Ryzen 7 5700XとRTX 5060Ti 16GBのゲーム性能ベンチマークとフレームレート比較

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BTOパソコンによくある以下の構成で、「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「ライブ配信性能」「消費電力」を比較しました。

  • Ryzen 7 5700X + RTX 5060Ti 16GB
  • Ryzen 7 9800X3D + RTX 5060Ti 16GB
  • Core Ultra 7 265F + RTX 5060Ti 16GB
  • Core i7-14700F + RTX 5060Ti 16GB
  • Core i5-14400F + RTX 5060Ti 16GB

CPUの違いによるパフォーマンスの差も分かるので、ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

この記事ではRyzen 7 5700Xに注目して解説します!

最初に結論を言うと、Ryzen 7 5700X+RTX 5060Ti 16GBの構成はコスパ重視の人なら問題なし。

いつかパーツを入れ替えるなど、将来のアップグレードまで考えている人はヤメた方が良いです。

使い方と予算感は人それぞれなので、「Ryzen 7 5700Xで問題ないか」の判断材料にしてください。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!
目次

CPU性能をざっくり比較

赤:優れている 青:劣っている

スクロールできます
5700X9800X3DUltra 7 265Fi7-14700Fi5-14400F
世代Zen 3Zen 5シリーズ2第14第14
対応ソケットAM4AM5LGA1851LGA1700LGA1700
Pコア数88886
Eコア数12124
ベースクロック3.4GHz4.7GHz2.4GHz2.1GHz2.5GHz
ブーストクロック4.6GHz5.2GHz5.3GHz5.4GHz4.7GHz
L3キャッシュ32MB96MB30MB33MB20MB
熱設計電力65W120W65W65W65W
発売開始年月2022年4月2024年11月2025年3月2024年1月2024年1月
販売開始価格42,800円86,800円71,800円61,800円34,800円
実売価格
2025年5月調査
26,000円93,800円50,980円48,980円20,780円
実売価格は変動するので参考程度にしてください

Ryzen 7 5700Xは価格が安いわりに8コアでパワーもそこそこあるのが特徴。

世代が古いので市場から消えてもおかしくないのですが、なかなかコレを上回る高コスパCPUが出てこないので、いまだに売れ続けている「不滅のCPU」です。

最強CPUと評判の高いRyzen 7 9800X3DはRyzen 7 5700Xより3倍以上も価格が高いけど、実際に使ってみると3倍の性能差はありません。

また、Core i5より少しだけ高い価格なのに、Core Ultra 7とCore i7に近いパフォーマンスで動作するので、かなり美味しいCPUです。

とはいえ、弱点もあります。

詳しくは後述するデメリットの項目を参考にしてください。たぶん、コスパ重視の人なら問題ないと思います。

ちなみに、最近のインテルCPUはEコア(高効率コア)を持ってますが、正直なところ、何に役立っているのかイマイチ実感しづらいです。裏方としてコツコツ働いてると思われますが、ゲーム中心で使うならEコアなしのRyzenでもまったく問題ありません。

CPUベンチマーク

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。CPU末尾の「K」とか「F」って何?

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定をBTOパソコンと同じ「定格」にして計測しました。

グラフだけで判断すると、最新のCore Ultra 7 265Fと旧世代のCore i7-13700KFが飛び抜けた性能に見えます。

CPUベンチマークというのはCPUリソースを100%使い切る「非現実的な意地悪いじわるテスト」で、基本的に最新世代でコア数が多いほど良いスコアになります。

ただ、ゲームや動画編集といった一般用途では、すべてのリソースを使い切ることはまずありません。

なので、CPUベンチマークスコアだけで性能を判断するのは、ヤメた方が良いでしょう。

Ryzen 7 5700Xはショボい性能に見えますが、実際に使ってみるとゲームではCore Ultra 7 265F/Core i7-14700Fとほぼ同じパフォーマンスで動作するのがポイントです。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。

