Ryzen 7 7800X3DとRTX 4070 SUPERのゲーム性能をベンチマーク 9800X3D、9700X、Core i7-14700Fと比較レビュー

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ゲーム時のパフォーマンスが極めて高いRyzen 7 7800X3Dと、RTX 4070 SUPERを組み合わせた構成で「ゲーム性能」「クリエイティブ性能」「ライブ配信性能」「消費電力」を検証しました。

以下の構成と比較をしたので、CPUの違いによるパフォーマンスの差もわかります。

  • Ryzen 7 9800X3D+RTX 4070 SUPER
  • Ryzen 7 9700X+RTX 4070 SUPER
  • Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER

ゲーミングPCの購入や、自作PCの構成を検討している人は参考にしてください。

すぐにゲームのベンチマークが見たい!って人は、このボタンをタップ↓

CPUとGPUの組み合わせをチェック!

現行・主流モデルから、当サイトで実機検証したCPU/GPUのみ選べます。

▶ CPUとGPUのバランスって何? 図でわかりやすく解説

目次

CPU性能をざっくり比較

競合するCPU「Ryzen 7 9800X3D」「Ryzen 7 9700X」「Core i7-14700F」と比較します。

スクロールできます
7800X3D9800X3D9700Xi7-14700F
世代
(アーキテクチャ)
Zen 4Zen 5Zen 5第14
対応ソケットAM5AM5AM5LGA1700
Pコア数8888
Eコア数12
ベースクロック4.2GHz4.7GHz3.8GHz2.1GHz
ブーストクロック5.0GHz5.2GHz5.5GHz5.4GHz
L3キャッシュ96MB96MB32MB33MB
熱設計電力120W120W65W
(105W)
65W
限界温度89℃95℃95℃100℃
CPU末尾の「F」って何?

最新のZen 5は技術的に進化した点は多くあるものの、実際に使ってみると飛び抜けたパフォーマンス向上は体感できず、Zen 4のRyzen 7 7800X3Dでも「まだまだ余裕」と感じます。

また、Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dといった、「X3D」が付くモデルは、巨大なキャッシュメモリ(3D V-Cache)を持つのがポイント。

キャッシュが効くゲームだと狂ったようなフレームレートになるのが特徴で、一度体験すると他のCPUに全く興味が無くなる強烈な魅力を持っています

ゲームにおいてはキャッシュメモリが多いほどパフォーマンスが上がるので、ヘビーゲーマーならRyzen 7 9800X3Dと7800X3Dがおすすめ。

カジュアルにゲームを楽しむ人なら、価格の安いRyzen 7 9700Xが良いでしょう。

Core i7-14700Fは「CPUは絶対にインテルじゃないとダメ!」って人が選んでください。

なお、Ryzen 7 9700XにはTDP 105Wモードが追加されました。実際に検証したところ、デフォルトのTDP 65Wモードとほとんど性能差はありません。詳しくは関連記事をチェックしてください。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dの違い

Ryzen 7 9800X3DはアーキテクチャがZen 4からZen 5に更新されたことで、処理能力が「少し」パワーアップ。

その他、巨大な3D V-Cacheのレイアウトを見直したことにより、発熱に強くなって最大クロックが上昇したのが特徴です。

限界温度も89℃→95℃まで上昇し、オーバークロックができるようになったのもポイント。

マザーボードの設定をいじるなどマニアックな手順は必要ですが、より秘めたパワーを引き出す楽しみもあり。

Ryzen 7 7800X3Dの弱点とも言われたクリエイティブ系の処理もパワーアップしたので、たぶん、無敵のCPUです。

しかし、Ryzen 7 9800X3Dにもデメリットはあります。

  • 消費電力が高い
  • BTOパソコンの価格が高い
  • ゲーム時の体感差は少ない

Ryzen 7 9800X3Dはパワーがある分、ゲーム時の消費電力が7800X3Dより40Wほど高くなります。

また、BTOパソコンだとショップによって7800X3Dモデルより2~5万円ほど高いのと、そもそも7800X3Dの性能が高いので、ゲームでは9800X3Dとの性能差を体感できるかは人によると思います。

