Ryzen 7 7800X3D×RTX 5060Ti 16GBのゲーム性能ベンチマークとフレームレート比較

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Ryzen 7 7800X3Dは、執筆時点ではひと世代前のCPUです。

とはいえ、ゲーム性能はいまでもトップクラス。RTX 5060 Ti 16GBとの組み合わせなら価格と性能のバランスも取りやすく、コスパ重視で快適に遊びたい人にとって、かなり相性の良い構成です。

もちろん、上にはRyzen 7 9800X3Dという新世代のX3D系CPUもあります。

そうなると気になるのは、やはりこのあたりでしょう。

  • Ryzen 7 9800X3Dとの差はどれくらいあるのか
  • 価格差に見合うだけの性能差はあるのか
  • いまRyzen 7 7800X3Dを選ぶメリットはあるのか

このあたりを確認するために、複数のCPUを使ってゲーム性能やクリエイティブ性能を比較しました。

AMD

  • Ryzen 7 7800X3D(今回の主役)
  • Ryzen 7 9800X3D
  • Ryzen 7 9700X
  • Ryzen 7 7700
  • Ryzen 5 7500F
  • Ryzen 7 5700X

インテル

  • Core Ultra 7 270K Plus
  • Core Ultra 7 265F
  • Core Ultra 5 225F
  • Core i7-14700F
  • Core i5-14400F

前世代の人気CPUは、いまでも十分アリなのか。

ベンチマークの数値だけでなく、実プレイ映像も交えながら、Ryzen 7 7800X3D×RTX 5060 Ti 16GBの実力を検証していきます。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!
目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている 青:劣っている

スクロールできます
9800X3D7800X3D9700X77007500F5700X270K+265F225F14700F14400F
世代Zen 5Zen 4Zen 5Zen 4Zen 4Zen 3200S+200S200S第14第14
対応ソケットAM5AM5AM5AM5AM5AM4LGA1851LGA1851LGA1851LGA1700LGA1700
Pコア数88886888686
Eコア数16124124
NPU13 TOPS13 TOPS13 TOPS
ベースクロック4.7GHz4.2GHz3.8GHz3.8GHz3.7GHz3.4GHz3.7GHz2.4GHz3.3GHz2.1GHz2.5GHz
ブーストクロック5.2GHz5.0GHz5.5GHz5.3GHz5.0GHz4.6GHz5.5GHz5.3GHz4.9GHz5.4GHz4.7GHz
L3キャッシュ96MB96MB32MB32MB32MB32MB36MB30MB20MB33MB20MB
熱設計電力120W120W65W65W65W65W125W65W65W65W65W
発売開始年月2024/112023/42024/82023/12023/7
(2025/12)
2022/42026/42025/32025/12024/12024/1
販売開始価格86,800円71,800円70,800円53,800円27,280円42,800円59,800円71,800円46,800円61,800円34,800円
Ryzen 5 7500Fは2023年7月にBTO PC専用で流通開始
2025年12月よりBOX版が発売開始
🖥 CPU 価格推移

Ryzen 7 9800X3D/7800X3Dといった「X3D」が付くモデルは、巨大なキャッシュメモリ(3D V-Cache)を搭載しているのが最大の特徴です。

キャッシュが効くゲームでは平均fpsだけでなく、最低fpsも伸びやすく、カクつきを抑えやすいのが強み。フレームレートの高さだけでなく、動きの安定感まで狙えるのがX3D系CPUの魅力です。

さらに、後の検証結果を見れば分かるとおり、7800X3Dと9800X3Dの差が極端に大きいわけではありません。

RTX 5060 Ti 16GBと組み合わせるなら、Ryzen 7 9800X3Dは最強クラスの選択肢となります。ただし価格は高めなので、ひとつ前の世代となるRyzen 7 7800X3Dのほうがコスパは良好。

個人的にもRTX 5060 TiにRyzen 7 9800X3Dは「ちょっともったいない」と感じます。予算に余裕のある人だけ9800X3Dを選べばいいでしょう。

次に、X3D系以外のCPUについても簡単に触れておきます。

Ryzen 7 9700X/7700、Ryzen 5 7500Fは、X3D系のような分かりやすい強みはないけど、性能が不足しているわけでもなく、価格と扱いやすさ重視なら十分アリ。とくにRTX 5060 Ti 16GBとの組み合わせならRyzen 7 7700はかなりバランスの良いCPUです。

Ryzen 7 5700Xは世代が古く、少しパワー不足を感じます。RTX 5050や5060なら好相性ですが、VRAM 16GBのRTX 5060 Tiには力不足。せっかくのGPU性能を引き出しきれない場面があります。

Core Ultra 7 270K Plusは、Ryzen 7 9700Xに近い立ち位置のCPUで、ゲームもクリエイティブ処理も高いレベルでこなせるバランス型です。ゲーム中心ならRyzen X3D系がおすすめですが、ゲーム以外の作業も幅広くこなしたい人にとっては、十分検討する価値があります。

Core Ultra 7 265F/Ultra 5 225FとCore i7-14700F/i5-14400Fは、270K Plusの登場により、積極的に選ぶ理由は少なくなりました。ただ、BTOパソコンでは今でも見かけるため、比較用として掲載しています。

インテルCPUをざっくり解説すると、Eコア(高効率コア)と、Core Ultraに搭載されているAI処理向けのNPUが特徴です。スペックを見ると先進的に見えますが、実際のゲームではEコアの恩恵を感じる場面は少なく、NPUも今のところ使いどころはありません。

当サイトの実測だと、インテル勢のゲームパフォーマンスはRyzen X3Dシリーズ以下です。そのため、ゲーム用途で選ぶなら、慎重に判断してください。

Ryzen 7 7800X3Dと9800X3Dの違い

Ryzen 7 9800X3DはアーキテクチャがZen 4からZen 5に更新されたことで、設計レベルでの処理効率が向上しています。

さらに、巨大な3D V-Cacheのレイアウトを見直したことにより、発熱耐性が改善。結果として、より高いクロックで動作できるようになりました。

上限温度も89℃から95℃へ引き上げられ、オーバークロックに対応したのも大きな違いです。

マザーボードの設定をいじるなどマニアックな手順は必要ですが、より秘めたパワーを引き出す楽しみもあり。

7800X3Dの弱点とされがちだったクリエイティブ性能も底上げされ、総合力は確実に高まっています。

しかし、Ryzen 7 9800X3Dにもデメリットはあります。

  • 価格が高い
  • 消費電力が高い
  • ゲーム時の体感差が少ない

まず価格ですが、CPU単体で見れば性能に見合った価格設定だと思います。

ただし、RTX 5070を搭載したBTOパソコンでは、時期やショップによるものの、7800X3Dモデルと9800X3Dモデルとの差は3万円以上も開くことがあります。