Ryzen 7 5700Xのデメリット

Ryzen 7 5700Xは古い世代のCPUなので気になる点があります。

具体的には、CPUのアップグレード手段がほぼ終了していること。

Ryzen 7 5700Xは「ソケットAM4」という規格のもとに作られていて、すでに末期モデルです。

ソケットAM4
CPUを挿した状態

現在の主流は「ソケットAM5」で、ソケットAM4のCPUは2024年11月まで新製品が開発&発売されてたけど、今後の拡張やアップグレードを考えると将来性はありません。

ソケットAM5/こちらが最新規格
CPUを挿した状態

いつか最新のCPUに乗せ換えてパワーアップしたい!と考えている人はマザーボードやメモリなど、ほぼ丸ごと交換する必要があるので注意。

また、将来もっと高性能なグラフィックボードに交換すると、CPU性能が足を引っ張って本来のゲーム性能が出ません。

とはいえ、そんなマニアックなことをしない!とか、最後まで使い切る予定の人にとってデメリットは無いです。

グラフィック性能|RTX 5060 Ti 16GB

4つのグラフィックボードを使ってゲームのフレームレートを比較したところ、RTX 5060 Ti 16GBは「かなりの実力派」です。

もちろん、上位モデルのRTX 5070には負けるけど、フルHDかWQHDモニターにつなげて遊びたい人にとってベストなグラフィックボードと感じました。

ちなみに、同じ「RTX 5060 Ti」という名前でも、ビデオメモリ(VRAM)8GBモデルと16GBモデルでは、かなりの性能差があります。

比較に使用したゲームや、VRAM 8GBモデルとの違いについては、以下の関連記事をチェックしてください↓

その他、RTX 5000シリーズから採用されたマルチフレーム機能など、より詳しい特徴やデメリット、他のグラフィックボードとの性能比較は以下の記事で解説しています↓

検証用PCのスペック

スクロールできます
Ryzen 7
5700X
Ryzen 7
9800X3D
Core Ultra 7
265F
Core i7/i5
14700F
14400F
ケースCooler Master
CM690Ⅲ
長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
マザーボードASRock B550
Phantom Gaming 4
ASUS TUF GAMING
B850M-WIFI
レビュー
MSI Z890
GAMING PLUS WIFI
レビュー
MSI B760I
EDGE WIFI
レビュー
チップセットB550B850Z890B760
CPUクーラー空冷
Scythe 虎徹 MarkⅡ
空冷
AINEX SE-224-XTS
GPUPalit RTX 5060Ti
INFINITY 3 16GB
メモリ32GB
DDR4-3200
32GB
DDR5-4800
32GB
DDR5-5600
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×4
電源750W850W

基本的にめっちゃ高価なパーツは使っていません。

CPUクーラーは2,500円くらいで売ってた安物です。

電源容量はRTX 5060Tiの場合、600WあればOK。

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】パルワールド
  • 【重量級】Call of Duty Black Ops 6
  • 【重量級】モンスターハンター ワイルズ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】黒神話 悟空
  • 【重量級】STALKER 2
  • 【重量級】アサシンクリード シャドウズ
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

グラフの便利な使い方

グラフのラベルをタップすると、表示するCPUの数を調整できます。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】最高+レイトレON
  • 【画質2】パフォーマンス
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

「最高画質」だとCPU違いによるフレームレートの差は気にならないレベルです。

基本的に画質を上げるとGPUの負荷が高くなってCPUに仕事が回らず大きな差は出ません。(GPU側にボトルネック発生)

グラフィックの軽い競技向けの「パフォーマンス画質」だと、GPUの負荷が下がってCPUパワーの差が出るようになり、Ryzen 7 9800X3Dが狂ったようなフレームレートを叩き出します。

