2. 209fps
  3. 198fps
  4. 183fps

WQHD

  1. 170fps
  2. 172fps
  3. 166fps
  4. 157fps

4K

  1. 113fps
  2. 113fps
  3. 112fps
  4. 111fps

GPU負荷の少ないフルHDとWQHDでCPUパワーの差が少し出ます。

UWQHD以上になるとCPU違いによるフレームレートは誤差レベル。

ゲーム性能のまとめ

平均フレームレート合計
RTX 4080を使用
Ryzen 7 7800X3D
10245
Ryzen 7 9800X3D
10390
Ryzen 7 9700X
9203
Core Ultra 7 265KF
8215

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは大きく変わります。

総合的にRyzen 7 9800X3D最強 … って感じですけど、7800X3Dと1.5%くらいしか差が出ませんでした。

たぶん、7800X3Dとの違いを体感できる人は「極めて少ない」と思います。

ただ、Ryzen 7 9800X3Dは9700Xより12%、Core Ultra 7 265KFより26%もゲーム時のパフォーマンスが良いです。

  • テストしたゲームの中にはフレームレートに60fpsとか120fpsまでの上限があったので、MODを使って上限解除したりオーバークロックするなど、マニアックなことをすればもっと差が出るはず。ただし、現実的な体感差は少ない。

基本的に4KのパフォーマンスはGPUの負荷が高すぎて差が出ないゲームが多いので注意。

フルHDとWQHDでも、グラフィックにこだわった重たいゲームだと差が出にくいです。

グラフィックボードにRTX 4080を使うと、現状ではショボチン性能のCore Ultra 7でもそこそこのフレームレートが出てしまいます。

4K/最高画質でまったり楽しみたい人だと、どのCPUを選んでも体感できる差は少ないでしょう。

逆に、競技性の高いFPSゲームで画質を落としてフレームレートを稼ぎたいガチなプレイヤーは、9800X3Dと7800X3Dが良いです。

7800X3Dは世代が古いとはいえ、パフォーマンスは最新の9800X3Dと比べても飛び抜けた差はありません。

BTOパソコンだと価格は7800X3Dモデルの方が安いので狙い目です。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは上記のようなヘビークリエイター向けのベンチマークは行わず、動画・写真編集といった一般的な作業のパフォーマンスで比較しました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 4080を使ったエンコードはCPU 50~70%、GPU 95%くらいの配分で動作してました。

わりとがっつりパワーを使う処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります
4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Media Encoder v.25.0
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4080
4分10秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4080
4分05秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4080
4分06秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 4080
4分05秒

↑どのCPUを選んでも10分の実時間より早く処理できます。

Ryzen 7 7800X3D以外は、ほぼ同じ。

7800X3Dはクリエイティブ系の処理に弱いと言われることが多いけど、十分な速度だと思います。

フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Media Encoder v.25.0
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4080
1分15秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4080
1分11秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4080
1分13秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 4080
1分11秒

↑フルHDエンコードは負荷が少ないので、速攻で処理が終わります。

どのCPUでも体感差はありません。

AIノイズ除去(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ10枚を一括ノイズ除去した処理時間です。

AIノイズ除去
適用量:50
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4080
47.67秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4080
41.85秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4080
42.91秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 4080
46.35秒

AIノイズ除去はCPU 50%、GPU 95%くらいのパワー配分で動作。GPUヘビーな処理です。

こちらもRyzen 7 9800X3Dがベスト。

旧モデルの7800X3Dも決して遅くはなく、普通にサクサクこなせます。

RAW現像(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ100枚をL判サイズに現像したときの処理時間です。

RAW現像 100枚
2400万画素→L判サイズ
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4080
17.40秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4080
14.74秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4080
15.96秒
Core Ultra 7 265KF+RTX 4080
33.50秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整1500 x 1050
解像度300px/インチ

RAW現像はCPU 100%、GPU 25~40%くらいの配分で動作。CPUヘビーな処理です。

こちらもRyzen 7 9800X3Dが最速。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出るでしょう。