Socket AM5

なお、CPUを取り付けるソケットは同じ「AM5」なので、Ryzen 7000系を使っている人ならCPUを交換するだけで簡単にRyzen 9000系にアップグレードができます。(BIOSを最新にアップデートする必要あり)

CPUベンチマーク

PassMark CPU Benchmarks

  1. 58585
  2. 48666
  3. 43898
  4. 38953
  5. 35898
  6. 35053
  7. 34962
  8. 34657
  9. 32575
  10. 28542
  11. 28130

CPUの総合性能を評価する「Passmark」のスコアです。

グラフに記載してあるCPUはすべて当サイトで所有しているものを使い、電力設定をBTOパソコンと同じ「定格」にして計測しました。

グラフだけで判断すると、最新のCore Ultra 7 265KFと旧世代のCore i7-14700KF/13700KFが飛び抜けた性能に見えます。

CPUベンチマークというのはCPUリソースを100%使い切る「非現実的な意地悪いじわるテスト」で、基本的に最新世代でコア数が多いほど良いスコアになります。

ただ、ゲームや動画編集といった一般用途では、すべてのリソースを使い切ることはまずありません。

なので、CPUベンチマークスコアだけで性能を判断するのは、ヤメた方が良いでしょう。

Ryzen 7 9800X3Dと7800X3Dはベンチマークスコアに現れない部分が強く、実際に使ってみると他のCPUを圧倒し、最強ゲーミングCPUと言われています。

ここではCPU性能の大雑把な順番として、ふ~んと眺める程度でOKです。

  • ゲームや動画編集などはCPUとGPUが共同して処理をします。CPUベンチマークのようなCPU単独で完結する処理は現実的にはほとんど無いので、ベンチマークスコアと実パフォーマンスは一致しません。
  • Core Ultra 7 265KFは現状だとベンチマークスコアほど飛び抜けた性能は無く、実運用ではCore i7-14700F以下のパフォーマンスです。詳しくは上位モデルのRTX 4070Ti SUPERを使った検証結果を参考にしてください。

検証用PCのスペック

スクロールできます
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 9700X
Core i7-14700F
ケースアユート/長尾製作所
オープンフレーム
レビュー
長尾製作所
オープンフレーム
マザーボードASRock B650M
PG Riptide WiFi
ASRock H670
PG Riptide
CPUクーラー空冷
AINEX SE-224-XTS
GPURTX 4070 SUPER
MSI VENTUS 2X
メモリ32GB
DDR5-4800
32GB
DDR4-3200
ストレージ2TB Gen 4×42TB Gen 4×4
電源850W850W

一般的なBTOパソコンと同じ仕様で、めっちゃ高性能なパーツは使っていません。

CPUクーラーは2,500円くらいで売ってた安物です。(販売終了)

電源容量はRTX 4070 SUPERの場合、650Wあれば問題ありません。

テストPCは見た目が違うだけで、BTOパソコンと同じです!

ゲーム性能とボトルネック

グラフィックスの重さが「軽い」「中程度」「重い」の3パターンで検証しました。

  • 【軽・重量級】フォートナイト
  • 【中量級】オーバーウォッチ2
  • 【中量級】ストリートファイター6
  • 【中量級】FF14黄金のレガシー
  • 【中量級】ゼンレスゾーンゼロ
  • 【中量級】原神
  • 【中量級】崩壊スターレイル
  • 【中量級】パルワールド
  • 【中量級】龍が如く8
  • 【中量級】アーマードコア6
  • 【重量級】ファークライ6
  • 【重量級】アサシンクリードミラージュ
  • 【重量級】エルデンリング
  • 【重量級】サイバーパンク2077

すべて当サイトによる計測値です。ゲームのバージョンやシステム構成によってフレームレートは変わります。

快適にゲームを遊ぶフレームレートの目安

スクロールできます
ゲームの重さタイトル例快適に遊べる目安
軽量級レインボーシックス・シージ
フォートナイト(DX11)
Apex Legends
VALORANTなど
FPSゲーム
120fps〜
中量級ゼンレスゾーンゼロ
鳴潮(めいちょう)
ステラーブレイドなど
アクションゲーム
120fps〜
重量級モンスターハンターワイルズ
アサシンクリードシリーズ
サイバーパンク 2077など
レイトレーシング対応ゲーム
80fps〜

フレームレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のこと。(単位fps)

書き換え回数が多いほど「なめらか」な映像になります。

最近のゲームはグラフィックスに凝ったものが多いので、基本的に重量級が快適に動作するPCを選ぶのが良いです。

【軽・重量級】フォートナイト

設定
  • 【画質1】DX12最高+レイトレON
  • 【画質2】パフォーマンス
  • 【DLSS】バランス

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(移動・建築・戦闘を含む)

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 124fps
  2. 126fps
  3. 123fps
  4. 116fps

WQHD

  1. 97fps
  2. 96fps
  3. 97fps
  4. 93fps

4K

  1. 63fps
  2. 63fps
  3. 63fps
  4. 61fps

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

グラフィックの重い「DX12設定」だと、GPU負荷の少ないフルHDだけ微妙にRyzenが強いです。

基本的に画質を上げるとGPUの負荷が高くなってCPUに仕事が回らず差は出ません。(GPU側にボトルネック発生)

グラフィックの軽い「パフォーマンス設定」だと、GPUの負荷が下がってCPUパワーの差が出るようになり、9800X3Dと7800X3Dが狂ったようなフレームレートを叩き出します。9700Xもなかなか良いスコア。

Core i7だと380fpsあたりでCPU処理の限界に達し(ボトルネックが発生)、RTX 4070 SUPERの性能を限界まで引き出せていなく「もったいない」感じがします。

また、最低フレームレートもRyzenの方が安定して高いです。

実際のところ700fpsとか必要な人間って少ないと思いますけど、動きの激しいシーンでは大きくフレームレートが動くので、ヘビーシューターなら9800X3Dと7800X3Dがおすすめ。

長く現役で使いたい!って人もインテルよりRyzenが良いです。

【中量級】オーバーウォッチ 2

設定
  • 【画質】ウルトラ
  • 【高品質アップスケーリング】FSR1.0
  • 【視野角】デフォルト(103)
  • 【レンダースケール】自動
  • 【NVIDIA REFLEX】有効+ブースト

同一リプレイファイルの同じシーンの平均フレームレート(5vs5の乱戦時)

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 326fps
  2. 334fps
  3. 324fps
  4. 319fps

WQHD

  1. 225fps
  2. 227fps
  3. 225fps
  4. 221fps

4K

  1. 197fps
  2. 198fps
  3. 197fps
  4. 194fps

※戦闘パターンや場所(オブジェクトの数)によってフレームレートは大きく変わります

デフォルト画質である「ウルトラ」でフルHD~4Kまで十分な速度です。

平均フレームレートは似たような感じですけど、最低フレームレートは9800X3Dと7800X3Dが優れています。

FPSゲーマーなら迷わず9800X3Dか7800X3Dを選んだ方が良いでしょう。

他の中量級FPSゲームとして「Apex Legends」もありますが、だいたい同じようなフレームレートで遊べます。(300fpsが上限)

※Apex Legendsは同じパターンの戦闘シーンを再現できないため未計測

【中量級】ストリートファイター6

設定
  • 【画質】HIGHEST

ベンチマークソフトで計測したFIGHTING GROUNDの平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

WQHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

4K

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

RTX 4070 SUPERのPCなら、どのCPUとの組み合わせでも4Kまで上限の60fpsに張り付きプレイができます。

余裕の性能です。

【中量級】FF14 黄金のレガシー

設定
  • 【プリセット】最高品質
  • 【アップスケール】DLSS
  • 【フレームレートしきい値】常に適用

ベンチマークソフトで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 257fps
  2. 277fps
  3. 226fps
  4. 193fps