Ryzen 7 5700XはCPUの価格が安いわりにCore Ultra 7/Core i7に近いパフォーマンスで、Core i5は泣けるスコア。

また、Ryzen 7 9800X3D以外はCPU処理の限界に到達するのが早く、フルHD~4Kまでフレームレートが頭打ち状態(CPU側にボトルネックが発生)。RTX 5060Tiの性能を限界まで引き出せていなく「もったいない」感じがします。

こういった競技性の高いゲームは画質を落とす人が多いので、対戦FPSゲームが好きな人やプロゲーマーを目指しているならRyzen 7 9800X3Dが良いでしょう。

カジュアルに楽しむ人なら、どのCPUを選んでも十分なスピードが出ているので問題ありません。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの通常攻撃のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

Ryzen 7 9800X3Dは瞬間的に上限の300fpsを超える性能があると思われます。

Ryzen 7 5700Xは価格の高いCore i7とCore Ultra 7に近いパフォーマンス。

Ryzen 7 9800X3D以外はCPU処理の限界に達するのが早く、フルHDとWQHDのフレームレートが頭打ち状態。

4KはGPUの負荷が高くてCPUに仕事が回らず大きな差は出ません。

どのCPUを使っても快適に遊べるフレームレートです。

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【画質】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

ベンチマークの評価はフルHD~4Kまで「非常に快適」です。

CPUパワーに依存するゲームで、フルHDは同じRTX 5060Tiを使っているとは思えないほど差が出ます。

4KはGPUの負荷が高すぎてCPUに仕事が回らず誤差レベルです。

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測したFIGHTING GROUNDの平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

どのCPUと組み合わせても大きな差はありません。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

こちらもCPUパワーに依存するゲームで、Ryzen 7 9800X3Dが飛び抜けたスコア。

Ryzen 7 5700XとCore i5は98fps、Core Ultra 7は111fps、Core i7は116fpsでCPU処理の限界に達し、フレームレートが頭打ちになります。

ただ、このゲームは80fpsくらいあれば快適に遊べるので、CPUの違いが体感で分かる人は少ないでしょう。

【重量級】Call of Duty Black Ops 6

設定
  • 【画質】極限
  • 【DLSS】バランス
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

CPU違いによるフレームレートは誤差レベルでした。

どのCPUを選んでも快適に遊べます。

【重量級】モンスターハンター ワイルズ

設定
  • 【画質1】ウルトラ+レイトレーシング高
  • 【画質2】中+レイトレーシングOFF
  • 【フレーム生成】ON

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

このゲームはビデオメモリを大量に使います。VRAM 8GBだとマトモに遊べないので注意!

「ウルトラ画質+レイトレーシング高」の最高設定だと、まったり遊ぶ分には十分な速度です。

ただし、画質をかなり落とさないとフルHD/120fpsが出ないので、高フレームレートで遊びたい人はRTX 5070以上のグラボにしてください。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、RTX 5060TiならレイトレーシングONでもWQHDまで「ほぼ60fps」に張り付き状態で遊べます。

何度計測してもRyzen 7 5700Xが絶好調で一番良いスコアでしたけど、誤差レベルと思ってください。

スピンオフ作品のナイトレイン(NIGHTREIGN)もPCの要求スペックは同じなので、余裕で遊べると思います。

【重量級】黒神話 悟空

設定
  • 【画質】超高
  • 【レイトレーシング】超高
  • 【サンプリング解像度】50
  • 【フレーム生成】ON

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

このゲームは解像度によってサンプリング値が自動的に変わってしまうので、すべての解像度で4K最高設定である「50」に固定して計測しました。(アップスケール品質:パフォーマンスに相当)

2025年4月にRTX 5000シリーズのマルチフレーム対応にアップデートされましたが、専用ベンチマークアプリは非対応なため、マルチフレームOFFの計測結果です。