さすがにそこまでの性能差はないので、コストに見合うかどうかは慎重に考えたいところ。

さらに、性能向上のぶんゲーム時の消費電力は7800X3Dより約40W高め。このあたりをどう評価するかが判断ポイントになります。

ソケットAM5

なお、CPUを取り付けるソケットは共通して「AM5」なので、Ryzen 7000系を使っている人ならCPUを交換するだけで簡単にアップグレードができます。

次世代のRyzen 10000系?もAM5を継続採用する可能性が高いです。PCを自作する人だったら、とりあえず安いRyzen 7000系を選んで新世代CPUが出たら乗り換えるのもアリでしょう。

CPUベンチマーク

以下のグラフは、CPUの総合性能を評価する「PassMark」のスコアです。

グラフだけで判断すると、インテルCore Ultraシリーズが「飛び抜けて高性能」に見えると思います。

ただし、CPUベンチマークは実運用とはかなり性質が違います。特にマルチコア性能を強く反映するテストでは、Core Ultraシリーズのような多コアCPUほどスコアが伸びやすいです。

一方、ゲームや普段使いでCPUを常にフル稼働させる場面は、まずありません。実際の体感は、ベンチの数字だけでは見えにくい部分で決まります。

実際のゲームではRyzen 7 9800X3D、7800X3Dの順にフレームレートが高く、CPUベンチマークの結果だけでは本当の性能差が見えず、判断を間違えやすいです。

なのでCPUベンチは「限界性能の参考」くらいでOK。本当の差は、このあと見る実ゲームでの平均fpsや最低fpsで判断するのが良いでしょう。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

各CPUの将来性について

スクロールできます
価格GPU交換CPU交換
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9700X
Ryzen 7 7700
Ryzen 5 7500F
Ryzen 7 5700XXXXX
Core Ultra 7 270K+X
Core Ultra 7 265FX
Core Ultra 5 225F
Core i7-14700FX
Core i5-14400F在庫なしXX
「価格」は2026年6月時点の実売価格で評価

【GPU交換】より高性能なグラフィックボードに交換してもCPUとGPUのパワーバランスが崩れないか

【CPU交換】上位のCPUへ交換してパワーアップできるか

BTOパソコンを購入する人だと、自分でCPUを交換することはないのでは? … と思いますが、グラフィックボード交換はわりとあると思います。

Ryzen 7 9800X3D/7800X3Dは強いです。RTX 5090といったハイエンドGPUとも相性良し。将来の次世代GPUでも十分対応できるはず。さらに、次世代のZen 6(Ryzen 10000系?)でも同じマザーボードを使える可能性が非常に高く、CPU交換して長く既存パーツを使い続けることも可能。将来のアップグレードまで強いCPUです。

Ryzen 7 9700Xと7700はバランス型。基本性能は高く、ハイスペックなRTX 5070 Tiとも相性は良好。CPU交換の選択肢も広いので、あとからアップグレードする前提でも扱いやすいです。両CPUともに、いつか登場する次世代GPUもRTX 5070 Tiと同クラスなら問題ないと思います。価格重視でカジュアルにゲームを楽しみたい人に最適です。

Ryzen 5 7500Fはコスパ型。価格が安くてそこそこの性能。そしてCPUのアップグレードもしやすいため、とりあえずの土台としては合格ですが、RTX 5060 Ti 16GBのようなVRAM多めのGPUと組み合わせるなら、なるべくRyzen 7クラスを選んだほうがバランスは良いです。

Ryzen 7 5700Xは注意。世代が古く、性能も控えめなので、高性能なグラフィックボードに載せ替えても性能を引き出せません。CPU交換による延命ルートも無いので、総合的にデメリットのほうが強いです。

Core Ultra 7 270K Plusは、現行インテル勢の中では最上位モデルなので、RTX 5090のようなハイエンドGPUと組み合わせても十分戦えます。ただし、2027年には次世代CPUの登場が見込まれていて、マザーボード側の規格変更も予定されています。今強いのは間違いないけど、CPUを交換しながら長く使う構成には向いていません。

Core Ultra 7 265FとCore i7-14700F/i5-14400Fは、もう選ぶ価値のないCPUです。インテルで選ぶなら、270K Plusにしたほうが後悔は少ないでしょう。

Core Ultra 5 225Fはそこそこの性能だけど、価格が安くてわりと良いCPUです。ただ、VRAM 16GBな高スペックGPUと組み合わせるなら、270K Plusを選んだほうがバランス良くまとまります。

総合的に、長く使うならX3D系が強いです。

グラフィック性能|RTX 5060 Ti 16GB

スクロールできます
GPUメモリ容量メモリ性能CUDAコア数消費電力
RTX 507012GB672 GB/s6144250W
RTX 5060 Ti
16GB
16GB448 GB/s4608180W
RTX 5060 Ti
8GB
8GB448 GB/s4608180W
RTX 50608GB448 GB/s3840145W

▼実際に使ってみた体感ベースで、解像度別のおすすめGPUをまとめるとこんな感じです。

フルHDWQHDウルトラワイド4K
RTX 5070
RTX 5060 Ti
16GB
RTX 5060 Ti
8GB
RTX 5060
🖥 GPU 価格推移

RTX 5060 Ti 16GBは、フルHD〜WQHDに強いミドルクラスGPUです。フレーム生成機能を活用すれば、ゲームによっては4Kでもしっかり遊べます。

最大の魅力は、やはり16GBの大容量VRAM。最近はフルHDでもVRAM 8GBでは厳しいゲームが増えており、WQHD以上ではさらにメモリ容量の余裕が効いてきます。

上位のRTX 5070はGPUパワーこそ上ですが、VRAMは12GBです。ゲームによっては画質設定の調整が必要になることもあり、VRAM容量を重視するならRTX 5060 Ti 16GBにも十分な魅力があります。高画質設定を狙いやすく、これから長く使うグラボとしても安心感があります。

また、ローカルAI環境を試したい人にとっても、16GB VRAMはひとつの強みです。VRAM 8GBモデルより扱える範囲が広く、画像生成や軽めのローカルAI用途では有利になります。ただし、本格的なAI用途まで考えるなら、さらに大容量のVRAMが欲しくなる場面もあります。

一方で、弱点もあります。ひとつはVRAM容量が大きいぶん価格が高いこと。もうひとつは16GBのVRAMをフルに活かすには、GPUそのもののパワーが少し足りないと感じる場面があることです。ゲームと普段使いが中心で、AIはクラウドサービスで十分という人なら、VRAM容量よりもGPUパワーに余裕のあるRTX 5070を選んだほうが満足度は高いでしょう。

まとめると、RTX 5060 Ti 16GBは「画質と安定感を重視する人」「VRAM容量に余裕を持たせたい人」に向いたGPUです。フルHD/WQHD環境で長く使いたい人には、良い選択肢と言えます。

また、下位モデルのRTX 5060 Ti 8GBとRTX 5060は、どちらもVRAM容量が8GBなので、できることに大きな差はありません。実際の使用感も近いため、これから長く使うならVRAM 8GBモデルは避けたほうが無難です。

そして、RTX 5060 Ti 16GBの性能をしっかり活かすなら、組み合わせるCPUも重要。Ryzen 7 7800X3DならRTX 5060 Tiの得意なフルHDとWQHDで高いフレームレートを狙いやすく、ヘビーゲーマー向けとして、かなりバランスの良い構成です。