WQHD

  1. 226fps
  2. 241fps
  3. 185fps
  4. 186fps

4K

  1. 132fps
  2. 133fps
  3. 132fps
  4. 132fps

ベンチマークの評価はフルHD~4Kまで「非常に快適」です。

9800X3Dと7800X3Dのキャッシュメモリと相性が良いゲームで、同じRTX 4070 SUPERを使っているとは思えないほど差が出ます。

4KはGPUの負荷が高すぎてCPUに仕事が回らず差が出ません。

【中量級】ゼンレスゾーンゼロ

設定
  • 【画質】高

適合トレーニングで戦闘時の平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 298fps
  2. 299fps
  3. 292fps
  4. 250fps

WQHD

  1. 287fps
  2. 291fps
  3. 283fps
  4. 249fps

4K

  1. 154fps
  2. 155fps
  3. 154fps
  4. 151fps

同じ戦闘パターンを再現するため、アンビーの通常攻撃のみで20秒間の平均フレームレートを計測しました。

GPU負荷の少ないフルHDとWQHDでRyzenが良いスコア。

Core i7は250fpsくらいで処理の限界に達し、フルHDとWQHDのフレームレートがほぼ同じです。

4KはGPUの負荷が高くて誤差レベルになります。

【中量級】原神

設定
  • 【画質】高
  • 【アンチエイリアス】FSR2

戦闘中の平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

WQHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

4K

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

フレームレート60fpsが上限のゲームです。

RTX 4070 SUPERだとオーバースペック。RTX 4060でも4Kまで60fpsに張り付きます。

【中量級】崩壊スターレイル

設定
  • 【画質】最高

移動・戦闘など全てのシーンのフレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

WQHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

4K

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

こちらも上限が60fpsのゲームで、RTX 4070 SUPERだとオーバースペック。

RTX 4060でも4K/60fpsに張り付きます。

【中量級】パルワールド

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】バランス
  • 【その他】デフォルト

レベル50拠点内を走った平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 178fps
  2. 191fps
  3. 123fps
  4. 112fps

WQHD

  1. 162fps
  2. 165fps
  3. 121fps
  4. 109fps

4K

  1. 99fps
  2. 100fps
  3. 97fps
  4. 100fps

9800X3Dと7800X3Dのキャッシュメモリ(3D V-Cache)と相性の良いゲームです。

9700Xは120fpsくらい、Core i7は110fpsくらいがボトルネック発生のしきい値となります。

4KはGPUの負荷が高いので誤差レベル。

【中量級】龍が如く8

設定
  • 【画質】最高
  • 【DLSS】AUTO
  • 【フレーム生成】ON

アナコンダショッピングセンター内をOKAサーファーで走行中の平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 232fps
  2. 233fps
  3. 229fps
  4. 227fps

WQHD

  1. 170fps
  2. 171fps
  3. 166fps
  4. 169fps

4K

  1. 112fps
  2. 113fps
  3. 110fps
  4. 112fps

コマンド選択型RPGなので、60fps以上出ていれば快適に遊べるゲームです。

PS5みたいなゲーム機とは別次元のゲーム体験ができます。

CPU違いによるパフォーマンスは誤差レベルでした。

【中量級】アーマードコア 6

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: armored-core6-photo7_1024_20230831_054230.jpg
設定
  • 【画質】最高
  • 【自動描画調整】ON

ARENA 28/Fで戦闘中の平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 120fps
  2. 120fps
  3. 120fps
  4. 119fps

WQHD

  1. 120fps
  2. 120fps
  3. 119fps
  4. 119fps

4K

  1. 83fps
  2. 84fps
  3. 79fps
  4. 79fps

フレームレートの上限が120fpsのゲームで、4Kでもストーリーを楽しむ分には十分な速度です。

CPUの違いによるパフォーマンスは誤差レベルですけど、9800X3Dと7800X3Dは少し余裕があるように感じます。

【重量級】ファークライ6

設定
  • 【画質】最高
  • 【レイトレーシング】ON
  • 【FSR】OFF

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 140fps
  2. 145fps
  3. 114fps
  4. 108fps

WQHD

  1. 124fps
  2. 125fps
  3. 112fps
  4. 107fps

4K

  1. 72fps
  2. 71fps
  3. 71fps
  4. 70fps

4K(FSR)