実際にはグラフの数字から最大2倍のフレームレートが出るはずなので、十分なパフォーマンスだと思います。

微妙にRyzen 7 5700Xのスコアが低いけど、体感で違いが分かる人は少ないでしょう。

【重量級】STALKER 2

設定
  • 【画質】最高
  • 【アップスケール品質】パフォーマンス
  • 【マルチフレーム】x 4

町内の固定ルートをダッシュしたときの平均フレームレート

RTX 5000シリーズのマルチフレーム対応ゲームです。

Ryzen 7 5700Xはイマイチなスコアでした。

とはいえ、4Kまで快適に遊べるフレームレートが出ているので、CPUの違いが分かる人は少ないでしょう。

【重量級】アサシンクリード シャドウズ

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】全体的に拡散
  • 【アップスケール品質】バランス
  • 【マルチフレーム】x 4

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

こちらもマルチフレーム対応ゲームです。

CPU違いによるフレームレートは誤差レベル。

マルチフレームに対応したゲームだと、どんなゲームも4K/最高画質で遊べます。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシング オーバードライブ
  • 【マルチフレーム】x 4

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

マルチフレーム対応ゲームです。

どのCPUを使っても体感できる差はありません。

ゲーム性能のまとめ

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは大きく変わります。

Ryzen 7 9800X3Dが最強ですけど、CPUの価格が高すぎてミドルクラスPCにはちょっとバランスが悪いです。

その他のCPUとRyzen 7 9800X3Dのパフォーマンス差はこうなります↓

CPU9800X3Dとの
性能差
Ryzen 7 5700X-19.1%
Core Ultra 7 265F-15.4%
Core i7-14700F-17.6%
Core i5-14400F-23.1%

Ryzen 7 5700Xのゲーム時のパフォーマンスは、価格の高いCore i7-14700Fに近いです。(わずか1.5%の差)

パルワールドとSTALKER 2が低いスコアだったので、星の数ほどあるゲームの中には期待したパフォーマンスが出ないケースもありそうです。

とはいえ、そのハンデを含めてもRyzen 7 5700Xの性能は「なかなか良い」と思います。

注意点として、上記の性能差は画質を落としてCPUパワーを絞り出した結果と、フレームレート60fpsが上限のゲームを含みます。

最高画質で計測したゲームとフレームレートに上限が無いゲームの平均値を出すとこうなります↓

平均フレームレートの補足(タップして読む)

平均フレームレートは最高画質設定のみ、フレームレート上限の無いゲームのみで算出しています。

以下のゲームを除く

  • フォートナイト(パフォーマンス画質を除く)
  • モンハンワイルズ(中画質を除く)
  • ストリートファイター6(60fpsが上限のため)
  • エルデンリング(60fpsが上限のため)

マルチフレームが使えるゲームだと、平均fpsを大きく超えるフレームレートが出ます。

RTX 5060Ti 16GBはもっと高いフレームレートを出せるポテンシャルがあるので、平均fpsは参考程度にしてください。

Ryzen 7 5700Xはフォートナイトで画質をめっちゃ落とすと良いパフォーマンスだったけど、最高画質のゲームだけで比較するとCore i5-14400Fと同じくらいでした。

とはいえ、価格が高いCore i7やCore Ultra 7と大きな差はなく、ほとんど誤差レベルだと思います。

Ryzen 7 5700XはRTX 5060TiのターゲットであるフルHD/WQHDで最高画質/平均120fps以上で遊べるので、ほとんどの人にとって十分な性能です。

カジュアルなゲーマーだと120fps以上のフレームレートは体感で違いが分からない人が多いです!