なお、RTX 5060 Ti 16GBとRTX 5070の性能差は、以下の記事で詳しく比較しています。どれくらい差があるのか、あわせて参考にしてください↓

ローカルAI用途なら16GB VRAMは入門ライン

当サイトではローカルAIのベンチマークは行っていません。初心者には環境構築のハードルが高く、出力の品質や使い勝手まで含めると、ChatGPTなどのクラウドAIのほうが高品質な結果を得やすく、圧倒的に手軽で実用的です。

ローカルAIといっても、用途によって必要な性能は大きく変わります。

AI画像生成ならGeForce+VRAM 16GBはかなり現実的。Stable Diffusion系の画像生成では、SDXLや軽めのLoRAも扱いやすく、RTX 5060 Ti 16GBならVRAM 8GBモデルより明確に試せる範囲が広がります。

一方で、文章生成やプログラミング支援に使うローカルLLMでは、モデルサイズとコンテキスト長が重要になります。短い文章作成や軽めのコード修正なら16GBでも実用的ですが、大きなモデルや長いコード、大量の文書を扱う場合は、より大容量のメモリが欲しくなります。

まとめると、RTX 5060 Ti 16GBは「ローカル画像生成AIを試したい人」「軽めのLLMやプログラミング支援を触ってみたい人」には魅力的なGPUです。ただし、大規模LLMや本格的なAI動画生成まで考えるなら、16GBでは余裕たっぷりとは言えません。

大規模LLMやAI動画生成まで含めた本格的なローカルAI環境を作るなら、現時点では32GBクラスの最上位GPUが有力候補になります。ただし、大きなLLMを重視する場合は、64GB〜128GB級のユニファイドメモリを搭載した環境を選ぶのもアリです。

ただし、そこまでの環境をそろえるにはコストも手間もかかります。AIを気軽に使いたいだけなら、最初からクラウドAIサービスを使ったほうがコスパは良いでしょう。クラウドAIなら処理はサービス側で行われるため、大容量VRAMは不要です。低スペックPCやスマホでも十分に使えます。

そのため、RTX 5060 Ti 16GBは本格的なAI母艦というより、ローカル画像生成AIや軽めのLLMを試してみたい人向けのGPUと考えるのがちょうどいいです。

検証用PCのスペック

AMD CPUテスト環境
インテルCPUテスト環境
スクロールできます
Ryzen
9000/7000系
Ryzen
5000系
Core Ultra
200S系
Core i
14000系
ケース長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
Cooler Master
CM690Ⅲ
長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASUS TUF GAMING
B850-PLUS WIFI
レビュー
ASRock Phantom
Gaming 4
MSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
MSI B760I
EDGE WIFI
レビュー
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
空冷
Scythe 虎徹 MarkⅡ
空冷
AINEX SE-224-XTS
GPUPalit RTX 5060Ti
INFINITY 3 16GB
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR4-3200
32GB
DDR5-5600
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
電源850W

検証環境は一般的なBTOパソコンとほぼ同じ仕様です。いわゆる“めっちゃ高性能”なパーツは使っていません。

CPUクーラーも、当時2,500円くらいで売っていた安物です。(※すでに販売終了)

電源容量はRTX 5060 Ti 16GBの場合、600WあればOK。

検証時のCPU設定は、マザーボードのデフォルトを使用しています。電力設定などのマニアックな調整は行わず、一般的なBTOパソコンに近い状態でテストしました。

さきほど解説したとおり、Ryzen 7 7800X3Dを含むRyzen 7000系は、Ryzen 9000系と同じパーツをそのまま使い回せます。

さらに、次世代のRyzen 10000系(?)についても、同じパーツが使える可能性はかなり高そうです。

そのため、価格重視ならまずはRyzen 7 7800X3Dを選び、あとから最新世代のCPUに乗り換える、というのも賢い選択だと思います。

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽量級】Apex Legends
  • 【中量級】ゼンゼロ
  • 【中量級】鳴潮(めいちょう)
  • 【中量級】ステラーブレイド
  • 【中量級】Expedition 33
  • 【中量級】アークレイダース
  • 【重量級】バトルフィールド 6
  • 【重量級】モンスターハンターワイルズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

DLSSとは?(アップスケールなどの解説)

DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAのGeForce RTXシリーズ専用AI描画技術のこと。

ひとことで言うと、AIでfpsを稼ぐための総合パッケージです。

DLSSの主な機能は4つ。

  • アップスケーリング(基本機能)
  • フレーム生成(マルチフレーム含む)
  • Ray Reconstruction
  • DLAA(画質特化モード)

以下、ざっくり解説します。

① アップスケーリング

低解像度で描画 → AIで高解像度化

  • fpsが大きく伸びる
  • 画質劣化が少ない
  • 4Kやレイトレ環境で超重要

一番ベースになる機能です。

当サイトでは基本的にすべてのゲームでアップスケーリングを使用して検証しています。

② フレーム生成

  • AIが“中間フレーム”を勝手に作る
  • 表示fpsが一気に増える
  • 体感ヌルヌル

※入力遅延対策としてNVIDIA Reflexとセット運用が基本。

RTX 50世代では、複数フレームを生成する「マルチフレーム生成」に進化し、さらに大きくfpsを伸ばせます。

フレーム生成のメリット・デメリットの項目も参考にしてください。

③ Ray Reconstruction

  • レイトレーシングのノイズ除去をAI化
  • レイトレ画質が大幅改善
  • パフォーマンスも向上
  • 重たいRT環境で効果大

レイトレ専用の進化版。

④ DLAA

  • アップスケールせず、AIでアンチエイリアス処理だけ行う
  • fpsはほぼ伸びない
  • 画質はかなりキレイ
  • ハイエンドGPU向け

「画質優先マン」用。

フレーム生成のメリットとデメリット

RTX 5000シリーズからパワーアップしたフレーム生成について、ざっくり解説します。

旧世代のRTX 4000シリーズだと、フレーム生成の倍率はx2まで。RTX 5000シリーズから倍率をx4まで上げられるようになりました。

  • 2026年アップデートで、一部ゲームは最大x6に対応
フレーム生成×2
モンハンワイルズ/WQHD/ウルトラ画質
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5060 Ti 16GB

↑従来のフレーム生成x2でも、普通に遊ぶ分には十分なフレームレートが出ることが多いです。

フレーム生成×4
モンハンワイルズ/WQHD/ウルトラ画質
Core Ultra 7 270K Plus+RTX 5060 Ti 16GB

↑フレーム生成の倍率を上げていくとフレームレートがドッカンと上がり、映像のヌルヌル感がマシマシになります。

ただし、メリットだけではありません。

フレーム生成は理論上、入力遅延がわずかに増える仕組み。そこは知っておくべきポイントです。

まずは、こちらの図解をチェックしてください↓

もう少し詳しく解説したバージョンがこちら↓

フレーム生成は、見た目上のフレームを増やして動きをなめらかに見せる機能です。かなり便利ですが、素の性能がそのまま上がるわけではありません。

入力遅延はあるものの、内部処理は超高速です。しかもNVIDIA Reflexと併用するのが基本なので、普通に遊ぶぶんなら気にならない人のほうが多いと思います。

おすすめの設定は、まずは倍率x2でお試し。x2で十分ならそのまま。

特にパリィやガードを多用するアクションゲームが好きな人はx2までが無難。ここを超えると、操作感の変化に敏感な人ほど違和感が出やすくなります。

もっとヌルヌル感が欲しいと思ったら、x3、x4と段階的に上げていくのが良いでしょう。

ただし倍率を上げるほど、操作感だけでなく画質面のクセも出やすなる点は注意。具体的には、キャラクターの輪郭がボヤけたり、視点を大きく動かしたときにチラつきが出るゲームもあります。