  1. 122fps
  2. 125fps
  3. 109fps
  4. 106fps

少し古い重量級ゲームですが、CPUパワーが良く乗るので紹介します。

フルHDとWQHDで9800X3Dと7800X3Dが飛び抜けたスコア。

9700Xは115fpsくらい、Core i7は110fpsくらいでCPUボトルネックが発生しますが、どのCPUでも問題ない速度です。

DLSSに対応していないゲームですが、AMDのアップスケール技術「FSR」には対応。

FSRをONにするとGPUの負荷が下がってCPUパワーが良く乗り、フレームレートが瀑上がり。4Kまで超快適に遊べます。

【重量級】アサシンクリードミラージュ

設定
  • 【画質】最高
  • 【解像度スケール】100%
  • 【アップサンプル】TAA

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 151fps
  2. 159fps
  3. 142fps
  4. 125fps

WQHD

  1. 118fps
  2. 119fps
  3. 121fps
  4. 115fps

4K

  1. 73fps
  2. 73fps
  3. 72fps
  4. 73fps

GPU負荷の少ないフルHDでRyzenが飛び抜けたスコアですけど、RTX 4070 SUPERならWQHD以上で遊ぶのがおすすめ。

WQHD以上はGPU負荷が高くてCPUに仕事が回らず、誤差レベルになります。

【重量級】エルデンリング

設定
  • 【プリセット】最高画質
  • 【画質1】レイトレーシングOFF
  • 【画質2】レイトレーシング最高
  • 【自動描画調整】ON

霊馬に乗って固定ルートを走った平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

WQHD

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

4K

  1. 60fps
  2. 60fps
  3. 60fps
  4. 60fps

フレームレートの上限が60fpsなゲームです。

DLSSやFSRといったアップスケール技術に未対応な為「かなり重たい」ゲームですが、レイトレーシングOFFなら4Kまで60fpsに張り付けます。

レイトレーシングONで4K/60fpsに張り付きたければ、少し画質を調節すればOKです。

【重量級】サイバーパンク 2077

設定
  • 【画質】レイトレーシングウルトラ
  • 【DLSS】自動
  • 【フレーム生成】ON

ゲーム内のベンチマークモードで計測した平均フレームレート

平均フレームレート (fps)

フルHD

  1. 168fps
  2. 173fps
  3. 168fps
  4. 161fps

WQHD

  1. 132fps
  2. 135fps
  3. 133fps
  4. 129fps

4K

  1. 82fps
  2. 83fps
  3. 83fps
  4. 80fps

RTX 4070 SUPERなら、どのCPUでも4Kまで快適に遊べます。

CPUの違いによるフレームレートは誤差レベルでした。

ゲーム性能のまとめ

平均フレームレート合計
RTX 4070 SUPERを使用
Ryzen 7 7800X3D
8735
Ryzen 7 9800X3D
8941
Ryzen 7 9700X
8027
Core i7-14700F
7433

CPUはGPUの性能を引き出す重要なパーツです。

同じグラフィックボードを使用しているにもかかわらず、CPUの違いでパフォーマンスは大きく変わります。

総合的にRyzen 7 9800X3D最強 … って感じですけど、7800X3Dと2%くらいしか差が出ませんでした。

  • テストしたゲームの中にはフレームレートに60fpsとか120fpsまでの上限があったので、MODを使って上限解除するなど、マニアックなことをすればもっと差が出るはず。ただし、現実的な体感差は少ない。

基本的に4KのパフォーマンスはGPUの負荷が高すぎて差が出ないゲームが多いので注意。

フルHDとWQHDでも、グラフィックにこだわった重たいゲームだと差が出にくいです。

グラフィックボードにRTX 4070 SUPERを使うと、一番性能の低いCore i7-14700Fでも普通に遊ぶ分には十分なフレームレートが出ます。

カジュアルなゲーマーだと、どのCPUを選んでも体感できる差は少ないでしょう。

とはいえ、ゲームは年々より高いスペックを要求してきます。

PCの性能を限界まで引き出す快感を求めるなら9800X3Dがベスト!