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは上記のようなヘビークリエイター向けのベンチマークは行わず、動画・写真編集といった一般的な作業のパフォーマンスで比較しました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 5060Ti 16GBを使ったエンコードはCPU 20~50%、GPU 80~90%くらいの配分で動作。

わりとGPUヘビーな処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります
フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Media Encoder v.25.2
Ryzen 7 5700X+RTX 5060Ti 16GB
1分11秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
1分04秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
1分03秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
1分08秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
1分12秒

↑フルHDエンコードは負荷が少ないので、どのCPUと組み合わせても10分の実時間よりかなり早く処理が完了します。

Ryzen 7 5700XはCore i5-1400Fと同じくらいの速度で、他のCPUより遅く見えますが特にストレス無くさくさく作業できます。

4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Media Encoder v.25.2
Ryzen 7 5700X+RTX 5060Ti 16GB
5分05秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
4分36秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
4分35秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
4分43秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
4分47秒

↑4Kエンコードは負荷の高い処理で、Ryzen 7 5700Xだと体感でハッキリ分かるほど遅いです。

とはいえ、どのCPUを使っても10分の実時間よりは早く処理できるけど、けっこう時間が掛かります。

そもそもRTX 5060TiクラスのGPUは4Kの処理はあまり得意ではありません。

ヘビーなクリエイティブ作業をする人ならRTX 5070Ti以上のグラボを選ぶと良いでしょう。

AIノイズ除去(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ10枚を一括ノイズ除去した処理時間です。

AIノイズ除去
適用量:50
Ryzen 7 5700X+RTX 5060Ti 16GB
1分15秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
1分08秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
1分11秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
1分12秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
1分18秒

AIノイズ除去はCPU 25~40%、GPU 95%くらいのパワー配分で動作。GPUヘビーな処理です。

  • Core i5-14400Fはコア数が少ないのでCPU 60%くらいで動作してました

こちらもRyzen 7 5700XはCore i5-14400Fに近い速度。

最速のRyzen 7 9800X3Dとくらべても、めっちゃ差があるわけではありません。

1枚単位の処理だったら、ほとんど気にならないと思います。

RAW現像(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ100枚をL判サイズに現像したときの処理時間です。

RAW現像 100枚
2400万画素→L判サイズ
Ryzen 7 5700X+RTX 5060Ti 16GB
26.49秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5060Ti 16GB
15.54秒
Core Ultra 7 265F+RTX 5060Ti 16GB
15.23秒
Core i7-14700F+RTX 5060Ti 16GB
22.41秒
Core i5-14400F+RTX 5060Ti 16GB
26.51秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整1500 x 1050
解像度300px/インチ

RAW現像はCPU 85~100%、GPU 35~40%くらいの配分で動作。CPUヘビーな処理です。

こちらもRyzen 7 5700XはCore i5-14400Fくらいの速さでした。

Ryzen 7 9800X3DとCore Ultra 7 265Fが速いけど、1枚単位の処理だったら気になるほどの差はありません。

とはいえ、もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出ると思われます。

クリエイティブ性能のまとめ

Ryzen 7 5700Xのクリエイティブ処理能力はCore i5-14400Fに近いです。

ただ、ゲームが中心で、たま~にフルHDの動画編集をするって人ならRyzen 7 5700Xで問題ないと思います。

クリエイティブアプリは色々あるので、アプリによっては結果が変わると思われます。参考程度にしてください。

ゴリゴリのクリエイターなら、価格がめちゃめちゃ高いRyzen 9/Core Ultra 9などの最上位CPUと、RTX 5070 Ti以上の組み合わせの方が時間効率が良いです。

ゲーム実況配信チェック

サイバーパンク2077をOBS StudioとVTube Studioを使ってアバター合成+録画しながらTwitchにライブ配信テストをしました。

なお、すべての環境で同一の負荷を掛けるため、ゲーム内のベンチマークモードで計測しています。

WQHD/最高画質でゲームしつつ、フルHDにダウンスケールして60fpsで配信というイメージです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。
OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

すべての構成でドロップフレーム0%、映像がカクつくこともなく、どのCPUが配信に弱いって印象はありません。

とはいえ、配信するとフレームレートは落ちるので、高fpsが重要なゲームであれば画質や解像度を落とす必要はあると思います。

どうしても高解像度・高フレームレートにこだわるなら、キャプチャーユニット+配信専用PCを使った「2PC配信」にして負荷を分散させた方が良いでしょう。

2PC配信だとCPUパワー不足のジレンマから解放されるほか、フレームレートの低下も無し。配信も安定するので無理に1PCの配信にこだわらなくてもOKです。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!