結論として、フレーム生成は万能ではありません。「操作感と画質のバランスを見ながら使う機能」として考えるのがちょうどいいです。

【軽量級】Apex Legends

Apex Legends/フルHD
画質:高
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
Apex Legends/フルHD
画質:高
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

条件をそろえるため、上の動画のように「アルティメット+射撃」が重なる高負荷シーンを使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

実戦では状況によってフレームレートが上下するため、数値は参考程度に見てください。

グラフィック設定
  • 【画質】高
 設定の詳細はこちら

グラフを見ると、平均fpsはどのCPUでも十分なフレームレートが出ています。

一方で差が出やすいのは最低fpsです。Ryzen 7 9800X3Dを筆頭に、Ryzen上位勢とCore Ultra 7 270K Plusは下振れが少なく、瞬間的なカクつきを抑えやすい結果でした。7800X3Dも平均fps/最低fpsともに優秀で、安定感はかなり高いです。

対戦FPSのように一瞬の引っかかりが気になるゲームでは、平均fpsだけでなく最低fpsにも注目したほうがいいでしょう。

逆に、勝ち負けにそこまでこだわらずカジュアルに遊ぶなら、どのCPUを選んでも大きな不満は出にくいと思います。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

ゼンゼロ/WQHD
画質:高
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
ゼンゼロ/WQHD
画質:高
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

条件をそろえるため、上の動画のような戦闘パターンを再現し、平均fpsと最低fpsを計測しました。

敵の数によって多少の前後はあるものの、ほぼ最高負荷時のパフォーマンスと見てOKです。

グラフィック設定
  • 【画質】高

ゼンゼロはCPU性能の影響が出やすいタイトルです。RTX 5060 Tiが主戦場とするフルHD/WQHDでは、Ryzen X3D系の強さが分かりやすく出ています。

特に注目したいのは最低fpsです。平均fpsが高いだけでなく、フレームレートの落ち込みも少ないため、移動や戦闘中の引っかかりを抑えやすく、操作感の安定につながります。

快適さを重視するなら、Ryzen 7 7800X3DやRyzen 7 9800X3DなどのX3D系が有力候補です。

ただし、ストーリー中心でゆったり遊ぶなら、CPUによる体感差はそこまで大きくありません。極端に古いCPUでなければ、どのCPUを選んでも大きな問題なく楽しめるでしょう。

【中量級】鳴潮(めいちょう)

鳴潮/WQHD
画質:グラフィック優先/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
鳴潮/WQHD
画質:グラフィック優先/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

鳴潮は、完全に同じ戦闘シーンを再現するのが難しいため、計測はソアーで固定ルートを高速飛行しているときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

実際の戦闘シーンでどれくらいfpsが落ち込むのかは、上の動画を参考にしてください。

画質は最高設定ではなく、少し落とした「グラフィック優先」で計測しています。理由は、Ryzen 5 7500FやCore Ultra 5 225Fといった6コアベースのCPUだと、なぜか最高設定を選べない仕様になっているためです。

また、WQHDで120fpsを狙えるように、2倍フレーム生成も使用しています。

グラフィック設定
  • 【画質】グラフィック優先
  • 【アップスケール品質】デフォルト
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】×2

最速はRyzen 7 9800X3Dですが、7800X3Dも平均fps・最低fpsともに高水準で、実際のプレイでは十分すぎる性能です。Ryzen 7 9700XやCore Ultra 7 270K Plusも健闘しており、上位CPU同士の差はそこまで大きくありません。

鳴潮はCPUによる差が極端に出るタイトルではないため、どのCPUを選んでも大きな不満は出にくいでしょう。

ただし、鳴潮だけでなく、いろいろなゲームを幅広く遊びたいなら話は別です。GPU性能だけでなくCPUにもある程度予算を振っておくと、フレームレートの安定感や将来性の面で安心できます。

【中量級】ステラーブレイド

ステラーブレイド/WQHD
画質:とても高い/フレーム生成:OFF
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
ステラーブレイド/WQHD
画質:とても高い/フレーム生成:OFF
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

計測は上の動画のように、町中を30秒間ダッシュしたときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

このゲームは激しい戦闘中でもダッシュ時とフレームレートはあまり変わらないので、グラフの数値は実戦時のプレイ感に近いものだと考えてOKです。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したフレーム生成OFFと、ストーリーをまったり遊ぶ人向けのフレーム生成×2で計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】とても高い
  • 【アップスケール品質】自動
  • 【フレーム生成】OFFと×2

グラフを見ると、このゲームはX3D系CPUと相性が良く、特にフルHD/WQHDではRyzen 7 7800X3Dがかなり強い結果でした。Ryzen 7 9800X3Dには一歩譲る場面もありますが、平均fps・最低fpsともに高水準で、実際のゲームプレイでは十分すぎる性能です。

Ryzen 7 9700XやCore Ultra 7 270K Plusも健闘していますが、WQHDまででフレーム生成OFFの平均120fpsを狙うなら、やはりRyzen 7 7800X3D以上を選んでおくと安心感があります。最速を求めるなら9800X3D、コスパと実性能のバランスを重視するなら7800X3Dが有力候補です。

4Kでもプレイ自体は可能ですが、RTX 5060 TiクラスではGPU負荷がかなり高くなり、CPUごとの差は見えにくくなります。快適さと画質のバランスを考えると、WQHDまでがちょうどよい印象です。

一方、フレーム生成を使えば、どのCPUでも4Kまで十分なフレームレートを狙えます。特にWQHD以上では処理の重さがGPU側に寄るため、CPU性能の差はかなり小さくなります。

ただし、フレーム生成は平均fpsを大きく伸ばせる反面、最低fpsは下がりやすい点に注意が必要です。操作感やフレームレートの安定感を重視するなら、フレーム生成OFFでしっかり性能を出せるCPUを選びたいところ。

このゲームのようにCPU性能が効きやすいタイトルでは、フレーム生成OFF+高性能CPUの組み合わせが、体感のなめらかさにつながります。7800X3Dは、そのバランスを取りやすいCPUと言えるでしょう。

【中量級】Expedition 33

Clair Obscure: Expedition 33/WQHD
画質:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
Clair Obscure: Expedition 33/WQHD
画質:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