7800X3Dは世代が古いとはいえ、パフォーマンスは最新の9800X3Dと比べても飛び抜けた差はありません。

BTOパソコンだと価格は7800X3Dモデルの方が安いので狙い目です。

ゲーマー向けCPU

【1位】Ryzen 7 9800X3D

【2位】Ryzen 7 7800X3D(ほぼ1位と同じ)

【3位】Ryzen 7 9700X

【4位】Core i7-14700F

クリエイティブ性能チェック

クリエイティブ性能チェックはBlender、V-Ray、UL Procyonなどのベンチマークアプリを使うのが定番です。

当サイトでは上記のようなヘビークリエイター向けのベンチマークは行わず、動画・写真編集といった一般的な作業のパフォーマンスで比較しました。

動画編集(Premiere Pro)

4KとフルHDで撮影した60fps/10分間の動画をエンコードした時の処理時間です。

RTX 4070 SUPERを使ったエンコードはCPU 75~100%、GPU 90~100%くらいの配分で動作してました。

わりとがっつりパワーを使う処理です。

  • 組み合わせるGPUによってCPUとGPUの稼働配分が変わります
4Kエンコード
YouTube 2160p 4KUHD
Media Encoder v.25.0
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4070 SUPER
4分25秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4070 SUPER
4分22秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4070 SUPER
4分24秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
4分39秒

↑どのCPUを選んでも10分の実時間より早く処理できます。

Ryzen 7 9800X3Dが最速ですが、Core i7-14700F以外は誤差レベルに近いです。

Ryzen 7 7800X3Dはクリエイティブ系の処理に弱いと言われることが多いけど、十分な速度だと思います。

フルHDエンコード
YouTube 1080p FHD
Media Encoder v.25.0
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4070 SUPER
1分12秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4070 SUPER
1分09秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4070 SUPER
1分10秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
1分23秒

↑フルHDエンコードは負荷が少ないので、速攻で処理が終わります。

Core i7-14700F以外なら、どのCPUでも体感差はありません。

AIノイズ除去(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ10枚を一括ノイズ除去した処理時間です。

AIノイズ除去
適用量:50
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4070 SUPER
59.67秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4070 SUPER
56.42秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4070 SUPER
57.23秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
60.97秒

AIノイズ除去はCPU 25%、GPU 95%くらいのパワー配分で動作。GPUヘビーな処理です。

こちらもRyzen 7 9800X3Dがベストですけど、めっちゃ速いってわけでもないです。

Ryzen 7 7800X3Dも決して遅くはなく、普通にサクサクこなせます。

RAW現像(Lightroom Classic)

約2400万画素(6000 x 4000)のRAWデータ100枚をL判サイズに現像したときの処理時間です。

RAW現像 100枚
2400万画素→L判サイズ
Ryzen 7 7800X3D+RTX 4070 SUPER
20.53秒
Ryzen 7 9800X3D+RTX 4070 SUPER
16.72秒
Ryzen 7 9700X+RTX 4070 SUPER
17.56秒
Core i7-14700F+RTX 4070 SUPER
22.96秒
書き出し条件はこちら
画像形式JPEG
カラースペースsRGB
画質100
サイズ調整1500 x 1050
解像度300px/インチ