消費電力チェック

各CPU+RTX 5060Ti 16GBを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
フルHD~4K
エンコード
フルHD
動画視聴
Hulu
5700X250-270W155-170W65-70W
9800X3D245-290W160-170W60-65W
265F255-290W150-160W65-70W
14700F270-310W180-190W70-75W
14400F235-255W140-145W60-65W

Core i5-14400Fがもっとも省電力でした。悪く言うとパワーが無いから消費電力が低いとも言えます。

Ryzen 7 5700Xもいい感じに省電力で、重たいゲームで遊ぶと最大270Wくらいが目安です。

とはいえ、どのCPUを使っても極端に大きな差はありません。

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

四捨五入した大雑把な消費電力を掲載しています。

システム環境やゲームによって消費電力は変動するので、目安として参考にしてください。

【まとめ】Ryzen 7 5700X+RTX 5060Ti 16GBの構成について

まとめると、こんな感じです。

RTX 5060Ti 16GBまとめ

  • フルHD/WQHD解像度/最高画質で遊べる
  • マルチフレーム対応ゲームなら4KでもOK
  • 8GBモデルだと最新ゲームは厳しい

Ryzen 7 5700Xまとめ

  • 価格以上のパフォーマンス
  • ゲーム時の性能はCore i7と変わらない
  • クリエイティブ系の処理はCore i5に近い

RTX 5060Ti 16GBについては、フルHD/WQHDモニターにつなげて遊びたい人に最適です。

大容量ビデオメモリのおかげであらゆるゲームを最高画質で遊べるほか、動作が極めて安定しているのもポイント。

ただ、どんなゲームも4Kまで最高画質で動くけど、実用的な解像度はWQHDまでと思ってください。

繰り返しますが、価格の安いVRAM 8GBモデルを選ぶと快適に遊べるゲームが限られてしまうので注意!

Ryzen 7 5700Xについては、価格の高いCore i7-14700Fに負けないゲームパフォーマンスで、映像編集はCore i5に近いパワーでした。

4K動画編集みたいなヘビーなクリエイティブ処理は苦手ですけど、影響を受ける人は非常に少ないと思われます。

あくまでRTX 5060Ti 16GBと組み合わせた時の評価ですが、CPUの価格からすると最新ゲームを低予算で遊びたい人にとって「普通に良い」です。(飛び抜けて良くは無い)

BTOパソコンだと「Ryzen 7 5700X+RTX 5060Ti 16GBモデル」の価格はCore i7-14700Fモデルより安いので、コスパ重視でPCを探している人とって良い選択となるでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

↑2スロット厚、冷却音が静かな3連ファン、シンプルな見た目で光らないグラボです。

CPUとGPUの組み合わせをチェック!

Ryzen7 5700X+RTX 5060 Ti 16GBのBTOゲーミングPC

ここまでの解説を踏まえて、おすすめのPCをご紹介します。

かんたんお宝PC検索

検索してサクっとお宝PCを見つけよう!

マウス NEXTGEAR JG-A7G6T 5700X

CPURyzen 7 5700X
GPURTX 5060 Ti 16GB
CPUクーラー
解説
水冷
240mm
メモリ
解説
16GB
DDR4
ストレージ
解説
1TB
Gen 4 NVMe
M.2スロット数
解説
2個(空き1)
マザーボード
解説
B550チップセット
MicroATX
高さ x 幅 x 奥行
解説
410 x 220 x 418
ミニタワー
電源
解説
750W
80PLUS BRONZE
ネットワーク有線:1Gbps
無線:オプション
サポート
価格269,800円
ポイント
  • コスパ良いハイクラスCPU
  • 拡張性が高い
  • 大容量ビデオメモリ
  • サポートが強力
  • 3年保証
  • クリエイティブ性能が少し低い