上の動画のように、人混みの中を30秒間ダッシュしたときの平均fpsと最低fpsを計測しました。

このゲームは戦闘がターン制のため、極端に高いフレームレートは不要。それよりも、移動中のフレームレートが高いほうが快適に遊べるタイプです。

パリィなどタイミング操作はあるものの、そこまでシビアなゲームではないため、画質は最高設定とし、フルHDで120fps、WQHDで80fpsを狙えるよう2倍フレーム生成を使用しました。

グラフィック設定
  • 【画質】エピック
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】×2

グラフを見ると、このゲームではCPUによる大きな差は出ませんでした。どのCPUでも十分なフレームレートが出ており、実際に遊ぶうえで体感差はかなり小さい印象です。

こうなると、Ryzen 7 5700XやCore i5-14400Fのような価格重視のCPUでも十分に見えます。ただし、遊ぶゲームが増えてくると話は変わります。CPU負荷の高いタイトルでは、フレームレートの伸びや最低fpsに差が出やすく、価格だけで選ぶとあとから物足りなさを感じる可能性があります。

その点、Ryzen 7 7800X3Dはかなりバランスが良いです。Ryzen 7 9800X3Dほどの最速感はありませんが、重めのゲームやCPU性能が効きやすいタイトルにも対応しやすく、平均fpsと最低fpsの安定感に期待できます。

今回のゲームだけを見るなら過剰に見える場面もありますが、いろいろなジャンルを長く遊ぶなら、Ryzen 7 7800X3Dは安心して選びやすいCPUです。

【中量級】ARC Raiders|アークレイダース

アークレイダース/WQHD
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
アークレイダース/WQHD
画質:エピック/レイトレ:エピック/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

このゲームは完全に同じ戦闘パターンを再現できないので、上の動画のように練習場内をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘中は少しフレームレートがブレるものの、基本的には移動がメインとなるゲームなので、実際のプレイ感を把握するには十分参考になると思います。

画質は最高設定。探索やPvEをメインに遊ぶ人を想定し、フレーム生成×2でフルHD/165fps以上、WQHD/120fps以上を狙った設定としています。

グラフィック設定
  • 【画質】エピック
  • 【アップスケール品質】品質重視
  • 【レイトレーシング】エピック
  • 【フレーム生成】×2

どのCPUを使っても、4Kまで大きな差は出ませんでした。全体的にGPU負荷が高く、CPU性能の違いはかなり見えにくい結果です。

Ryzen 7 7800X3DはX3D系らしく安定した動きを見せていますが、この条件ではほかのCPUを大きく引き離すほどではありません。画質設定をさらに落としてGPU負荷を下げれば、7800X3Dや9800X3Dの強さがもう少しハッキリ出る可能性はあります。

ただし、フルHD/WQHDの時点で十分なフレームレートが出ているため、あえて画質を落としてCPU差を見る必要性は低めです。

今回は実際に遊ぶときの画質バランスを重視し、極端に軽い設定での検証は行っていません。

【重量級】バトルフィールド6

Battlefield 6/WQHD
画質:中/フレーム生成 OFF
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
Battlefield 6/WQHD
画質:中/フレーム生成 OFF
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

このゲームも完全に同じ戦闘シーンを再現できないため、上の動画のように爆撃の中をダッシュしている場面を使い、平均fpsと最低fpsを計測しました。

マップや戦闘パターンによってフレームレートは大きく動くので、あくまで目安として参考にしてください。

画質は、マルチプレイで快適に遊べるよう中画質をベースに、フレーム生成OFFでWQHD/120fps以上を狙うパターンと、最高画質+フレーム生成×4でRTX 5060 Tiの性能を全開放するパターンの2つで計測しています。

グラフィック設定
  • 【設定1】
    • 【画質】中
    • 【アップスケール品質】バランス
    • 【フレーム生成】OFF
  • 【設定2】
    • 【画質】オーバーキル
    • 【アップスケール品質】クオリティー
    • 【フレーム生成】×4

フレーム生成を使わない【設定1】では、RTX 5060 Tiが得意とするフルHD/WQHDでCPU性能の差が出ています。

最速はCore Ultra 7 270K Plusでしたが、Ryzen 7 7800X3Dもかなり優秀。Ryzen 7 9800X3Dに近いフレームレートを出しており、平均fps・最低fpsともに高水準。価格と実性能のバランスを考えると、7800X3Dはかなり選びやすいCPUです。

フレーム生成を有効にした【設定2】では、CPUごとの差はかなり小さくなります。フルHDから4Kまでほぼ横並びで、4Kでも平均130fps超えと十分すぎる結果でした。

ただし、フレーム生成は平均fpsを大きく伸ばせる反面、最低fpsは下がりやすい点に注意。対戦ゲームのように操作感や安定感を重視するなら、平均fpsを盛るよりも、フレーム生成OFFでしっかりフレームレートを出せるCPUを選びたいところです。

その点、Ryzen 7 7800X3Dはフレーム生成OFFでも安定した結果を出しやすく、RTX 5060 Tiとの組み合わせでも扱いやすいCPUと言えます。

【重量級】モンスターハンターワイルズ

モンハンワイルズ/WQHD
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
モンハンワイルズ/WQHD
画質:ウルトラ/レイトレ:高/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

このゲームも同じ戦闘パターンを再現できないので、セクレトに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを採用しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

画質は最高設定。操作レスポンスを重視したガチハンター向けのフレーム生成OFFと、WQHD/100fpsを狙ったフレーム生成×2、RTX 5060 Tiの性能を全開放したフレーム生成×4で計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【レイトレーシング】高
  • 【フレーム生成】「OFF」「×2」「×4」

フレーム生成OFFでは、RTX 5060 Tiが得意とするフルHD/WQHDでCPU性能の差が出やすくなります。特にRyzen 7 7800X3Dは平均fps・最低fpsともに高水準で、操作感やフレームレートの安定感を重視するなら有力候補です。

Ryzen 7 9800X3Dも非常に優秀ですが、実際のプレイでは7800X3Dでも十分に快適。価格と性能のバランスまで考えると、かなり扱いやすいCPUと言えます。

フレーム生成を2倍にすると、CPUごとの差はやや小さくなり、どのCPUでもフルHDで100fps、WQHDでも90fps以上を狙えます。さらに4倍まで上げれば、4Kでも十分なフレームレートが出るため、まったり遊ぶタイプならCPUにそこまでこだわらなくてもよいでしょう。

ただし、フレーム生成は倍率を上げるほど平均fpsが伸びやすい一方で、最低fpsは落ちやすい傾向があります。数字の見た目は派手になりますが、操作感や安定感まで考えると、個人的には2倍あたりがちょうど良く感じました。

【重量級】サイバーパンク 2077

サイバーパンク2077/WQHD
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
サイバーパンク2077/WQHD
画質:レイトレオーバードライブ/フレーム生成 ×2
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、バイクに乗って固定ルートを走ったときの平均fpsと最低fpsを計測しました。

戦闘時のフレームレートは、上の動画を参考にしてください。

画質はパストレーシングを使った最高設定。2倍フレーム生成でフルHD/120fpsを狙う設定と、参考として4倍フレーム生成でも計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【アップスケール品質】自動
  • 【フレーム生成】「×2」と「×4」