RAW現像はCPU 85%、GPU 30%くらいの配分で動作。CPUヘビーな処理です。

こちらもRyzen 7 9800X3Dが最速。

もっと複雑な処理をさせたら、さらに大きな差が出るでしょう。

クリエイティブ性能のまとめ

総合的にRyzen 7 9800X3Dがベスト。とてもゲーム特化CPUとは呼べない速さ。9700Xの上位版みたいな性能です。

ただ、Ryzen 7 7800X3Dと比べても飛び抜けて性能が良いわけではないです。

ゲーム中心でたまに動画編集もするって人なら、どのCPUでも問題ないと思います。

また、クリエイティブ系のアプリは色々あるので、アプリによっては結果が変わるかもしれません。

ゴリゴリのクリエイターなら、Ryzen 9などの最上位CPUの方が時間効率が良いでしょう。

あえて順位を決めるとしたら、以下のようになります。

クリエイティブ作業向けCPU

【1位】Ryzen 7 9800X3D

【2位】Ryzen 7 9700X

【3位】Ryzen 7 7800X3D

【4位】Core i7-14700F

ゲーム実況配信チェック

オーバーウォッチ2をOBS StudioとVtube Studio使ってTwitchにライブ配信・録画・アバター合成テストをしました。

OBS/VTube Studioの設定はこちら
映像エンコーダーNVIDIA NVENC H.264
レート制御CBR
ビットレート6000 Kbps

その他の設定はデフォルトです。

オーバーウォッチ2 ライブ配信

普通にプレイ

【画質】フルHD/ウルトラ
  1. 326fps
  2. 334fps
  3. 324fps
  4. 319fps

配信のみ

  1. 306fps
  2. 319fps
  3. 305fps
  4. 300fps

配信+録画

  1. 299fps
  2. 312fps
  3. 300fps
  4. 292fps

アバター+配信

  1. 291fps
  2. 299fps
  3. 293fps
  4. 276fps

アバター+配信+録画

  1. 287fps
  2. 293fps
  3. 288fps
  4. 273fps

同一リプレイファイルの同じシーンで計測した平均フレームレートです。

  • 配信アプリの設定やバージョン、ゲームによって変動します。参考値として見てください。

CPUによって多少の差は出るけど、フルHD解像度で「まずは始めてみたい」という人なら、どの構成でもゲームプレイに支障が出ることはありません。

視聴者の再生環境を考えると、WQHDや4Kといった高解像度な配信の需要は少なく、特別な理由がない限りフルHD配信がベストと思われます。(スマホの小っさい画面で視聴する人は多い)

注意点として、WQHDや4Kのゲーム画面を配信するにはそれなりのスペックが必要です。

そこまで本格的にやるなら、ゲーム用と配信・録画用でPCを分けて負荷を分散させる「2PC配信」にすれば問題ありません。

こだわりたい人はキャプチャーユニットなどを使って2PC配信にしよう!
ライブ配信向けCPU

【1位】どれでもOK

消費電力チェック

各CPU+RTX 4070 SUPERを使ったシステム全体の消費電力を計測しました。

スクロールできます
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
エンコード
4K
動画視聴
Hulu
7800X3D275~305W235~245W65~70W
9800X3D320~345W275~285W65~70W
9700X315~335W275~285W65~70W
14700F305~340W265~275W70~75W

Ryzen 7 7800X3Dがベスト。めっちゃ省電力。

7800X3Dの消費電力が低いのが謎だったのですが、「大容量キャッシュメモリのおかげで消費電力の高いメインメモリへのアクセスが減るため」だそうです。

Ryzen 7 9800X3Dはパワーがある分、7800X3Dよりも40Wくらい高い消費電力。ゲーム時のパフォーマンスは体感できるほどの差は無いので、ちょっと残念

計測方法はこちら

消費電力の測定はラトックシステムのRS-BTWATTCH2を使用。

システム環境やゲームによって消費電力は変動します。

省電力CPU

【1位】Ryzen 7 7800X3D

【2位】Ryzen 7 9700X/Core i7-14700F

【3位】Ryzen 7 9800X3D

CPU温度チェック|水冷と空冷どっち?

各CPUの動作温度をチェックしました。

すべて「サイドフロー空冷」を使った計測値です。

瞬間最大温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
エンコード
4K
7800X3D87℃78.1℃81.1℃
9800X3D85.1℃83.2℃72.9℃
9700X74.9℃76.9℃74.9℃
14700F75℃57℃71℃

瞬間最大温度はマニアな人以外は気にしなくてOKです。

  • CPUベンチマークは日常的にする人はいないので無視してOK

Core i7-14700Fは不具合対策のマイクロコードを適用したらかなり低発熱になったような気がします。

以前のCore i7-14700FはCPUベンチマークすると速攻で限界温度に到達したような …

平均温度

スクロールできます
CPUベンチマーク
Passmark
ゲーム
サイバーパンク2077
WQHD
エンコード
4K
7800X3D74.4℃68.3℃79.1℃
9800X3D65.2℃64.2℃69.3℃
9700X65.2℃70.4℃69.8℃
14700F53℃54℃56℃