  • Core Ultra 7 265KFはCPU 100%、GPU 1%で処理するので異常に遅い。最適化が不十分と思われる。

クリエイティブ性能のまとめ

総合的にRyzen 7 9800X3Dがベスト。とてもゲーム特化CPUとは呼べない速さ。9700Xの上位版みたいな性能です。

ただ、他のCPUと比べて飛び抜けて性能が良いわけでもないです。

ゲーム中心でたまに動画編集もするって人なら、どのCPUでも問題ないと思います。

また、クリエイティブ系のアプリは色々あるので、アプリによっては結果が変わるかもしれません。

ゴリゴリのクリエイターなら、Ryzen 9などの最上位CPUの方が時間効率が良いでしょう。

ゲーム実況配信チェック

オーバーウォッチ2をOBS StudioとVTube Studio使ってTwitchにライブ配信・録画・アバター合成テストをしました。

OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

オーバーウォッチ2 ライブ配信

普通にプレイ

【画質】フルHD/ウルトラ
  1. 387fps
  2. 391fps
  3. 373fps
  4. 329fps

配信のみ

  1. 373fps
  2. 375fps
  3. 358fps
  4. 287fps

配信+録画

  1. 367fps
  2. 369fps
  3. 356fps
  4. 280fps

アバター+配信

  1. 349fps
  2. 353fps
  3. 340fps
  4. 275fps

アバター+配信+録画

  1. 344fps
  2. 348fps
  3. 334fps
  4. 271fps

↑同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。

CPUによって多少の差は出るけど、フルHD解像度で「まずは始めてみたい」という人なら、どの構成でもゲームプレイに支障が出ることはありません。

視聴者の再生環境を考えると、WQHDや4Kといった高解像度な配信の需要は少なく、特別な理由がない限りフルHD配信がベストと思われます。(スマホの小っさい画面で視聴する人は多い)

注意点として、WQHDや4Kのゲーム画面を配信するにはそれなりのスペックが必要です。

そこまで本格的にやるなら、ゲーム用と配信・録画用でPCを分けて負荷を分散させる「2PC配信」にすれば問題ありません。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 4080を使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
7800X3D340~405W260~275W80~85W
9800X3D370-435W305~315W80~85W
9700X355-435W295~315W80~85W
265KF370-470W305-320W75~80W

旧世代のRyzen 7 7800X3Dがベスト。めっちゃ省電力。

7800X3Dの消費電力が低いのが謎だったのですが、「大容量キャッシュメモリのおかげで消費電力の高いメインメモリへのアクセスが減るため」だそうです。

Ryzen 7 9800X3Dはパワーがある分、7800X3Dよりも30~40Wくらい高い消費電力。ゲーム時のパフォーマンスは体感できるほどの差は無いので、ちょっと残念

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

すべて「サイドフロー空冷」とオープンフレームケースを使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
エンコード
4K
7800X3D81.5℃70.9℃73℃
9800X3D85.5℃82.4℃75.1℃
9700X71.2℃71.2℃72℃
265KF89℃75℃68℃

瞬間最大温度はマニアな人以外は気にしなくてOKです。

  • CPUベンチマークは日常的にする人はいないので無視してOK

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
エンコード
4K
7800X3D69.6℃67℃70.4℃
9800X3D72.6℃70.8℃72.1℃
9700X64.2℃68.4℃68.9℃
265KF60℃67℃60℃

平均温度はCore Ultra 7がぶっちぎりに良いと思います。

Ryzen 7 9800X3Dの限界温度は95℃です。(旧世代の7800X3Dの限界温度は89℃

95℃に達するとサーマルスロットリングが働いて出力が自動的に下がります。

微妙にRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dの温度が高めですけど、巨大なキャッシュメモリを持つため、冷えにくいCPUなんだと思います。

どのCPUも限界値まで余裕があるので気にする必要はありません。

CPU自体はサイドフロー空冷で問題なく冷やせるのですが、オープンフレームケースを使った計測値なので参考程度にしてください。

以下の理由で、RTX 4080クラスの超大型グラボを使うなら水冷の方が良いと思います。

空冷はグラフィックボードがまき散らした熱をCPUファンが吸い込んでしまう欠点があります。

大型のグラフィックボードを使っていると、CPUファンが全開で回って動作音が気になる人がいるかも。

また、排熱が追いつかなくてPCケース全体が熱くなりやすいです。

水冷はCPU熱をホースを通してラジエーターに送れるため、CPU熱をほぼ単独で外へ排出できます。

グラフィックボードがまき散らした熱風に影響されにくいので、RTX 4080クラスなら水冷がおすすめです。

  • Ryzenは限界温度までブーストしまくる特性があるので、水冷にしても瞬間最大温度は変わらないことが多い

【まとめ】ゲーム好きにとってアガリのCPU

まとめると、こんな感じです。

RTX 4080/4080 SUPERまとめ

  • 4K/最高画質で100fps以上
  • フレーム生成対応ゲームなら無敵

Ryzen 7 7800X3Dまとめ

  • 使って面白いCPU
  • ツボにハマるとクレイジーパフォーマンス
  • 9800X3Dと体感できるほどの差は少ない
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • 圧倒的に低い消費電力
  • クリエイティブ性能も悪くない
  • BTO PCの価格が9800X3Dモデルより安い
  • 4Kのフレームレートは上がらない

Ryzen 7 7800X3Dの魅力は圧倒的に低い消費電力でRTX 4080/4080 SUPERのパワーを限界まで引き出せることです。

総合性能ではRyzen 7 9800X3Dに負けるものの、ゲーム時のパフォーマンスは相変わらずトップクラス。

まだまだ現役で使える超高性能CPUです。

BTOパソコンだとRyzen 9800X3Dモデルより安いので、ゲームメインで使う人にとって、これ以上ない「アガリのCPU」になるでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

高負荷時も動作音はすごく静か。LEDライティング機能のないシンプルなグラボです。

CPUとGPUの組み合わせをチェック!

現行・主流モデルから、当サイトで実機検証したCPU/GPUのみ選べます。

▶ CPUとGPUのバランスって何? 図でわかりやすく解説

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