なぜか世代の古いRyzen 7 5700Xや、Core i7-14700F/Core i5-14400Fはフレームレートが伸びませんでした。以前の計測ではここまで低い結果ではなかったため、最新ドライバーやゲーム側の最適化との相性が影響している可能性があります。

こういった挙動を見ると、これからPCを選ぶなら、世代が古すぎるCPUは避けたほうが無難です。価格だけで選ぶと、特定のゲームや設定で思わぬ足を引っ張ることがあります。

全体としては、レイトレーシングの中でも特に重いパストレーシングを使うと、負荷の中心がGPU側に寄りやすくなります。そのため、CPU性能の差はフレームレートに出にくい結果でした。

実際、上記3つを除けば、CPUごとの差はかなり小さめです。Ryzen 7 7800X3Dも突出して伸びるわけではありませんが、安定感は十分。古すぎるCPUを避けつつ、現行世代に近いCPUを選んでおけば、大きな失敗はしにくいでしょう。

そのうえで、いろいろなゲームを長く快適に遊びたいなら、Ryzen 7 7800X3Dはかなり有力な選択肢です。最速を狙うならRyzen 7 9800X3Dですが、価格と実性能のバランスまで考えると、7800X3Dはかなり扱いやすいCPUと言えます。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

アサクリシャドウズ/WQHD
画質:最高/フレーム生成 ×4
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB
アサクリシャドウズ/WQHD
画質:最高/フレーム生成 ×4
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060 Ti 16GB

このゲームも完全に同じ戦闘パターンを再現するのは難しいので、フィールド内をダッシュした際の平均fpsと最低fpsを計測しました。

場所・敵・戦闘パターンによってフレームレートは変動します。上の動画のフレームレートは参考程度に見てください。

フレーム生成必須の重量級ゲームです。画質は最高設定から少しだけ軽く調整し、フレーム生成は安定感重視の×2と、RTX 5060 Tiの性能を全開放した×4の2パターンで計測しました。

グラフィック設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【フレーム生成】「×2」と「×4」

CPU性能の差が出にくいゲームで、全体としてはほぼ横並びの結果でした。Ryzen 7 7800X3Dも大きく抜けるわけではありませんが、フレームレートは安定しており、十分に快適なラインです。

フレーム生成2倍でも一応遊べますが、もう少し余裕がほしいところ。4倍まで上げればかなりサクサク動くため、画面のなめらかさを重視するなら積極的に使いたい設定です。

ただし、フレーム生成は倍率を上げるほど平均fpsが伸びやすい一方で、最低fpsは落ちやすい点に注意。数字だけ見ると4倍が派手ですが、フレームレートの高さと安定感のバランスを考えると、個人的には3倍あたりがちょうど良く感じました。

こうした競技性の低いゲームをまったり遊ぶなら、CPUの違いをそこまで気にしなくても十分楽しめます。

そのうえで、ほかのゲームも含めて長く快適に遊びたいなら、Ryzen 7 7800X3Dはかなり選びやすいCPUです。最速狙いならRyzen 7 9800X3Dですが、価格と実性能のバランスまで考えると、7800X3Dでも十分満足しやすいでしょう。

ゲーム性能のまとめ

まずは、10ゲーム分のフレームレートを合算した結果を見てください。

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは変わります。

今回もっとも良いスコアを記録したのは、やはりRyzen 7 9800X3Dでした。

総合的なパフォーマンス差をまとめると、次のようになります。

良い X イマイチ

CPU平均fps
性能差
最低fps
性能差
Ryzen 7 9800X3D基準値基準値
Ryzen 7 7800X3D-1.1%-2.3%
Core Ultra 7 270K+-3.7%-3.8%
Ryzen 7 9700X-2.7%-5.3%
Ryzen 7 7700-5.4%-8.6%
Core Ultra 7 265F-6.5%-9.0%
Core i7-14700F-8.4%-10.5%
Ryzen 5 7500F-7.6%-12.4%
Core Ultra 5 225F-8.0%-12.6%
Ryzen 7 5700X-10.5%-15.5%
Core i5-14400F-12.6%-17.0%

正直、平均fpsだけを見れば、どのCPUを選んでも普通に遊べるだけの性能は出ています。

ただし、実際のプレイ感で効いてくるのは最低fpsです。一瞬ガクッと落ちる場面が少ないほど、操作感は安定しやすく、画面全体のなめらかさにもつながります。

この点で強いのがRyzen X3D系です。フレームレートの下振れが少なく、RTX 5060 Tiが得意とするフルHD/WQHDでは、CPU性能の差が見えやすくなります。

中でもRyzen 7 7800X3Dはかなり優秀。最速はRyzen 7 9800X3Dですが、7800X3Dとの差は約2.3%ほど。実際に遊んでいて、その差をハッキリ体感できるかはかなり微妙なラインです。

さらに7800X3Dは、世代が新しいRyzen 7 9700Xよりも高いフレームレートを出しており、今でもゲーム性能はかなり強力。価格を抑えつつ快適さを重視するなら、かなり有力な選択肢です。

もちろん、これから長く使える土台をしっかり作りたいなら、Ryzen 7 9800X3Dを選ぶのもアリです。ただ、価格と実性能のバランスまで考えると、Ryzen 7 7800X3Dはかなりおいしい立ち位置にいます。

とはいえ、すべてのゲームでX3D系が圧倒するわけではありません。

グラフィック重視のAAA級タイトルを最高設定で動かすと、負荷の中心はGPU側に寄るため、CPUごとの差は出にくくなります。

一方で、「Apex Legends」「ゼンレスゾーンゼロ」「ステラーブレイド」のような軽〜中量級タイトルでは、CPU性能の差がしっかり見えました。こうしたゲームでは、X3D系CPUのほうが高いfpsを維持しやすく、長く遊ぶほどフレームレートの安定感が効いてきます。

結論として、ゲーム目的でCPUを選ぶならRyzen X3D系はかなり堅い選択です。中でもRyzen 7 7800X3Dは今でも十分に強く、9800X3Dほど価格が高くないのも魅力。コスパ重視で快適に遊びたい人におすすめしやすいCPUです。

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは、上記のようなヘビークリエイター向けベンチマークではなく、ゲームをメインに、動画・写真編集をサブで行うユーザーを想定。

CPUの違いで、実際の作業時間がどれくらい変わるのかを基準に比較しました。

動画エンコード(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5060 Ti 16GBを使ったエンコードはCPU 15〜25%、GPU 95%くらいの配分で動作。

GPUメインの処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります

4Kエンコード

YouTube 2160p 4KUHD

↑どのCPUを使っても10分の実時間より速く処理できます。

最速はCore Ultra 7 270K Plusで、次点はRyzen 7 9800X3Dでした。

Ryzen 7 7800X3Dはトップではないものの、処理時間は十分に短く、実用面ではかなり優秀です。秒単位の差はありますが、この処理は主にGPU側の性能が効きやすいため、CPUだけで大きな差がつく場面はそこまで多くありません。