Ryzen 7 7800X3Dの限界温度は89℃です。(最新のRyzen 7 9800X3Dは95℃)

89℃に達するとサーマルスロットリングが働いて出力が自動的に下がります。

総合的に7800X3Dの温度は高めですけど、平均温度は限界値まで余裕があるので気にする必要はありません。

7800X3Dと9800X3Dはキャッシュメモリのレイアウト方法が違うため、冷えにくいCPUなんだと思います。(温度が高いわりに消費電力は一番低い)

基本的にサイドフロー空冷で問題ないのですが、ケース内のエアーフロー設計はしっかり考えたほうが良いです。(BTOパソコンは対策されているので気にしなくてOK)

  • Ryzenは限界温度までブーストしまくる特性があるので、水冷にしても瞬間最大温度は変わらないことが多い
低発熱CPU

【1位】Core i7-14700F

【2位】Ryzen 7 9800X3D/9700X

【3位】Ryzen 7 7800X3D

ただし、すべて空冷で運用可能です。

総合評価

各テスト項目に以下の基準で点数を与えます。

  • 【1位】4
  • 【2位】3
  • 【3位】2
  • 【4位】1

まとめると、こんな感じです。

スクロールできます
7800X3D9800X3D9700X14700F
ゲーム3421
クリエイティブ2431
配信4444
消費電力4233
発熱の低さ2334
合計15171513

性能ではやっぱり最新のRyzen 7 9800X3Dが王者。

自作PCだったらCPUの価格は9800X3Dも7800X3Dも大きく変わらないので、迷わず9800X3Dを選んだ方が良いでしょう。

しかし、BTOパソコンの場合、9800X3Dと7800X3Dモデルの価格差は2~3万円もあります。

コスパの要素を加えた総合評価は以下です。

  • 3】Core i7-14700Fモデルはショップによって投げ売り状態
  • 2】Ryzen 7 7800X3Dと9700Xモデルはだいたい同じくらいの価格
  • 1】Ryzen 7 9800X3Dモデルはかなり高め
スクロールできます
7800X3D9800X3D9700X14700F
BTO PCの
価格
2123
総合評価17181716

使い方によっては7800X3Dと9700Xも良い選択です。

Core i7-14700Fもなかなか良いのですが、ゲームとクリエイティブパフォーマンスはRyzen以下なのでよ~く検討してください。

RTX 4070 SUPERにおすすめなCPU

【とにかく最強なら】Ryzen 7 9800X3D

【ゲーム中心なら】Ryzen 7 7800X3D

【バランス重視なら】Ryzen 7 9700X

【インテル好きなら】Core i7-14700F

【まとめ】ゲーム好きにとってアガリのCPU

まとめると、こんな感じです。

RTX 4070 SUPERまとめ

  • フルHD/WQHDゲームを最高画質/高フレームレートで楽しめる
  • 4K+レイトレONでも最高画質で70fps以上
  • DLSS 3対応ゲームなら無敵

7800X3Dまとめ

  • 使って面白いCPU
  • ツボにハマるとクレイジーパフォーマンス
  • 9800X3Dと体感できるほどの差は少ない
  • GPUの性能をしっかり引き出せる
  • 圧倒的に低い消費電力
  • クリエイティブ性能も悪くない
  • BTO PCの価格が9800X3Dモデルより安い
  • 4Kのフレームレートは上がらない

Ryzen 7 7800X3Dの魅力は圧倒的に低い消費電力でRTX 4070 SUPERのパワーを限界まで引き出せることです。

総合性能ではRyzen 7 9800X3Dに負けるものの、ゲーム時のパフォーマンスは相変わらずトップクラス。

まだまだ現役で使える超高性能CPUです。

BTOパソコンだとRyzen 9800X3Dモデルより安いので、ゲームメインで使う人にとって、これ以上ない「アガリのCPU」になるでしょう。

以上、参考になれば幸いです!

使用したグラフィックボードはこちら↓

高負荷時も動作音はすごく静か。LEDライティング機能のないシンプルなグラボです。

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▶ CPUとGPUのバランスって何? 図でわかりやすく解説

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