マウスコンピューターのRyzen 7 5700X+RTX 5060 Ti 16GBな新モデルです。

高さ41cmのコンパクトボディーに加え、LEDファンを標準装備しているほか、10Gbps対応の高速USBポート、NVMe SSDを増設できるM.2スロットを備えるなど、拡張性にも優れているのが特徴。

さらに、3年保証+365日24時間の電話&LINEサポート付きという安心感も◎。

「これからPCゲームを始めたい!」という人にちょうどいい、手が届きやすい一台です。

\シブい黒ボディー

\おしゃれな白ボディー

3年保証・超強力サポート!

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ryzen7 rtx5060ti

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更新:2026年4月13日

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価格GPUCPUメモリストレージメーカーおすすめフルHDWQHD4K光る光らない標準中型小型空冷水冷Wi-FiM.23年保証サポート納期レビュー
144980円RTX 5050Core i5-14400F16GB1TBドスパラ111111111
169800円Ryzen Z2 Ex24GB1TBASUS11111111
179800円RTX 5060Ryzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
184980円RTX 5060Ryzen 5 7500F16GB500GBドスパラ11111111
189800円RTX 5060Ryzen 7 5700X32GB1TBOZgaming11111
194980円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ11111111
198980円RTX 5060Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111
199800円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア111111
199800円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 5700X32GB1TBフロンティア11111111
213980円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 770016GB500GBドスパラ111111111
219800円RTX 5060Ryzen 7 5700X16GB1TBマウス111111111
233980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 770016GB500GBドスパラ1111111111
238980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111111
239980円RTX 5070Ryzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
249800円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 770016GB1TBマウス1111111111
253980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 770016GB500GBドスパラ11111111
254980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
254980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 5700X16GB500GBドスパラ111111111
268980円RTX 5070Ryzen 7 770016GB500GBドスパラ111111111
269800円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 5700X16GB1TBマウス1111111111
269980円RX 9060 XT 16GBRyzen 7 770032GB1TBツクモ1111111111
269980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 770032GB1TBツクモ11111111111
274980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ111111111
274980円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB500GBドスパラ1111111111
285800円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBフロンティア111111111
292800円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBフロンティア111111111
299800円RTX 5070Ryzen 7 770016GB1TBマウス111111111
299800円RTX 5070Core Ultra 7 270K+32GB1TBフロンティア111111111
299990円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 770032GB1TBツクモ11111111111
299990円RTX 5070Ryzen 7 770032GB1TBツクモ11111111111
304800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D16GB1TBマウス1111111111
309800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBOZgaming111111111
314800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
329980円RTX 5070Ryzen 7 9700X32GB1TBツクモ1111111111
339800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB1TBOZgaming11111111
344800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
349980円RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ111111111
349980円RTX 5070Ryzen 7 9800X3D32GB1TBツクモ1111111111
359980円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ11111111111
369800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
369800円RTX 5070 TiCore Ultra 7 270K+32GB2TBフロンティア111111111
394900円RX 9070 XTRyzen 7 9700X32GB1TBマウス1111111111
399715円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D32GB2TB日本HP111111111
405800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBOZgaming111111111
409990円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ11111111111
414800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBフロンティア111111111
419800円RX 9070 XTRyzen 7 9800X3D32GB1TBマウス1111111111
419800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBOZgaming111111111
434800円RTX 5080Core Ultra 7 270K+32GB2TBフロンティア11111111
459980円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D32GB2TBツクモ111111111
469800円RTX 5080Ryzen 7 9850X3D32GB2TBフロンティア11111111
474800円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB2TBフロンティア111111111
479980円RTX 5070 TiRyzen 7 7800X3D32GB1TBドスパラ111111111
509980円RTX 5070 TiRyzen 7 9800X3D32GB1TBドスパラ111111111
585714円RTX 5080Ryzen 7 9800X3D64GB2TB日本HP111111111

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