そのため、Ryzen 7 5700XやCore i7-14700F、Core i5-14400Fのように少し世代の古いCPUを避けておけば、大きな不満は出にくいでしょう。

フルHDエンコード

YouTube 1080p FHD

↑今でも主流のフルHDエンコードは負荷が軽く、処理はかなり速く終わります。

Ryzen 7 7800X3Dは最速ではないものの、処理時間は十分に短く、問題なくこなせる性能です。上位のRyzen 7 9800X3DやCore Ultra 7 270K Plusには少し差をつけられますが、フルHDエンコードはもともとの負荷が軽いため、体感できるほどの差は出にくいでしょう。

そのため、フルHDメインで動画を作るくらいなら、CPU選びに神経質になりすぎる必要はありません。

ただし、Ryzen 7 5700XやCore i5-14400Fのように世代が古めのCPUは、ほかの作業やゲームで差を感じる場面があります。ゲーム性能とのバランスまで考えるなら、Ryzen 7 7800X3Dは扱いやすい選択肢です。

写真編集(Lightroom Classic:AIノイズ除去+RAW現像)

写真編集では、1日分の撮影から厳選した10枚を仕上げるケースを想定しています。

まずは編集の手始めとして、お気に入りの10枚にAIノイズ除去を一括で適用し、処理が完了するまでの時間を計測しました。

なお、RAWデータは約2400万画素(6000 x 4000)です。

AIノイズ除去

適用量:50

AIノイズ除去は、CPU使用率が5〜15%前後、GPU使用率が95%前後で動作。ほぼGPU中心の処理です。

今回の比較ではRyzen 7 9800X3Dが最速でしたが、Ryzen 7 7800X3Dも大きく離されているわけではありません。処理時間の差は数秒レベルに収まっており、個人の写真編集であれば十分に実用的な性能です。

AIノイズ除去はGPUへの依存度が高いため、この用途だけでCPU性能を細かく気にする必要はありません。

次に、ノイズ除去後の写真をJPEGとして書き出した場合の処理時間を確認します。

個人の趣味レベルの作業では1枚ずつ書き出すことが多いものの、1枚だとあっという間に終わってしまい、差が分かりません。

そこで本検証では、あくまで比較用として、10枚をまとめてJPEG書き出しし、CPUごとの処理時間の違いを見ています。

RAW現像 10枚

約2400万画素

書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整なし

RAW現像はCPU使用率が70〜85%前後、GPU使用率が25〜30%前後で動作。かなりCPU寄りの処理です。

最速はCore Ultra 7 270K Plusで、次いでRyzen 7 9800X3D、Core Ultra 7 265Fという結果でした。CPU中心のクリエイティブ処理では、やはりCore Ultraシリーズの強さが目立ちます。

Ryzen 7 7800X3Dはトップクラスの処理速度ではありませんが、世代の古いRyzen 7 5700Xよりはしっかり速く、世代の新しいRyzen 7 9700Xと同じくらいの処理速度でした。個人レベルのRAW現像なら大きな不満は出にくいはずです。

クリエイティブ性能のまとめ

実際に使っていて一番キビキビ動いていると感じたのはCore Ultra 7 270K Plusでした。さすが24コアCPUといったところで、RAW現像や動画編集などのクリエイティブ処理ではかなり強い印象です。

一方で、Ryzen 7 7800X3Dも大きく見劣りするわけではありません。Core Ultra 7 270K PlusやRyzen 7 9800X3Dには一歩譲る場面があるものの、ゲームがメインで、たまに動画編集や画像編集もするくらいなら十分に扱いやすい性能です。

このくらいのライト〜中間層の使い方なら、Ryzen 7 5700XやCore i7-14700F/Core i5-14400Fのような世代の古いCPUを避けておけば、大きな不満は出にくいでしょう。

そのうえで、ゲーム性能とのバランスまで考えると、Ryzen 7 7800X3Dはかなり有力な選択肢です。クリエイティブ処理だけを最優先するCPUではありませんが、ゲームも制作作業もほどよくこなしたい人には選びやすいCPUと言えます。

一方で、動画編集やRAW現像を日常的にこなすヘビークリエイターなら話は別です。その場合は、コア数の多いCore Ultra 7 270K PlusやRyzen 9、さらにRTX 5070 Ti以上のハイスペックGPUを選んだほうが安心です。

ライブ配信チェック

サイバーパンク2077を、OBS StudioとVTube Studioでアバター合成しながらTwitchにライブ配信してテストしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ゲーム内のベンチマークモードで計測しています。

WQHD/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

まず、今どきのゲーム配信はGPUのエンコード機能、いわゆるNVENCを使えるため、CPUへの依存度はかなり低めです。

「配信もするならCPUを最上位にしないとダメ」というわけではありません。Ryzen 7 7800X3Dでも、ゲームをしながら配信する用途なら十分に現実的です。

ただし、ゲームによっては世代の古いCPUだと、本来のパフォーマンスを引き出しきれないことがあります。いま選ぶなら、Ryzen 7000系以上やCore Ultra系を選んでおくと安心です。特にRyzen 7 7800X3Dはゲーム中のフレームレートも安定しやすく、配信との相性も悪くありません。

とはいえ、配信をするとフレームレートは少し落ちます。RTX 5060 Tiクラスで高fpsを狙う場合、ゲームによっては画質設定や解像度の調整が必要です。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」で負荷を分散させる方法もあります。

2PC構成ならゲーム側のフレームレート低下を抑えられ、配信も安定します。1PC配信にこだわりすぎず、求める画質やフレームレートに合わせて構成を選ぶのがよいでしょう。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5060 Ti 16GBを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD〜4K
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
Ryzen 7 9800X3D245-290W200-225W55-60W
Ryzen 7 7800X3D225-250W195-200W55-60W
Ryzen 7 9700X255-285W225-240W65-70W
Ryzen 7 7700245-265W225-230W65-70W
Ryzen 5 7500F235-255W200-205W65-70W
Ryzen 7 5700X250-270W190-200W65-70W
Core Ultra 7 270K+265-285W240-250W60-65W
Core Ultra 7 265F255-275W220-235W60-65W
Core Ultra 5 225F235-255W200-205W55-60W
Core i7-14700F270-310W230-240W55-60W
Core i5-14400F235-255W170-180W55-60W

消費電力が最も低かったのはRyzen 7 7800X3Dでした。

Ryzen 7 9800X3Dは性能が伸びているぶん、消費電力もやや増えています。もちろん効率は優秀ですが、ワットパフォーマンスという点では7800X3Dの省電力さがかなり目立ちます。

X3D系は大容量キャッシュの効果でメモリアクセスの効率が高まりやすく、少ない消費電力でも高いフレームレートを狙いやすいのが特徴です。

特にRyzen 7 7800X3Dは、低い消費電力と高いゲーム性能を両立しているのが大きな強み。世代はひとつ前ですが、今でもかなり完成度の高いCPUと言えるでしょう。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

▼参考までに、一般的な家電との比較はこちら。

PS5 Pro220〜260W
50インチ液晶TV250~350W
空気清浄機250~350W
オーブントースター450W

ゲーム機に近い消費電力です。家電と比べてもそれほど大きな差はありません。

▼電気代の目安(Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GB/ゲーム時の最大250Wで計算)

1時間5円
3時間15円
5時間25円
8時間40円
1ヶ月
1日8時間×30日
1,200円
(筆者の契約)第一段階・1kWh=20円で計算

省電力なRyzen 7 7800X3Dと組み合わせることで、消費電力はかなり控えめです。高いフレームレートを狙える構成ながら、電気代が大きく跳ね上がりにくいのは大きなメリットです。

もちろん、実際のゲーム中に常に250Wで張り付くわけではありません。シーンによって消費電力は上下するため、実際の電気代は試算よりもう少し安くなる可能性があります。

細かく比較し始めるとキリがありませんが、この性能でこの消費電力なら十分に優秀です。Ryzen 7 7800X3Dらしいワットパフォーマンスの良さがしっかり出ている構成と言えるでしょう。

CPUクーラーは空冷と水冷、どっち?

Ryzen 7 7800X3DのCPUクーラーは、基本的に「サイドフロー空冷」で問題ありません。

予算に余裕があれば水冷クーラーを選ぶのもアリですが、RTX 5060 Tiのような発熱が控えめなグラボと組み合わせるなら、空冷でも十分に冷やせます。

注意したいのは、PCケース内のエアフローです。ケース内部が狭かったり、吸排気が弱かったりすると、グラボから出た熱をCPUクーラーが吸い込みやすくなり、冷却効率が落ちることがあります。

CPUクーラー単体の性能だけでなく、ケースの通気性や内部スペースも合わせてチェックしておきましょう。

▼CPUクーラー選びの基本は、以下の関連記事でも解説しています↓

Ryzen 7 9800X3Dとの差額に価値はある?

🖥 CPU 価格推移

Ryzen 7 7800X3Dはひと世代前のCPUということもあり、いま選ぶメリットはやはり価格です。

RTX 5060 Ti搭載のBTOパソコンでは、Ryzen 7 9800X3Dモデルとの差が3万円以上開くことも珍しくありません。もちろん価格差は時期やショップによって変わりますが、構成全体で見るとかなり大きな差です。

この差額があれば、

  • メモリを64GBにアップグレード
  • SSDを2TB以上に強化
  • ワンランク上のゲーミングモニターへ変更

といった構成も十分狙えます。

実測では、たしかにRyzen 7 9800X3Dのほうが高性能です。ただ、RTX 5060 TiのようなミドルクラスGPUと組み合わせるなら、CPUだけを最上位にする必要があるかは考えどころ。

個人的には、Ryzen 7 7800X3DはRTX 5060 Tiと組み合わせるにはかなり「ちょうどいい性能」だと感じます。

ゲーム体験全体を底上げするなら、CPUだけに予算を集中させるより、メモリ・SSD・モニターなどへバランスよく振り分けたほうが満足度は高くなりやすいでしょう。

【まとめ】Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GBの構成について

まとめると、こんな感じです。

RTX 5060 Ti 16GBまとめ

  • フルHDとWQHDで最高画質で遊べる
  • 4倍フレーム生成なら4Kでも遊べる
  • 大容量VRAMで長く安心して使える
  • ローカルAI用途では入門向け
  • VRAM 16GBを活かすにはGPUパワーが少し足りない

Ryzen 7 7800X3Dまとめ

  • まだまだ使える高性能CPU
  • 消費電力が低い
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • 普通にクリエイティブ作業もできる
  • CPU交換で簡単にアップグレードできる
  • 実測では9800X3Dに負ける
  • 価格差次第では9800X3Dが良い

RTX 5060 Ti 16GBについては、フルHD/WQHDモニターで遊びたい人にぴったりのGPUです。

大容量VRAMのおかげで高画質設定を狙いやすく、最近の重めのゲームでも動作が安定しやすいのが大きな強み。AI性能もそこそこあるため、ローカルAIを軽く試したい人にも使いやすいGPUです。

フレーム生成を駆使すれば4Kも視野に入りますが、GPUそのものの処理能力を考えると、実用的にはWQHDまでが得意な解像度と考えておくのがよいでしょう。

Ryzen 7 7800X3Dについては、今でもかなり完成度の高いCPUです。ひとつ前の世代とはいえゲーム性能は十分に高く、消費電力の低さも優秀。価格次第では、今でもかなり魅力的な選択肢になります。

特にRTX 5060 Tiが得意とするフルHD/WQHDでは、7800X3Dの強みを活かしやすいです。平均fpsだけでなく最低fpsも安定しやすく、ワンランク上のなめらかなゲーム環境を狙えるのがポイント。コスパ重視で考えるなら、7800X3Dはまだまだ有力です。

さらに、AM5環境なので将来的に上位CPUへ乗り換えやすい点もメリットです。まずは7800X3Dでしっかり使い、あとから次世代CPUへアップグレードする、といった運用もしやすいでしょう。

一方で、BTOパソコンのRTX 5060 Ti搭載モデルを選ぶ場合は、価格差も重要です。7800X3Dモデルと9800X3Dモデルの差が1万円以内に収まるなら、素直にRyzen 7 9800X3D搭載モデルを選んだほうが満足度は高いと思います。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

↑2スロット厚、冷却音が静かな3連ファン、シンプルな見た目で光らないグラボです。

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Ryzen 7 7800X3D+RTX 5060 Ti 16GBのBTOゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

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マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G6T 304,800円

Ryzen 7 7800X3D × RTX 5060 Ti 16GB 搭載モデル

マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G6T
CPURyzen 7 7800X3D
GPURTX 5060 Ti 16GB(VRAM 16GB GDDR7)
メモリ16GB(DDR5)
ストレージ500GB(Gen 4 NVMe)
M.2スロット2個(空き1)
CPUクーラー水冷(240mmラジエーター)
マザーボードA620Aチップセット(MicroATX)
サイズミニタワー(410 x 220 x 418 mm)
電源650W(80PLUS BRONZE)
ネットワーク有線 2.5Gbps/無線 オプション
保証3年保証(センドバック(送付修理))

304,800円 送料無料/納期 6営業日

高さ41cmのコンパクトなボディーにLEDファンを複数搭載し、USB Type-Cポートも手の届きやすい位置に配置。デザイン性と使いやすさを両立した新ケースを採用しています。

長時間のゲームプレイに強い水冷CPUクーラーを標準搭載し、基本パーツ構成もかなり優秀。

NVMe SSD用のM.2スロットは無いためストレージ拡張は控えめですが、その分価格が抑えられているのがポイント。あとから大容量SSDへ引っ越しする方法もあるので、予算優先の人でも問題ありません。

さらに、マウスコンピューターは標準で3年保証+24時間365日の電話&LINEサポート付き。初めてのゲーミングPCとしても安心して選べる一台です。

使い勝手が気になる人は実機レビューを参考にしてください。

公式サイトで見る

NEXTGEAR JG-A7G6T の価格の推移

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